人工衛星に”思い”を託して

こんにちは．

修士一年の出水澤です．

 

今回は私の胸に秘めた思いを書かせていただきます．

 

私は地元が鹿児島ということもあり，小さい頃から内之浦や種子島からロケットが打ち上げられるのをテレビを通してよく見ていました．また，住んでいた場所は「ど」がつくほどの田舎だったので街灯も少なく，よく星を眺めていました。

 

星は一体いくつあるんだろう？

宇宙人っているのかな？

月にうさぎっているんですか？

 

空を眺めてはこういった疑問を誰しも感じたことがあるのではないでしょうか．

 

こういった幼少時代を過ごし，自然と宇宙に興味を抱くようになり，そこにロマンを感じるようになりました．

 

 

そして大きな転機は高校2年生の頃．

父と一緒に「はやぶさ」の実物大のレプリカを見に行くことがありました．今目の前にある人工衛星が，7年間宇宙空間を漂い，様々な苦難・困難を乗り越え，与えられたミッションを遂行し，最後には無事に地球に帰還したことを想像した時，言葉にはできない感情が自分の中で湧き起こりました．

 

わたしにとって人工衛星とは宇宙の情報を提供してくれる”メッセンジャー”であり，たった一人で漆黒の宇宙空間を漂い，未知の世界を切り開いてくれる”孤独な冒険者”なのです．

 

宇宙に打ち上げられるまでに多くの人々の努力があって，そして宇宙に打ち上げられてからも多くの人々のサポートがあって，そうして多くの人々の”思い”をのせて人工衛星は動いています．

 

そして，いつか自分の”思い”を託せる人工衛星を開発して宇宙に打ち上げたい．それが私の大きな夢です．

 

書いていてとても恥ずかしいですが，これが私の赤裸々な思いです．

長文にお付き合いいただきありがとうございました．

 

最後になりますが，本日に至るまで，多くの方々のご支援をいただき研究室一同本当に感謝しております．

クラウドファンディングも残りわずかな日数となってきましたが，最後まで諦めずにプロジェクトを進めていきますので，引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。

 

 

(画像：　-日本の宇宙開発の父- 糸川英雄氏　＠JAXA 内之浦宇宙空間観測所)