音楽と絵の力で「自然の中」を再現！新しい形のコンサートを開催

未来に残す、伝える。生かされた私たちの課題

 

今日は日曜日に行うレコーディングの打ち合わせと、ホールの下見でした！

大学で出会った仲間。エンジニアの東川くんと原くんに数か月ぶりの再開で、うれしすぎて会話が止まらない(*^-^*)

 

何となく毎日を過ごしていると、自分が生きていることは当たり前で、特別なんてことは感じない。それどころか、悩みや苦しみがあると、生きていることは地獄だとさえ感じてしまう。

 

私は小学校高学年ごろから世の中のことに関心を抱くようになり“生きること”について考えるようになりました。新聞やニュースなどで報道される戦争などを見聞きしては「なんで？」ってはるか遠くの国の出来事を自分のことのように苦しみを感じたりしました。感受性が強すぎて、他人のことでも自分のことのように感じてしまう子どもでした。最近になってようやく、そういう感受性が強すぎる人間が存在することが認められてきているようです。

 

感受性が強すぎると、いろいろ障がいで…

 

クラスでからかわれている子がいると、自分が言われているかのように悔しくてたまらず…怒られている人を見ても、同じで悔しい。人の悪口を言う人を見ると、自分が言われているように苦しくなるし、それによって「自分には価値がない」と思ってどんどんマイナス思考になる。

 

いつ果てるかわからない命と向き合う病気の人、家族の不安、苦しい生活を送る人、苦しさゆえに命を絶つ人の気持ちなど…様々な感情が自分のことのように感じて不安になる。

 

そんな自分の性格と生きていくために、考えるようにしていること。

今、これから何が起こるかわからない。私の命はいつまでなんて保証はないから今、“できること”を精一杯頑張ろう。

 

私が“できること”ってなんだろう？？

 

それは、音楽で芸術を残すこと、芸術のよさを伝えること。

でも、音楽は時間芸術なので、私や仲間がいなくなったら二度とこの音楽を聴くことはできない。

 

バッハやモーツァルト、ベートーヴェンの楽譜は残っているけれど、あの当時の音を完璧に再現することはできない。いっぱい研究されているけれど、作曲家自身の音は二度と聞けない。

 

ビスコさんと私が作る音楽は、現代の日本の自然や人間をテーマにしているものが多く、この作品たちは形に残して伝えていきたいと思う。遠くにいる人にも伝えたい。外に出られない人に伝えたい。なにより、子どもたちに母の生きた証を残したい。私たちがいなくなったとき、残された家族が、その音楽を聴いて笑顔になってほしい…

 

何かを伝える…誰かに残す…

 

このCD制作は、私たち仲間の生きた証となる！