プロジェクトG、俳優と被災地の高校生で人種を超えて演劇をする

プロジェクトG、俳優と被災地の高校生で人種を超えて演劇をする

支援総額

218,000

目標金額 200,000円

支援者
31人
募集終了日
2012年6月27日

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プロジェクト本文

様々な国の俳優と被災地の高校生でつくり上げる演劇ワークショップ

 

演劇をしたくてもできない演劇部の高校生と演劇をしたい。

 

こんにちは、東京を中心に演劇活動を行っている6.5/wの寺尾と申します。

私は現在、日本・アメリカ・ナミビア・ドイツ4か国の国際共同演劇制作『プロジェクトG』を各国の俳優たちと共に進めています。

今回のプロジェクトではそのメンバーである俳優たちとともに福島県南相馬市で高校生を対象にワークショップを行いたいと思います。

 

3.11の震災があり昨年度、福島県東部の相双地区では、わずか一校を除く全ての演劇部が、地区大会への参加を断念するという事態になってしまいました。演劇活動に関わりたくても関われない状況にある彼らのために、何か少しでも力になりたいと思いました。

 

演劇を創作している時の様子です。

 

私たち『プロジェクトG』のメンバーは、昨年5月、ドイツ・ベルリン演劇祭の国際フォーラムで出会いました。二週間、ベルリンで一緒に生活をし、ワークショップを受け、毎日毎日議論を重ねました。その時の仲間が、今度はそれぞれの国を訪問して作品を作れないかと始まったのが、このプロジェクトです。

 

フォーラムでの風景。人種・国籍を越えた共同作業です。

 

 

私達の目的は、演劇作品の上演だけではありません。お互いの母国を訪問・滞在して、その日常生活を体験し、その土地の人達とお話をして、お互いの文化について、社会について、演劇という表現芸術について、ゆっくり考えることがこのプロジェクトの目的です。

 

 

そして、それぞれの土地で滞在した経験、各参加者のリサーチや日記、そしてグリム童話のテキストをもとに、最終的に舞台作品として、2012年9月にドイツ・ヘッセン州立マールブルク劇場で上演することが決定しました。

 

 

この『プロジェクトG』のメンバーで日本に6/21~7/8に東京に滞在します。

私達はその滞在期間中に自分たちの活動拠点に他の参加者を交えて滞在し、一緒に生活しながらたくさんの人達との交流を持ちたいと思っています。参加者の渡航費のめどは立ちましたが、私たちにはもう一つ、期間中に実現させたいことがあります。それは福島県の高校生へのワークショップです。

 

福島県南相馬市でのワークショップ 演劇を通して高校生との交流を

 

冒頭でもお伝えした通り、3.11の震災があり昨年度、福島県東部の相双地区では、わずか一校を除く全ての演劇部が、地区大会への参加を断念するという事態になってしまいました。

演劇活動に関わりたくても関われない彼らのためにこのワークショップを行います。このワークショップでは、こちらから彼らに教えたり、何かを作らせたりしたいわけではありません。彼らと一緒に時間を過ごして、体を動かして、コミュニケーションを取りたいと思っています。世界の俳優と触れ合うことで高校生たちが何かを掴んでくれればと思っています。

 

演劇は人と人とが出会う場所・時間です

 

たとえ言葉が通じなくても、遠い国からやってきて、直接体を使ってコミュニケーションを取ろうとする人達のことは、彼らにとって、忘れがたいものになると思います。2012年2月に、福島県南相馬市を訪れる機会があり、その時にこの思いは一層強くなりました。幸いなことに、南相馬市国際交流協会の皆さんにお手伝い頂き、ワークショップを開催することが出来ることになりました。

もちろん高校生だけではなく、大人の方にも参加して頂けます。国籍も世代も越えたコミュニケーションのために、演劇は大きな力を発揮できると私達は信じています。

 

(以前高校生たちとワークショップを行った際の様子)

 

あとは、参加者の福島までの交通費と宿泊費で20万円程度集まれば、この企画が実現します。

どうか、皆様のあたたかいご支援をよろしくお願いします。

 

【プロジェクトG 高校生ワークショップin南相馬】概要

日時 2012年6月30日(土)・7月1日(日)

場所 南相馬市文化会館ゆめはっと多目的ホール

対象 福島県相双地区の高校生および演劇・国際交流に興味のある方

参加費 無料

講師 寺尾恵仁(俳優・ドラマトゥルク/日本)

    坂田尚(俳優・演出家/日本)

    アネリー・マタイス(ドラマトゥルク/ドイツ)

    ブライアン・ベル(俳優・演出家/アメリカ)

内容 シアターゲーム 言葉を使わないコミュニケーションゲーム

    テキストプレイ  グリム童話のテキストの様々な表現

    ディスカッション 講師・参加者を交えた自由討論

協力 南相馬市国際交流協会

 

 

■引換券

福島でのワークショップの記録映像DVD

あますところなく、高校生たちの溢れるばかりのエネルギーある演劇をお伝えさせて頂きます。

 

グリム童話の朗読CD

プロジェクトGで演劇のテーマにするグリム童話の朗読CDをメンバーで作成します。普段演劇を見ないという方に是非聞いていただきたいと思います。

 

 

パフォーマンスグループ「6.5/w」とは

 

 パフォーマンスグループ「6.5/w」(ロクテンゴパーウィーク)は、俳優坂田尚・寺尾恵仁により2009年に設立されました。 「6.5/w」という名称は、「一週間に6.5日」という意味です。その6.5日のあいだ私達は自分の生活のための生活を送らざるをえない、表現者として存在できるのはわずか週に0.5日に過ぎない、という苦い認識に基づく名称です。教育制度も芸術への支援も充分ではない日本で、プロフェッショナルな芸術活動が社会的に成立しづらいのであれば、自分達の日常生活を安易に犠牲にするところから始めるのではなく、むしろ日常生活の中から芸術的な問題意識を掘り起こすことはできないか。日常生活と向き合うことを逆にポジティブに考えられないか。その考えから、私達は活動指針を「生活なきところに文化なし、文化なきところに芸術なし」と定めました。日常生活と芸術の乖離、創造と研究の乖離を克服していきたいと考えています。現在の活動としては、ジャンルを越えたアーティスト・研究者・観客の相互交流を目的として、パフォーマンス公演に加え、他ジャンルのアーティストとの共同制作、ワークショップの実施、研究会・交流サロンの設立、鑑賞ツアーの実施などを行っています。

 

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プロフィール

パフォーマンスグループ6.5/wで俳優・ドラマトゥルクとして活動しながら、慶応大​学院修士課程でドイツ演劇を研究しています。理論と実践のあい

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リターン

1,000+システム利用料


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*メンバーの母国語での感謝状(日本語翻訳付き)をプレゼントします。

支援者
8人
在庫数
制限なし

5,000+システム利用料


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*福島でのワークショップの記録映像DVDをプレゼントします。

支援者
14人
在庫数
制限なし

10,000+システム利用料


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*福島でのワークショップの記録映像DVDのエンドロールに出資者としてお名前をクレジットさせて頂きプレゼントします。
*各国語でのグリム童話の朗読CDをお送りします。

支援者
14人
在庫数
制限なし

プロフィール

パフォーマンスグループ6.5/wで俳優・ドラマトゥルクとして活動しながら、慶応大​学院修士課程でドイツ演劇を研究しています。理論と実践のあい

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