プロジェクト実施終了のご報告
この度は、「緊急支援:介護現場に広島産ガウンを #介護を守り医療を守る」に、多大なるご支援を頂き、本当にありがとうございました。
まだ、新型コロナウイルス感染拡大は収まっておらず、冬にかけて、第3波・第4波が襲ってくることが予想されており、活動を継続していますが、クラウドファンディングサイト事務局より、いったん、クラウドファンディングとしての区切りをつける必要があるとのことですので、形式上とはなりますが、終了のご報告をお送りさせていただきます。
新型コロナウイルス感染の爆発的な拡大は抑えられ、何とか小康状態を保っています。しかし連日、全国で500人~1000人の感染者が確認されており、高齢者施設でのクラスターの事例も起こっています。
ウイルスは弱毒化してはおらず、第1波と第2波を比較した調査において、高齢の感染者における死亡率は共に約25%と、変化はありません。感染症の専門家である沖縄県中部病院の高山義浩先生の言葉をお借りすると「高齢者にとっては、間違いなく殺人ウイルスです」。
ただ、半年前の状況とは大きく異なってきています。
私たちは、この間に、新型コロナウイルスとどのように戦っていけばいいか、まだ不十分でありますが、知恵を得ることができ始めています。
ただやみくもに恐れるのではなく、日常の生活と、感染対策の両立を行うことが可能となってきました。必要なことは、今、落ち着いている時期に考え得る限りの対策を立案し、特に感染が広がった際に大きな被害を受けると考えられる高齢者施設に対し、感染防止の知識提供を行い、そのための訓練を行っていただくことです。
また、残念ながら感染者が確認された施設に対しては、早期に集中的な支援を行う仕組みづくりを行い、施設全体に感染が拡大する前に、感染の封じ込めを図ることが必要です。
現在、私たちは、お預かりした資金を、ガウン購入のための費用と、感染対策教育のための費用に充てさせていただくべく、具体的な計画立案を、関係各所と行っております。
これは、新型コロナウイルスを取り巻く社会情勢が、かなりのスピードで変化しており、クラウドファンディングの開始当初の計画のまま、お預かりした資金を使わせていただくのではなく、最終目的である「私たちの広島・福山を、私たちの手で守る」ことにより効果のある方法につなげたいと考えているからです。
全国で同じような取り組みを行っている組織とも連携を図り、実地訓練なども行っていく計画も立てています。
また福山市医師会とも協力し、福山在宅どうしよう会で、在宅や施設に特化した感染対策の勉強会も実施しています。
参加者の方からは、不安に思っていることを仲間と共有でき、また正しい知識を得ることができたとの、多くの感想をいただいています。
ぜひ皆様からも、ご意見を賜りたいと思っております。お気軽に事務局まで、ご連絡をください。
なおリターンである領収書は、すでに発送をさせて頂きました。名義などに訂正が必要な場合は、事務局までご連絡ください。また本プロジェクトに対する寄付は、寄付金控除の対象となります。領収書と一緒に説明の紙を同封しておりますが、詳しくは国税庁のホームページをご覧いただくか、税理士さんにお尋ねください。