こんばんは。実行者の田代です。


キャラバン活動に参画するパパやママの熱い思いを
語ってもらう、「キャラバン活動と私」シリーズ。

 


4回目は、横井パパです。

(子ども達に絵本を読む横井パパ)

 


震災後、程なくして現地に入った横井パパが肌身で感じた
ことを綴ったレポートをご一読くださいませ。

 

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「キャラバン活動と私 ~横井パパ編~」

 


初めて被災地に行ったのは、
地震のあった3月11日からまだ一か月も経たない4月7日だった。

 


ファザーリングジャパンとして現地で何か支援できないかと、
当時代表だった安藤哲也、理事だった田中尚人と
自分の三人で現地調査に行ったのだ。

 


お二人はNPOの代表だったり絵本出版社の編集長だったりと
行動力や発想力がものすごくあって、
何の取り柄もない自分なんかが被災地へ行ってもいいのかと、
出発するまでずいぶんと逡巡したのを覚えている。

 


現地は想像を絶するものだった。

 


新聞やテレビで見る光景とは全く違った。
がれきと呼ばれるそれらは、

一つ一つが誰かの思い出の品だった。

 


写真、人形、コップ、タンス、家の壁や天井。
割れたり欠けたり泥まみれになったりして
がれきと呼ばれることになってしまったのだ。

 


(自分では)写真は撮れなかった。
興味本位で写真にすることのできない光景だったのだ。

 


いくつかの避難所で、子どもたちに絵本を
読ませてもらっている間に感じたことがある。

 


元気でたくましく生きている子どもたちがたくさんいる一方、
心を閉ざして口を真一文字に閉じ、
歯すらみせない子どもも少なからずいた。

 


ナンセンスな絵本を読んでもくすりとも笑わない。

 


風が頬をなでるように、絵本の言葉は彼らの心を
すりぬけていったように見える。

 


しかし、そうした心を閉ざしてしまった子どもたちにこそ、
絵本の力が必要なのではないか。

 


絵本には子どもたちの心に寄り添ってやる力がある。

 


情景を美しく描くお話、心の葛藤を語るお話、
大冒険の末に成長していくお話、ただただ悲しいお話。

 


そうした様々な物語こそが、風が頬をなでる程度でも、
彼らの凍った心を少しずつ融解し、成長させる。

 


傷ついた心は誰かが簡単に癒せるものじゃない。
大人にできるのはただ静かに寄り添ってやることだ。

 


しかし僕たち大人は子どもの頃の大事なものをずいぶんと忘れてしまった。
だから僕たちは絵本に頼る。

 


絵本を子どもたちに読んであげることで実に静かに、
しかし確実に、子どもたちの心を開放してやれると信じて。


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横井パパは、名古屋市から幾度となく、
キャラバン活動に参加しています。

 

 

他の誰かから頼まれた訳ではありません。

 

 

絵本の持つ力を信じて、
子ども達の心に寄り添うために。

 


キャラバン活動には、横井パパのように、
自分の子どもだけでなく、地域の子ども達、
被災地の子ども達を案じ、実際の行動に移している
パパやママが参加しています。

 


ただ、現地に足を運ぶだけが支援ではありません。

 

 

どうか資金提供というカタチで、
キャラバンの活動を支えてもらえませんでしょうか。

 


キャラバンのメンバーは
あなたの想いを胸に、
南相馬を駆け抜けます。

 

 

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