活動記録④

クラウドファンディング終了まで１カ月を切りました。
現時点で830名以上の方が「馬の命を救いたい」と思ってくださり、その応援が支えになっております。
すでに1頭増えて、7頭の馬を保護できる金額になりました。
8頭、9頭と保護できるように頑張っていきますので、今後とも応援よろしくお願い致します!

前回の続きです。

自らのツテで肥育場へ連絡を取り、後日お伺いさせていただきました。
当日、残念ながら社長は時間が取れなかったのですが、見学の許可をもらうことができました。
実際の肥育場を見るのは初めてでした。

6頭は十分に入るような広い馬房がいくつかあり、そんな広いところに2.3頭くらいが入ってのびのびとしていましたし、中で走り回っている子もいました。
その子達は広い部屋でのびのびと過ごせているせいか、顔つきも穏やかで、私が近寄ると顔を撫でさせてくれましたし、遊んで欲しそうに目を輝かせていました。
イメージと全く違い過ぎて、肥育場だということを忘れて触れ合っていました。
しかし、一番奥の馬房は雰囲気が一変していました。

6頭くらいが詰め込まれ、みんな覇気のない顔で立っており、全く動こうともしません。
聞いたところ、工場に行くのが近い馬がそこに入るとのことでした。
その光景を見て「ここは肥育場なんだ」と実感しました。
見たところ、エサの量は他の子達と一緒だったので、体調面で元気がないわけではなさそうでした。
もしかすると近いうちにどこか別の場所へ連れて行かれるのを察しているため、みんな覇気のない顔をしていたのかもしれません。
そのうちの1頭が、のそり、のそりと私の前に来て、私の服を引っ張りました。
「助けて!」と言われているようで、胸が締め付けられました・・・。
「何もできなくてごめん」と心の中で思いながら、ただ顔を撫でてあげることしかできませんでした。

見学後に思ったことは、「引退馬達の現実と自分の無力さ」でした。
服を引っ張ってきた子の感触は今でも残っています。

次回は、「肥育場見学のその後の活動」について投稿します。