車椅子利用者が雨の日を楽しむためのおしゃれなカッパを作りたい

多様性の世の中で、車椅子利用者が使える便利でオシャレな雨合羽をつくりたい

初めまして、佐久間薫です。美容師を約5年、訪問介護を約15年経験しました。

介護の現場での経験の中で、介助者、車椅子利用者にとって雨の日の移動がストレスになっていることにモヤモヤを感じていました。少しでもシンプルに着脱ができ、なおかつ心がワクワクするような物はないものか。そう考えていた時に、ある利用者の方との体験をきっかけに、自分のアイデアが他の車椅子利用者の方にも役に立つのではないかと気づきます。

 

そこから、趣味のビーチバレーの仲間や、過去の仕事の繋がりの中から、大手メーカーやアウトドアメーカーなどの縫製を手掛ける縫製会社とご縁を持ち「あったらよいな」から「自分で作る」と強い意志を持ち、2019年3月に退職し個人事業主として本格的に活動をはじめました。

 

今回のクラウドファンディングを通して、「雨の日でも楽しめる、車椅子利用者、介助者にとって着脱が簡単でオシャレなカッパ」の製品化を進めるために、皆さまからご支援をいただければと考えております。

 

どうかご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

 

雨の日のネガティブなイメージを払拭する

私はもともと美容師として約5年間勤めていましたが、自分にとって大切な存在の方が大病を患ってしまい、その人の力になりたいという想いから介護の道に進むことを決めました。

 

訪問介護を長年していましたが、利用者の方にとって、どうしても介護自体のイメージが暗く、気が乗らないものとして見られていました。雨の日は特にそのネガティブな気持ちが増します。

 

何が利用者さんのストレスになっているのか、どうすれば楽しい気分になってくれるのか。それを考えた時に、美容師だった経験もあり、外見・おしゃれをすることはそのきっかけになるのではないかと思いつきました。ですが、まだ何かが足りない、そう感じてもいました。

 

そんな時に介護の現場で、ある転機となる出来事が。

 

ことの発端は、雨の日の現場での移動の際、完全防水のレインコートを着用していたのですが、バイクの運転していると股上が濡れてしまうという不快感をずっと感じていたことです。

 

学生の頃にアルバイトをしていたスーパーでの経験で、魚屋さんのエプロンがワンタッチで着脱できる事を思い出しネットで試しに購入しました。すると雨の日にバイクに乗っても濡れず、懸案だった股上への浸水が解消されたのです。

 

これはもしかすると他の方にも使えるのでは？と思い、雨の日のデイサービスの送り出しの際に車椅子利用者様に雨合羽と合わせて、魚屋さんのエプロンを着てもらいました。その結果、車椅子利用者様からも好評をいただくことができたと同時に、車椅子の手摺の部分にエプロンがしっかり引っかかることが判明し、それが更なるヒントとなりました。

 

また、改良を重ねていく中で、美容院のカットクロスが着脱しやすい事を思い出し、組み合わせたところ、大きな手応えを感じることができました。

 

こうして経験の中で思ったのは、利便性がありオシャレなものがあれば、ネガティブな気持ちを少しでも払拭できるのではないかということ。

 

従来の車椅子利用者用の雨合羽は、比較的被るポンチョタイプが多く着せにくい物が多い傾向にあります。また、ファッション性の面では、一色使いの物が多くコンセプト等を掲げてるものは少ないです。

多様性のこの世の中で、雨の日の外出でも車椅子ユーザーの方々が笑顔でワクワクする商品を届けたい。

 

そう考え、車椅子利用者用の雨合羽を製作することを決めました。

 

 

虹色合羽プロジェクトについて

今回のプロジェクトでは、皆様からご支援を頂いて車椅子用雨合羽の制作をします。

 

着脱が簡単でデザインも天使がレインボーの羽で優しく包みこむというイメージのデザインになっています。車椅子利用者の方、介助者双方の気持ちを考慮し生地等にもこだわりを持ち耐久性にも優れるものになっています。車椅子利用者の方が快適に過ごせるよう、ぜひバリアフリーやダイバーシティに関心のある方からもご支援をお願いできればと考えております。

 

 

●プロダクトについて

Rainbow Capa（仮）

雨の日でも心が虹色のような気持ちになれるように想いを込めています。生き方美心、心体快護を推奨し高齢者や障害の方々でも明るく楽しい気持ちで過ごせるようにつけました。

 

●機能面のこだわり

透湿性 ：367

透湿性は、蒸れにくいカッパが欲しい場合最低でも5000可能なら8000欲しいと言われています。今回の生地は、367×24時間＝8808なので、基準値以上の透湿性を担保しています。

 

耐水度：1300

また、耐水度についても500で小雨、1000で普通の雨、1500で大雨に対応できるレベルなので、普通から中間の大雨くらいまでなら耐えれるものとなります。

 

生地と作り

蒸れにくく強い雨にも耐えられる生地を採用し、腹部に形状記憶合金のようなバネをいれてるのでしっかりと固定され風等にも強いのが特徴です。

 

●ファッション面のこだわり

着用者、介助者、周りの方々も癒されるようにこだわりファッション性をもたせました。胸の部分には、虹の天使、ボディの部分には羽のデザインがあしらわれています。

 

サイズは1サイズ展開でフリーサイズのみ。

カラー展開はピンクとブルーを予定しています。

 

●資金の使用使途

縫製代とデザイン代にかかる150万円の一部を、クラウドファンディングで集めさせていただければと思っています。

 

オシャレな雨合羽で、車椅子利用者の方の心をキラキラに

車椅子の方々の中には、病院や透析等々の事で多々出かけることがあります。雨の日は特に憂鬱になりがちなのでオシャレな雨合羽を身に着ける事によって、心が少しでもキラキラしてもらえたらと思います。

 

気持ちが高まることで、外にでる機会が増えたりオシャレをしたいと思ってもらえれば、今よりもっと生活にハリがでるはずです。今回のプロジェクトを通して、そのきっかけを社会に提供していきたいです。

 

自分は本当に沢山の経験をさせて頂きましたが人にとても恵まれここまでこれました。物が溢れているこの多種多様な世の中でありますが、まだ光が届いてない所にスポットをあてて少しでも明るくしていきたいと考えています。

 

想いを形にするのに一人の力では、限界があるので支援者の方々には本当に心から感謝します。

 

少しでも多くの方々が笑顔になれるよう心を込めて製作したので共感してもらえると幸いです。

 

メンバー紹介

佐久間薫

美容師免許を取得後、美容師として約5年、ホームヘルパー、介護福祉士として約15年勤めたのち独立。車椅子用雨合羽の実用新案取得、国際出願。動物用の洋服の特許取得。

 

飯島　恵

ハウスメーカー3社と出版社3社等を経て2018年1月に生き方美心株式会社を創業する。2019年にコワーキングカフェKIKCAFEをオープン。ハウスメーカーの仲間と高齢者が高齢者扱いされないデイサービスをプロデュ―ス。また日本元気シニア総研の研究員となり2016年に文京シビックホールでシニアファッションショーを企画し開催する。

　　

コワーキングカフェKIKCAFEとは...？

 

 

結ぶ・嗜む・遊ぶをテーマに誰もが輝く自分になる為のきっかけつくりをコワーキングを通して応援しています。多種多様な人々のもう1つの我が家として愛されています。