オーストラリア在住の日本人(私=マキコ)と、デンマーク人(ラース)の夫婦です。
初めてのクラウンドファンディングで不慣れな点もあるかと思いますが、よろしくお願いします。
オーストラリアに移住して25年ほど。アロマセラピー、クレイセラピーなどの自然療法の研究と情報発信、それらを駆使したスキンケア、ヘルスケアなどのアイテムを開発・販売し、ナチュラルなライフスタイルを提案してきました。
●ビーグル犬ブリーダーへの道
11年前、私が乳がんになったことをキッカケに、生きているうちにやっておきたいことのひとつ、犬のブリーディングにチャレンジしはじめました。夫のラースはデンマークの畜農家出身で、ジャーマンシェパードをブリーディングした経験がありますが、私にとっては犬を飼うことも初めての経験でした。ご縁あって我が家にやってきた子はビーグル犬のシャンティ。正規登録ブリーダーさんから譲り受けたお母さん犬でした。その後、お父さん犬のタンクがやってきて、その娘のユズへと歴史は紡がれていきました。
オーストラリアは動物擁護の意識が高い国のひとつで、ブリーディングには厳しい基準があります。さまざまな壁を乗り越えて、2016年から血統証付ビーグル犬の正規登録ブリーダーとなりました。屋号は Lillepote(リレポーテ) デンマーク語で「小さな手」という意味です。
これまでに3回、ビーグル犬の仔犬たちを19匹育ててきました。
現在、母犬ユズは妊娠中で、10月頭に子犬たちが産まれてくる予定です。ワクワク…
正規登録ブリーダーといっても、犬たちはペットであり、私たちの大切な家族です。
一緒に暮らせる犬の数は限られるため、母犬は常に1匹だけ。年に一度、ブリーディングできるかどうか?という小さなブリーダーですから、ブリーディングだけで生計を立てるのは不可能。
かといって、たくさん産ませるために母犬を酷使したり、犬の頭数を増やしてしまったら、ペットとして愛情こめたお世話はできなくなってしまいます。
また妊娠中や子育て中に檻に閉じ込めて管理するブリーダーさんも少なくありませんが、私たちは家族の一員として出産・子育てのサポートしたい。母犬の自由を尊重し、お散歩に行きたいなら連れていってあげたい。(たいていお産の翌日からお散歩に行きたがります…)
母犬に任せておくだけでは子犬全員は生き残れないのも厳しい現実です。自然の摂理に任せてしまえば、弱く産まれた子は栄養失調になり、母犬の下敷きになったりして早逝してしまうのです。
産まれてきたからには全員立派に成長して欲しい。。。
そんな想いで私たちがやっていることを少しだけご紹介します。
生後2~3週間は犬部屋に人間用ベッドを置いて一晩中ほとんど寝ずに世話をします。母犬の授乳頻度は2~3時間に一度。その授乳のたびに母犬のサポートをします。弱い子には「吸いやすいおっぱい」を与えたり、場合によっては哺乳瓶で飲ませたり。強い子には「詰まりやすいおっぱい」を吸ってもらうなど、母犬の乳腺炎防止対策をします。
生後3~4週間くらいからは母犬が子犬の糞尿を処理できなくなるので、毎朝の大掃除が欠かせません。離乳食がはじまると、毎日どんどん成長するので、どこに行っちゃうか?何かアブナイことでもしないか?と起きている間は目が離せません。
こんな感じで、ブリーディングの仕事は楽しいながらも、ほんとうにハードです。効率を追究して、いわゆる「悪徳ブリーダー」の道を歩んでしまう方の気持ちも分からなくはないほど、愛情をもって犬の命を尊重したいと思えば、過酷な労働になります。
こんなブリーディング方法をしていたら夫婦二人では到底無理なので、今までは有志の方にボランティアでお手伝いしてもらっていました。
さらに、経済的なことをいえば、はっきり言って「儲からない商売」です。笑
成長したビーグル子犬の売値は(オーストラリアの相場では)30万円ほど。
オス犬との交配、獣医費用、法律で義務付けられているマイクロチップや予防接種などの必要経費で、子犬2匹分は消えます。万一、緊急帝王切開やら乳腺炎やらで入院とでもなったら、さらに子犬1匹分の費用が飛びます。
ビーグル犬は一度に4~7匹ほど産みますが、4匹で一度入院したら、これだけ2人で頑張っても子犬一匹分の収入しか残らないことになります。涙
●新しいブリーダーのスタイルを探求
それでもブリーディングを続けているのは、子犬の可愛さはもちろんですが、母犬のお産や子育てを見ているうちに自分がとっても癒されるから、なのです。自身の子育てにも重なるところがあり、母としての後悔や自己否定感などさまざまな感情が解放され、癒されてきました。
たくさんの感動をみんなとシェアしたくて、フェイスブックなどに投稿してきました。写真や動画を撮影することはもともと好きなので、YouTubeチャンネルでライブ配信したりもしました。一緒に成長を見守ってくれる方がいることは私たちにとっても励みになりますし、きっとみなさんにとっても癒しになるだろうと思います。
しかし、そうやって発信していると「子犬を買いたい」方からのお問合せも多く、お断りするのも気疲れします。(需要供給バランスでいうと、こちらでは子犬の数が圧倒的に足りないので、よい飼い主を見つけることは簡単なのです)
それなら、子犬の成長を見守りたい方のためだけのクローズドのコミュニティをつくり、そこで毎日のように動画などを配信してはどうか?と考えつきました。
犬を飼いたくても事情があって飼えない方も、産まれてから飼い主さんのところに来るまでの赤ちゃん時代に興味ある方もいるでしょう。そんな方たちと、子犬育ての癒しパワーをシェアしたい。ブリーディング中の8週間は、まるで自分の子のように遠隔だけど子犬たちを見られる、そんなサービス(リターン)を提供したいと思います。
愛情たっぷりブリーディングは、このプロジェクトが成功してもしなくても行います。
みなさんからの支援で寄付金が集まれば、子育て過程をお手伝いしてくださる方へのお礼とし、またサポートしやすい犬部屋のアップグレード費用として使わせていただく予定です。
寄付してくださった方には、10月頭、母犬の出産時からYouTubeライブ動画を配信します。
幼名の名づけ親になってくださった方には、本人の成長記録写真と登録証のコピーをお送りします。また、オーストラリア現地に来られる方には、子犬たちと一緒に遊んでいただけるメニューもご用意しました。
このプロジェクトに共感してくださる方たちとつながって、より健全で無理のない、愛情たっぷりのブリーディングが実現し、広がっていけばいいなという想いです。
また一般には知られていない犬の出産・子育ての実態、ブリーディングの真実、苦労、喜びなども、みなさんとシェアできたらうれしいです。
このようなスタイルが実現すれば、ブリーダーにとっても、単に子犬を販売する価格だけではない別の収入が得られることで、より健全なブリーディングへの道が開けるのではないかと思います。(生まれてから8週間の育成環境は子犬の健康と社会性、性格形成に大きく影響します…)
結果的に健康でハッピーな子犬、飼い主さん、家族が増えていくわけです。いわゆる「悪徳ブリーダー」もその道に進まなくても経営できるはず。不幸なわんちゃんや、「処分」といった悲しい事態も減っていくでしょう。
そのためにまずは、「愛情たっぷりブリーディング」を実際に手助けしてくれる方たちへのお礼と、環境を整えるための資金を寄付していただけたら、と考えました。
「愛情たっぷりブリーディング」プロジェクトで、人の心を癒し、人なつっこい元気な子犬を育み、しあわせな家族、絆を広げていく。そんな想いでスタートしました。
みなさんのご支援、どうぞよろしくお願いいたします♡
Lillepote ラース&マキコ
追伸:
2016年に産まれた子犬たちの成長記録動画がYouTubeに掲載されていますので、よかったらご覧ください。
10月頭に生まれてくる子犬を育てます。12月1週めに飼い主に引き渡す予定です。その期間、お約束した動画配信、画像&登録証送付などを行います。 資金の使途: 子犬育てを手伝ってくれた方へのお礼(人件費)として30万円。 犬部屋の設備整備アップグレードに5万円。
オーストラリア在住の日本人(私=マキ)と、デンマーク人(ラース)の夫婦です。 オーストラリアに移住して25年ほど。アロマセラピー、クレイセラピーなどの自然療法の研究と情報発信、それらを駆使したスキンケア、ヘルスケアなどのアイテムを開発・販売、ナチュラルなライフスタイルを提案してきました。 現在は、ビーグル犬の正規登録ブリーダーとして、新しいブリーディングのあり方に挑戦しはじめました。愛情をたっぷりかけたブリーディングと、その過程での癒しをみなさんとシェアしたいと思っています。
1,000円+システム利用料
感謝のメールをお送りします。
3,000円+システム利用料
母犬ユズからの感謝のメッセージをメールでお送りさせていただきます。
5,000円+システム利用料
子犬たちの成長の様子をライブ動画でお届けします(ライブ動画はアーカイブに残るので、終了日までいつでも見られます)
動画のなかで、ブリーダーとしての活動の様子や、動物擁護意識の高いオーストラリアの法律や常識についてもご紹介していきます。
※できるだけ毎日配信するつもりですが、昼夜寝ずの番をする生後2週間めまでは配信できない日もあるかと思います、ご了承ください)
15,000円+システム利用料
ブリーディング期間にオーストラリア(ブリスベン郊外)まで来てくださったら、子犬たちと一緒に、わちゃわちゃ遊んでいただけます!
もちろん、子犬ライブ動画もご覧いただけます。
※遊んでいただける時間、同伴いただける人数は、母犬の警戒度や子犬たちの成長段階によって異なります。11月中旬から12月1週めまでが理想的ですが、日時などご相談に応じます。
35,000円+システム利用料
●子犬1匹の幼名の名づけ親になれます。
●ライブ動画アクセス権
子犬1匹の幼名(ブリーダー登録名となります)の名づけ親になっていただきます。あなたがつけた名前はDogs Queensland に正式に登録されます。その登録証のコピーをPDFファイルでお送りします。
☆子犬のネーミングは誕生前(10月5日)までにお知らせください。(生まれるまで性別は分からないので、男の子と女の子のお名前案を1つずつ教えてください!)
(正式登録名となるので、Dogs Queensland の規定により、許可されない場合もありえます。その場合は出来るだけ近い名前に変更させていただきますので、ご了承ください。)
成長過程で撮影した、その子の写真をオンラインでお送りします。
※提供数は産まれてくる子犬の数次第となるため、変更する可能性があります。
50,000円+システム利用料
●成長過程で撮影した子犬たちの写真をメールでお送りします。
●子犬の成長が見られるライブ動画にご案内します。
さらに・・・
●24時間 常時つながる子犬モニターカメラへのアクセス権も付けちゃいます。これは私たちブリーダーがいつも閲覧しているものです。遠隔ブリーダーとして、一緒に子犬育て気分を味わっていただけると思います。笑
※モニターカメラはサーバーの混雑具合によりアクセスしにくいことがあるかもしれません。また私たちの姿も映り込みますことをご了承ください。
オーストラリア在住の日本人(私=マキ)と、デンマーク人(ラース)の夫婦です。 オーストラリアに移住して25年ほど。アロマセラピー、クレイセラピーなどの自然療法の研究と情報発信、それらを駆使したスキンケア、ヘルスケアなどのアイテムを開発・販売、ナチュラルなライフスタイルを提案してきました。 現在は、ビーグル犬の正規登録ブリーダーとして、新しいブリーディングのあり方に挑戦しはじめました。愛情をたっぷりかけたブリーディングと、その過程での癒しをみなさんとシェアしたいと思っています。