「晩春」デジタル修復サポーターの皆様

 

 昨日、11月25日(水)18:45からMoMAの愛称で知られているニューヨーク近代美術館にて、4Kデジタル修復版「晩春」のインターナショナルプレミアが開催されました。

 

 

掲出されたポスターも人気が高く、写真を撮る人が多く見られました。

 

 上映は、客席数200のシアター2で行われ、事前販売のチケットは完売。当日券を求めるお客様の列がカウンターにできていました。入場できずに帰られたお客様もいらっしゃったようで、申し訳なかったです。

 

 


 上映に先立ち、MoMAのキュレーターを務めているJosh Siegelさんから簡単な「晩春」の説明をした後に、今朝(日本では25日の深夜だったかと思います)の原節子さんの訃報について、場内のお客様に説明をしました。会場からは大きな悲鳴とどよめきが起きていました。

 

 


 Siegelさんの紹介で、松竹を代表しまして作品の紹介と、原節子さんの活躍と引退について、また、来場しているパートナーのシネリック社のエリック・ニアリさんとセス・ランドさんのご紹介をしました。最後に、このプレミア上映を原節子さんに捧げる旨、皆さんにお伝えしました。
 

 今回は、本編の上映に先立って、3分間にまとめた修復のデモンストレーション映像を上映しました。画面左側に修復前、右側に修復後の映像を並べたものです。

この映像は、どこかの機会で皆様にもご覧いただきたいと思います。

 左右に並んだ映像の違いは明白で、大きな修復が行われた箇所などでは、観客から声が上がるなど驚いた様子でした。また、終了後には多くの観客から拍手が起こりました。

 デモリールに続き、「晩春」の本編が上映されました。観客の多くが、父親と叔母のコミカルなやり取りをはじめ、多くのシーンで笑いが起きました。

 ともすると日本の劇場よりも観客の反応が大きく。一緒に鑑賞していて、うれしくなってしまいました。終盤の娘を送り出す笠さんの演技には、多くの観客が涙し、エンドクレジットと同時に、場内は大きな拍手に包まれました。

 上映終了後、劇場を後にした観客の反応は、修復の完成度を褒めていただくことが多く、また、作品の力強さを改めて認識したという方もおられ、小津監督の普遍的な人気を改めて実感したプレミアとなりました。

 

 

「晩春」サポーターの皆様のおかげをもちまして、このプレミアを実現させる

ことができました。改めて御礼申し上げます。

ありがとうございました。

 

「晩春」デジタル修復プロジェクト
 

 

 

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