18年間続けたアップルパイづくりを、障害者支援に繋げていきたい

18年間続けたアップルパイづくりを、障害者支援に繋げていきたい

支援総額

600,000

目標金額 600,000円

支援者
12人
募集終了日
2020年2月7日

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プロジェクト本文

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青森りんごのアップルパイを

障害者のみなさんと一緒につくりたい


こんにちは、鈴木幸子(すずきゆきこ)と申します。長年、青森県八戸市で福祉関係の仕事に携わったのち、現在は退職して仙台に住んでいます。福祉の現場では、生活支援や障害者支援に関わり、多くの方々の悩みの相談に乗りながら、常に障害者の自立とは何かを考え、模索する毎日でした。

 

そんな中、自分にできることはないかと考えて続けてきたのが、アップルパイづくりです。いつかは障害者のみなさんと一緒にアップルパイをつくり、彼らの働く機会につなげていきたい、そんな夢を描いてきました。退職を機にようやく時間ができたので、これまでは個人として細々と続けてきたアップルパイづくりを、いよいよ本格的に開始し、販売をはじめようと考えています。青森はりんごの故郷です。青森のりんごを使って、多くの人に手作りアップルパイをお届けしたいのです。

 

今回、皆様からのご支援をいただき、オープン、冷凍庫、冷蔵庫、真空パック機など、アップルパイづくりに必要な備品を購入したいと考えています。手作りをモットーにしていますので、大掛かりなものは必要ではありません。最低限の物を揃えたいのです。

 

大きな夢への第一歩を、皆様と一緒に踏み出せたら嬉しく思います。あたたかい応援を、どうぞよろしくお願いします。

 

 


福祉の現場で、模索する毎日でした

 

私が福祉の仕事に携わり始めた昭和49年頃は、障害者の方々が社会の中に出ることは、まだまだ難しい時代でした。家の中に隠され、ひっそりと暮らしている方々も多くいらっしゃる状況でした。


児童相談所に勤務していた頃の、印象に残っているエピソードがあります。とあるお母様が、重度の障害を持つ幼い子を連れて、扶養手当の申請の相談にいらっしゃいました。書類作成を終え、玄関まで見送ったとき、その方は、人目を避けるように我が子を隠して自動車に乗せ、頭を下げて帰っていったのです。その必死な様子を見て、何か役に立ちたい。この人達を助けたい。と痛切に思ったのです。

 

またある時、地域の障害者のお宅を1件1件訪問し、ご要望をお伺いしていた時のことです。「何か欲しい物はありますか?」と尋ねたところ「友達が欲しい」と言われたことがありました。とてもショックで、その方のお気持ちに、すぐ応じることができなかったという思いが、今も心に残っています。

 

人事異動でさまざまな部署を経験しながらも、福祉の仕事をするなかで、障害者の自立の手段は何かと、頭の中で模索する毎日を送っていました。

 

 


障害者をもっと社会へ、

この数十年で感じた変化

 

その後、障害者をもっと社会へ、という世の中の流れは、徐々に強い力となっていきました。障害者の人権や自立を望む声も多く、それは主に、親の、子の行く末を案じる気持ちから生まれるものだったように感じます。2006年に障害者自立支援法が制定されてからは、福祉事業所も増え、多くの障害者の方々が自分で働いてお金をもらうことができるようになりました。こうした変化は、親の努力は勿論、学校の先生、行政、社会福祉法人の方々等々の熱心な支援があってのことでした。

 

当初は、事業所での作業といえば空き缶潰しやリサイクル品の回収など、限られた内容でした。それが現在では、パンやお弁当、クッキーなどをつくる事業所や、手芸品をつくる事業所、パソコンでの作業をおこなう事業所など、それぞれが工夫をしながら運営をおこなっています。

 

しかし工賃は決して多いとは言えず、また事業所の数も限られているため、今でもたくさんの障害者の方々が働く機会を探し求めている現状があります。

 

 

 

そして、出会ったのです!

アップルパイに!

 

今から18年前、ちょうど世の中に福祉事業所が増えてきた頃、私は、障害者の方々の自立のために自分自身にもできることはないかと考えていました。

 

そんな時、青森県八戸市の羽仁もと子記念館で開催されたバザーで、アップルパイと出会ったのです。そこでは友人が、手作りのアップルパイを出品していました。私はそのあまりの美味しいさに、びっくりしました。そして、これだ!障害者の方々と一緒にこれをつくって売ろう!と、ひらめいたのです。

 

羽仁もと子記念館

 

それ以来、アップルパイをつくっては、友人知人に食べてもらうようになりました。青森の美味しいりんごでつくったアップルパイは、「売っているものより美味しい」と評判です。また、催し物で販売する機会もいただき、50個のちいさなアップルパイが瞬く間に売れたこともありました。「以前食べて美味しかったから」と、来てくださる方がいらっしゃったのに、売り切れです。とお断りしたこともありました。

 

今回ご支援いただいた方にお届けするのは、ホールサイズのアップルパイです
これは、催し物で販売するためにつくったミニサイズのアップルパイです

 


ついに行動するときがやってきました

 

退職後、私は仙台に移り住みました。ようやく自分の時間ができたため、いよいよこのアップルパイづくりの活動を本格的に開始しようと考えています。

 

パイ生地は手作りで、りんごは青森県産のものを使用します。青森県はりんごの故郷です。冷涼な気候の下で育った紅玉りんごを丁寧に加工し、皆様の元にお届けします。りんごは「医者要らず」とよく言われます。美味しく食べて、皆様の健康の一助にもなる、そんな幸せなアップルパイをつくります。

 

販売用にアップルパイをつくるためには、オープン、冷凍庫、冷蔵庫、真空パック機といった機材が必要です。手作りをモットーにしていますので、大掛かりな設備ははそれ程必要ではないのです。必要最低限の物を揃えたいのです。そこで今回、みなさんのお力をお借りしたいと考えています。ご支援いただいた方には、アップルパイとあわせて、障害者の方々が作った小物作品とをお届けする予定です。ひとつひとつ丁寧につくった素敵な作品を、みなさんに知っていただけたら嬉しく思います。

 

手作りをモットーにしていますので、大掛かりな設備は必要ありません
材料のりんごを加工したものを保存する必要もあります
これまで自宅で使っていたオーブンは、アップルパイひとつを焼くのに精一杯な大きさなのです

 

 

障害者の幸せのために

大きな夢を描いています


アップルパイづくりが軌道に乗ったら、この活動を福祉作業所の方々と分かち合い、連携していきたいと考えています。全国に輪をひろげ、いつかたくさんの人が行き交う東京駅で売ってみたい、そんな夢も抱いています。またりんごの産地である南部町(旧名川町)の諏訪ノ平駅を改修して、そこを拠点として、全国の福祉事業所にアップルパイの材料を、お届け出来ればいいなあと、大きな夢を描いております。

 

りんごの産地である南部町(旧名川町)の諏訪ノ平駅

 

お仕事があって、お給料をもらえて、助けてくれる人がいて、友達がいる。幸せなことだと思います。長く身をおいた福祉の世界で、少しでもお役に立てれば嬉しいのです。

 

私はまもなく、70歳になります。クラウドファンディングという仕組みも、パソコンを使うことも、初めてのことばかりです。それでも、多くの方がチャレンジをしていると知って、思い切って自分も行動してみようと思えたのです。夢を描いているだけではなく、多くの人に発信することで、将来の展望へと繋げたいと思っています。前向きに、取り組んできたいと思います。

 

どうぞ皆様のあたたかいご支援を、よろしくおねがいします。

 


※本プロジェクトは、実行者が2020年05月31日(日)までに、必要な機材(オーブン、冷蔵庫、冷凍庫、真空パック機)を購入し、アップルパイづくりを開始することを以て、実施完了とします。

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プロフィール

退職後仙台に来て、アップルパイを作っています。

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リターン

10,000


【アップルパイコースA】まずはおひとついかがですか?

【アップルパイコースA】まずはおひとついかがですか?

〜ご支援いただいたお気持ちに感謝して、いち早くアップルパイをお届けします〜

・お礼のお手紙
・報告書(いただいたご支援で備品を購入し、アップルパイをつくるまでの様子をまとめてお送りします)
・アップルパイ 1個
・事業所で製作した小物作品

※下記の中からお好きなものをひとつお選びいただけます。お色はこちらにお任せください。
髪止め/マグネット/箸置き&箸/ふきん/指輪

※アップルパイと小物は2〜3月にお届けし、報告書は6月にお届けする予定です。

支援者
7人
在庫数
53
発送完了予定月
2020年6月

15,000


【アップルパイコースB】ご家族と一緒にどうぞ

【アップルパイコースB】ご家族と一緒にどうぞ

〜ご支援いただいたお気持ちに感謝して、いち早くアップルパイをお届けします〜

・お礼のお手紙
・報告書(いただいたご支援で備品を購入し、アップルパイをつくるまでの様子をまとめてお送りします)
・アップルパイ 2個
・事業所で製作した小物作品

※下記の中からお好きなものをひとつお選びいただけます。お色はこちらにお任せください。
犬のポプリ/鈴付き猫/花飾り

※アップルパイと小物は2〜3月にお届けし、報告書は6月にお届けする予定です。

支援者
1人
在庫数
19
発送完了予定月
2020年6月

30,000


【アップルパイコースC】ご友人へのお裾分けにもおすすめです

【アップルパイコースC】ご友人へのお裾分けにもおすすめです

〜ご支援いただいたお気持ちに感謝して、いち早くアップルパイをお届けします〜

・お礼のお手紙
・報告書(いただいたご支援で備品を購入し、アップルパイをつくるまでの様子をまとめてお送りします)
・アップルパイ 5個
・事業所で製作した小物作品

※下記の中からお好きなものをひとつお選びいただけます。お色はこちらにお任せください。
エプロン/マフラー/カゴバッグ

※アップルパイと小物は2〜3月にお届けし、報告書は6月にお届けする予定です。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年6月

5,000


【D】お気持ちコース

【D】お気持ちコース

・お礼のお手紙

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年3月

10,000


【応援コースE】豪華なリターンはご不要な方はこちら

【応援コースE】豪華なリターンはご不要な方はこちら

・お礼のお手紙
・報告書(いただいたご支援で備品を購入し、アップルパイをつくるまでの様子をまとめてお送りします)

※このコースは、豪華なリターンをお届けしないかわりに、いただくご支援をできるだけ多く、プロジェクト実施のために使わせていただくコースです。寄付控除の対象にはなりません。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年6月

30,000


【応援コースF】豪華なリターンはご不要な方はこちら

【応援コースF】豪華なリターンはご不要な方はこちら

・お礼のお手紙
・報告書(いただいたご支援で備品を購入し、アップルパイをつくるまでの様子をまとめてお送りします)

※このコースは、豪華なリターンをお届けしないかわりに、いただくご支援をできるだけ多く、プロジェクト実施のために使わせていただくコースです。寄付控除の対象にはなりません。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年6月

50,000


【応援コースG】豪華なリターンはご不要な方はこちら

【応援コースG】豪華なリターンはご不要な方はこちら

・お礼のお手紙
・報告書(いただいたご支援で備品を購入し、アップルパイをつくるまでの様子をまとめてお送りします)

※このコースは、豪華なリターンをお届けしないかわりに、いただくご支援をできるだけ多く、プロジェクト実施のために使わせていただくコースです。寄付控除の対象にはなりません。

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年6月

100,000


【応援コースH】豪華なリターンはご不要な方はこちら

【応援コースH】豪華なリターンはご不要な方はこちら

・お礼のお手紙
・報告書(いただいたご支援で備品を購入し、アップルパイをつくるまでの様子をまとめてお送りします)

※このコースは、豪華なリターンをお届けしないかわりに、いただくご支援をできるだけ多く、プロジェクト実施のために使わせていただくコースです。寄付控除の対象にはなりません。

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年6月

プロフィール

退職後仙台に来て、アップルパイを作っています。

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