プロジェクト概要

 

アジアで一番新しい国である東ティモールのコーヒーを1人でも多くの人に知ってもらいたい!

 

はじめまして。国際協力NGOピースウィンズ・ジャパン(PWJ)の恵比澤 優紀(えびざわ ゆうき)と申します。

 

私は今、赤道近くに位置するアジアの島国、東ティモールという国に赴任しています。レテフォホというコーヒーの神様に愛されたような、コーヒー栽培の条件に恵まれた地域で採れたコーヒー豆を、最高級のものとして日本に送ること、そして東ティモールで持続可能性のある人材育成をすることに取り組んでいます。

 

写真左:東ティモールでコーヒー事業を行う恵比澤優紀

 

レテフォホでは、朝焼けと共に現れる雲海を遥か遠くに望み、夜は満点の星空に南十字星が輝くような場所で、昔からコーヒー生産が行われてきました。

 

はるか遠くに雲海を見下ろすレテフォホの朝。
東ティモールで話されているテトゥン語で、レテは「上」フォホは「山」を意味します。

 

しかし現在、レテフォホでは、コーヒーの木の“老齢化”による生産量の減少が深刻な問題となっています。他の国のコーヒー産地と比べると生産量の差は顕著で、1本の木から採れるコーヒー豆の量に10倍近くの差があるほか、コーヒーの木の生産量のピークは一般的に樹齢10年と言れていますが、レテフォホでは樹齢が50年を超えているものが多い状況です。

 

これらのことから、いつコーヒーの木がダメになってしまうかもわからないという危機が、レテフォホをはじめとする東ティモールのコーヒー農家に訪れています。一刻も早く新植・植え替えなどのリハビリテーションを実施し、コーヒー生産量の減少を食い止めないと、産業が衰退するだけはなく、収入減少による貧困が様々な機会を奪ってしまいます。

 

そこで、この度リハビリテーションに最低限必要な200万円を目標にクラウドファンディングに挑戦します!

 

これからも生産者が、品質の高い東ティモールコーヒーを作り続けるために、どうぞみなさま、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

 

 

ピースウィンズ・ジャパンと東ティモールのコーヒー生産の歴史

 

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)が東ティモールでの支援を始めたのは1999年の独立紛争がきっかけでした。当時インドネシアの占領下にあった東ティモールで、独立にまつわる紛争がおこり、住居は壊され、焼かれ、多くの尊い命が失われました。

 

1999年の紛争が勃発し、PWJはすぐに緊急支援を開始しました。
写真は家や家族を失った人が、避難のためディリ港に殺到している当時の様子です。

 

食べる物も住む場所もない人があふれる中、PWJは緊急人道支援を開始し、2年後の2002年に、東ティモールの独立を見届けて緊急支援は終了しました。

 

このまま支援を終了するのか、復興まで見届けるかの岐路に立った際、何が東ティモールの応援になるのかを調査し、唯一の換金作物であるコーヒーの品質を改善してフェアトレードとして高値で買い取って流通させることができれば、立場の弱い小規模コーヒー生産者の収入向上にもなるのではないか。また、将来基幹産業として国の経済を担うであろうコーヒー産業の育成にも寄与できるのでは、というゴールを定め、2003年からフェアトレードとしてのコーヒー生産者支援事業を本格的に開始し、現在に至っています。

 

コーヒーの加工は、家族総出で集落ごとに行います。ある程度のコーヒーを収穫すると、
未熟や虫喰い、過完熟しているコーヒー豆をチェックして取り除いていきます。

 

届きにくいところから支援を始めよう、というPWJのポリシーによって選ばれた東ティモール・レテフォホは、年間降雨量が2,000mmを超え、標高が高いため昼間と夜の温度差が大きく、美味しいコーヒーができる条件を兼ねそろえた、まさにコーヒーの理想郷です。その様な好条件と生産者の頑張り、スタッフの粘り強い努力が実り、東ティモールコーヒーは現在、日本や豪州、欧米でもレテフォホという名前を目にするようになりました。「東ティモールコーヒーしか飲みません!」というコアなファンも増え、人気のコーヒーになってきています。

 

独立以降、新しい産業も特に定着せず、コーヒーは未整備な状態ながらも、東ティモールの主要産業となりました。2015年に発表されたデータによると、国の輸出産品のうち、コーヒーが全体の98%の輸出を占めるまでに成長しています。また、国民の4人に1人が、何らかの形でコーヒーに関わって生計を立てていると言われており、国を支えている産業でもあるのです。

 

 

人気となってきた東ティモール産コーヒー。

しかし、そのコーヒー産業は今、危機に直面しています。

 

そんな主要産業となったコーヒーですが、じつは今ある問題に直面しています。それは、先述したコーヒーの木の”老齢化”です。

 

樹齢が50年を超えているコーヒーの木が、樹高が高いため収穫しにくいばかりでなく、木の老齢化によって生産性が著しく低下しています。他の産地と比べて収穫量が低いだけでなく、豊作の年と不作の年の収穫量の差も年々拡大していっています。

 

一般的にコーヒーの木は10年目を境に年々収穫量が減るため、東ティモールのコーヒーの木は言うなれば瀕死の状態であり、このまま放置すると生産量は減り続けてしまいます。

 

それは生産者の収入の低下を意味し、一番最初に影響をその受けるのが、家計の圧迫です。子どもたちが教育を受ける機会を失うほか、家族が栄養の高い食事を摂取できなくなることも…。PWJの支援事業でせっかく学校に行って勉強できるようになった子どもの就学の機会も失われ、栄養状態が改善されてきた妊婦さんや幼児などの健康も損なわれます。もちろん、コーヒー産業自体が危機的な状態に陥ることも懸念されます。

 

 

 

 

現地政府としてもコーヒーの生産性向上のため、コーヒー圃場(ほじょう・畑のこと)のリハビリテーション(コーヒーの木を新しく植え、木の再生(台きり)を行うこと)の重要性を認識していますが、予算不足のため広く対応できておらず、状態の悪化との競争に追い付いていません。

 

老齢化したコーヒー問題を解決するには、丈夫なコーヒーの実(種)を選び、ポットに植え、植え替えられる大きさになるまで育て、圃場に移植するのですが、ある程度の土地の広さと、苗を食べにくる鳥や豚から守るための柵や屋根の建設、世話をする専従スタッフなども必要です。加えて、レテフォホのコーヒーは原種に近く、日陰がないと生育できないため、植えるコーヒーの木と同じ数のシェードツリー(日陰樹)も必要になります。

 

現在レテフォホでは、小規模生産者約400世帯が約600ヘクタールのコーヒー圃場を所有しています。この広い範囲すべてでコーヒーの植え替えを行うのは簡単なことではありません。しかし、今やらないと手遅れになると判断し、この度シェードツリー(日陰樹)30,000本を含むなんと60,000本!のコーヒーの木を栽培し、植え替えることを決意しました。

 

見える範囲全てが、私たちが支援している圃場です。300ヘクタール(約300万㎡、東京ドーム約31.5個分)の広さとなります。ここで、新植と植え替え、カットバック含め5か年計画の事業を展開します
 

生産者に新しい苗を配布し、コーヒーの若返りを図ることで、コーヒーを産業としてきちんと東ティモールに根付かせ、未来永劫続く産業へ押し上げると同時に東ティモールに暮らす小規模コーヒー生産者、女性、子どもの未来を明るくするべく、チャレンジを行います。

 

 

新しいコーヒーの苗木と生産者向け研修で、未来に繋がる産業へ

 

皆様から頂いた資金は、東ティモール・レテフォホ郡のコーヒー生産者400世帯を対象にした、圃場のリハビリテーション事業のために活用させていただく予定です。

 

また、生産者の方たちに今後も継続的にリハビリテーションを行ってもらえるように、まずは、下記のテーマで講義形式の研修を実施します。

 

・リハビリテーションの必要性

・リハビリテーション方法(台きり/木の植え替え/土壌管理(施肥)/新植のための苗床作り/コーヒーの木の成長に不可欠なシェードツリー(日陰樹)の伐採・植替え・新植など)

 

その後、実地研修にて実際にコーヒーの種植え、苗床作りなどを行います。

 

発芽したてのコーヒーの若芽。私たちがよく知っているコーヒーの実がそのままニョキニョキ持ち上がり、ぱっくり割れてふた葉が現れます。約50センチまで成長すると、植え替えのタイミングです。

 

 

産業のない東ティモールで、コーヒーを未来永劫続く産業へと成長させたい

 

2002年にようやくスタートを切ったばかりの、東ティモールという若い国が同じアジアにあり、主要な農産物であるコーヒーが、基幹産業としてしっかり定着する前に、収穫量の減少が始まってしまっているという状況を、このプロジェクトを通じて多くの方に知っていただけたけたら幸いです。

 

長い紛争で、人々は学ぶ自由や、発言の自由、行動の自由が制限されてきましたが、新しい国に生まれ、戦争を知らない子どもたちには、自由を謳歌し、自ら選択し、行動してもらいたいと考えています。

 

そして、東ティモールのコーヒーの可能性を最大化することで、産業の衰退を防ぎ、子どもたちの未来を守るには、皆さんの力が必要です。美味しいコーヒーを飲みながら、私たちのチャレンジを応援してください。よろしくお願いします!

 

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PWJのコーヒー乾燥場に子どもたちを招待し、初めて中に入った様子

 

 

リターンについて

 

今回のクラウドファンディングでは、ご支援いただいた額に応じて様々な返礼品をご用意しております。

 

※一度の支援で最大30口までお選びいただけます。

※本コースへの寄付は、税制上の優遇措置の対象となります。下にある「税制上の優遇措置について」をご確認ください。

 

皆さまのコーヒースタイルに合わせたリターンを各種ご準備しています。

この機会にぜひ東ティモールピースコーヒーをご賞味ください。

 

PWJ直営の東ティモールのカフェ"Letefoho Specialty Coffee Roaster"で使えるドリンク無料券を贈呈します。

 

東ティモールよりお礼のメッセージをお送りするコースや、コーヒーの苗に皆様のお名前を入れて画像をお届けします。

※お手紙については、到着するのがいつなのか、全く読めない東ティモールの郵便事情を予めご了承ください。

 

実際に東ティモールで、コーヒー、文化に触れていただく参加型コースです。

 

上記の返礼品に加えて、
 ・事業報告書(写真つき)(PDF)
 ・お送りする報告書に支援者として名前を記載
 ・感謝の気持ちを込めてサンクスメッセージ送付(PDF)

 ・オリジナルキーホルダー

 

などの返礼品もご用意しております!

ご不明な点等ございましたらお申し付けくださいませ。

 

 

税制上の優遇措置について

 

認定NPO法人であるピースウィンズ・ジャパン(PWJ)へのご寄付は、税制優遇措置の対象となっております。

 

ご寄付(領収書のみを選択した場合)いただいた方には領収書を郵送にて送付させていただきます。

 

尚、返礼品つきのリターンを選択した場合、購入という形になるため、寄付としての領収書の発行が出来かねますので予めご了承ください。

 

詳しくは:https://peace-winds.org/support/deduction.html

 


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