テロに負けない!パリの日常を支える「緑」の写真集を出版へ!

テロに負けない!パリの日常を支える「緑」の写真集を出版へ!

支援総額

500,000

目標金額 500,000円

支援者
18人
募集終了日
2016年8月3日

    https://readyfor.jp/projects/paris?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note

プロジェクト本文

終了報告を読む

 

テロ事件の影響で、危険なイメージがついてしまった「パリ」。
今こそ、平和で 愛らしい 
日常のパリの姿を!

 

 

こんにちは。田中淳と申します。'90年代にフランスやイタリアへ旅行をしたことがきっかけで、今でも 主にフランス・イタリアの各地を訪ね歩き、写真を撮っています。

「旅先で、道草」http://tabisakide.michikusa.jp/ ←このような写真です。よろしければご覧ください。

 

今回、私は パリの本(写真集)を出版したいと考えています。

 

昨年11月13日、パリで大きなテロ事件が発生しました。その影響で、パリは今「危ない」といったイメージがついています。
そんな状況下でパリの写真集をどうして? と思われる方もいらっしゃるかもしれません。では、出版するのは、テロの現場やその関連事項を扱った本?


―― いいえ、違います。
とても悲しい事件が起きてしまったパリの、そんなイメージを払拭するような「平和で、愛らしいパリの姿」を、多くの人に見ていただきたく、その日常を支える「緑」に注目した写真集を出版したいと考えています。

 

多くの人が追悼に訪れる レピュブリック広場

 

 

ちょっと変わった視点でとらえた ―― 日常のパリの「愛らしさ」

 

 

一般に「パリ」と言えば、お洒落で洗練された...高級ブランド...シャンゼリゼ...など、シックで美しい街並みが続く「華の都パリ」をイメージする方が多いのではないでしょうか。

このイメージに間違いはありません。しかし、私が作りたいと考えている本は、これらとは ちょっと 趣向の異なるものです。

 

この本では、パリを訪れるとあちこちで必ず目にする色、「緑」に注目しています。

 

パリでは、訪れた者を魅了する「シックで美しい街並み」……に、そぐわない色、「緑」が活躍し、景色を彩っています。町を掃除する人たちのユニフォーム、清掃車、ゴミ収集車、ゴミ箱、ゴミ袋……。

観光写真を撮ったり、美観を楽しむには一見邪魔とも捉えられがちな「それら」に注目すると、実はこの「緑」が、パリの魅力をより味わい深いものにしてくれていることに気がつきます。

そしてまた、この「色の違和感」が、お高いイメージで固められがちなパリを、グッと身近な街にしてくれているような気がして、とても愛らしく、魅力的に思えるのです。

 

観光で訪れたり、テレビや雑誌などで見たりする、いわゆる「華の都パリ」のイメージとは違った観点から パリの魅力に浸りつつ、考えを巡らすことのできる写真集。そんな本の出版を考えています。

 

17区 Rue des Batignolles にて

 

 

花を持って 戦う人たち

 

 

昨年、取材でパリに行くことを決め 準備をしていた折、あの 凄まじいテロ事件が起きました。心を痛められた方も多くいらっしゃったと思います。

 

渡航を中止すべきか、とても迷いました。

予定通り取材に行くべきか、それとも今回は取りやめるか、結論を出せぬまま、日々、事件後のパリの情報を気にしていたとき、あるテレビ番組が目に留まりました。

こんな内容でした。

・奥様を亡くされた方のインタビュー

・レピュブリック広場で目隠しをして立つムスリムの男性と、それを取り巻く市民

・事件現場に追悼に訪れたフランス人父子の会話

 

その一つ一つに、心が、激しく揺さぶられました。

 

番組をご覧になられた方も、多いかもしれませんが、その中から、現場に追悼に訪れたフランス人父子(5歳くらいの男の子とその父親)の会話を紹介させていただきます。

 

子:(不安そうな顔で)「恐ろしいテロリストたちがいるんだよ。みんなフランスから引っ越さないといけないよ」

父:「心配しないで。家を移す必要なんてない。フランスが僕たちの家なんだ」

子:「だけど、恐ろしい人たちがいるんだよ。また銃を持って撃ってくるよ」

父:「彼らがピストルを持っていても、僕たちは花を持っているじゃないか」

子:「花なんてどうにもならないよ」

父:「見てごらん。みんな花を置いていくだろう。これは銃と戦うためなんだ」

子:「花で?」

父:「そうだよ」

子:「じゃ、ろうそくは?」

父:「それは、亡くなった人たちを忘れないためのものだよ」

子:「花とろうそくが僕たちを守ってくれるの?」

父:「そうだ」

少し笑顔を取り戻す男の子

インタビュアー:「どう、気分がよくなったかい?」

子:「うん、大丈夫になってきた」

 

万が一、身近で同じような事件が起きてしまったら、私はこの父親のような受け答えができるだろうか。

自分が同じ立場になってしまったら、この人たちのような行動がとれるだろうか。考え込んでしまいました。

 

たぶん、私にはできない。。。状況があまりにも酷すぎる。。。

 

でも、それを実際にしている、しようとしている人たちが、パリにいる。

どうしようもなく悲惨な事件の起きたパリに、今も皆が、日常を取り戻そうと暮らしている。

「……行きたい。やはり、パリに行きたい!」 そう思い、予定通り渡航することに決めました。

 

襲撃を受けたカフェ「Le Carillon」の前の通り <2015年12月27日撮影>
追悼や平和の意味が込められているのか、様々な模様の布がはためき、通りを彩っていました。

 

 

厳戒態勢下のパリ

 

 

事件からひと月余り経った12月下旬にパリへ入りました。

街の あちこちで、兵士が警戒にあたっていること、教会やスーパーマーケットなどでセキュリティチェックがあることなど、警備の厳重度合は格段に上がっていました。しかし、そんな中でも、市民生活は ほぼ普段通りです。

警備兵を目にしたり、セキュリティチェックを受けたりすることで、「あぁそうだった。今は厳戒態勢下なのだ」と気を引き締め直すのですが、それが無ければ普段の、日常のパリのままです。

 

ただ、「緊張」と「日常」が混在する街を見るにつけ、「また どこかで テロが起きるんじゃないか」と、誰もが心の奥に不安を抱えているのが、私にも感じられるのです。

 

そんな中、街で働く清掃員の方々に、取材をさせてもらいました。

拙い言葉で話をさせていただくなかで、テロ事件のことも話題にのぼりました。また、日本の原発事故のことを心配してくださる方もいらっしゃいました。そして当たり前なのでしょうが、みなさん、前を向いて、普段通りに暮らし、ときに笑い、仕事に勤しんでいらっしゃいました。

 

日本の原発事故を心配してくれている、多趣味なフランソワさん。
手押しゴミ箱に刺さる 棒の先の 人形の頭が気になりますね。
18 区 Rue Caulaincourt にて

 

 

美しいけれど、決してキレイなだけではない。
カッコイイけれど、ツッコミどころもいっぱいある。
とっても愛らしく、慕わしい。おおらかで、元気で、平和な、日常のパリ。

 

 

その魅力的な姿を、ちょっと変わった視点で届けたい――。

 

テロ事件の発生以降、危険なイメージがついてしまい、訪れることを躊躇してしまいがちなパリですが、一刻も早く、再び多くの人が不安なく訪れることのできる、皆に愛されるパリに、状況が戻ることを願っています。

 

そして、パリだけではなく、あらゆる国や地域で、戦争やテロの無い、誰もが安心して暮らしてゆける世界になりますように……。

 

事件から1年になる頃には、パリの平和な日常を綴ったこの本が刊行され、パリを愛する皆さんの元に届けることができれば……と考えています。

 

皆様からのご支援金は、出版費用の一部を賄うために使用させていただきます。

ご支援どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

◇◆ 本について ◆◇

 

 

今回出版したいと考えている本は、清掃作業員の方々、ゴミ収集車、ゴミ箱などの写真をはじめとした、パリのあちこちで目にする様々な「緑」の写真作品を、文章や言葉と共に綴った写真集です。

もちろん、掲載写真は清掃関係の物ばかりではありません。景色や人々の様子など、様々です。

それぞれの写真は撮影したそのままを掲載したものと、撮影後にアレンジしたものの両方が混在しています。2015年11月のテロ事件前に撮影した写真もたくさんあります。

 

◇ 出来上がった本 の 表紙イメージ(草稿段階)◇

※実際に出来上がった本の表紙は、このイメージとは異なる場合がありますこと、ご了承ください。

 

 

◇◆ リターン・アイテム の ご紹介 ◆◇

 

◇「ポストカード 5 枚組」のイメージ ◇

写真サイト「旅先で、道草」http://tabisakide.michikusa.jp/ のポストカード5枚組(フランスの風景)です。
左のカードは、「シャンボール城の前で 佇む老人と、その愛犬」、
右のカードは、「ブルゴーニュの中心都市、雪降るディジョンの街角」です。

残り3枚は 届いてからの お楽しみ。

 

 

◇「ポスター2枚組」のイメージ ◇

A2サイズ(59.4×42.0㎝)のポスター2枚組(パリの風景)シートです。
額に入れて飾ると、インテリアとして とても映えるので、おすすめです。

(下の写真をご参照ください)

 

 

※この写真は、部屋に飾った額入りポスターのイメージです。

実際に届けられる額とは異なります。

 

 

1)3,000円 の リターン <ポストカード(5枚組)の セット>

 

2)10,000円 の リターン <「本」と「ポストカード(5枚組)」の セット>

 

3)10,000円 の リターン <「本」と「ポスター(2枚組)」の セット>

 

4)30,000円 の リターン <リターン商品 詰め合わせ>

 

5)50,000円 の リターン <リターン商品 豪華詰め合わせ>

 

 

※出来上がった本の表紙の裏側に、ご支援者様のお名前をお書きし、署名させていただきます。 複数冊お送りする方には、そのうちの 1 冊に、ご支援者様のお名前をお書きし、署名をさせていただきます。 残りの冊数には署名だけをさせていただきます。

 

※「ポストカード5枚組」は全部で 100 セットです。

頁右側のリターン枠内には「在庫制限無し」と表記されていますが、全体として先着 100 セットに達した時点で、その後は「ポストカード5枚組」を除くリターンとさせていただきます。ご了承ください。

あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!

    https://readyfor.jp/projects/paris?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note

プロフィール

主に、フランス・イタリアの各地を訪ね歩き、写真を撮っています。

あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!

    https://readyfor.jp/projects/paris?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note

リターン

3,000


ポストカード(5枚組)の セット

ポストカード(5枚組)の セット

・サンクスレター
・フランスの風景「ポストカード」5枚組

申込数
10
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年10月

10,000


「本」と「ポストカード(5枚組)」の セット

「本」と「ポストカード(5枚組)」の セット

・サンクスレター
・出来上がった本 1冊
・フランスの風景「ポストカード」5枚組を 2セット

申込数
11
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年10月

3,000


ポストカード(5枚組)の セット

ポストカード(5枚組)の セット

・サンクスレター
・フランスの風景「ポストカード」5枚組

申込数
10
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年10月

10,000


「本」と「ポストカード(5枚組)」の セット

「本」と「ポストカード(5枚組)」の セット

・サンクスレター
・出来上がった本 1冊
・フランスの風景「ポストカード」5枚組を 2セット

申込数
11
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年10月
1 ~ 1/ 5

プロフィール

主に、フランス・イタリアの各地を訪ね歩き、写真を撮っています。

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る