その子の「らしさ」を活かした療育を届けたい！

息子の子育てに不安でいっぱいだった日々

 

　20年前、息子がダウン症として誕生しました。

子どもの誕生という嬉しいことが、障害を持っている…ということで「どうして？」「この先どうなるのだろう」「どうしたらよいのだろう」不安で素直に喜ぶことができませんでした。

 

 

当時は療育を行なう場所が限定され、予約が取れない状況でした。私立幼稚園、就学後は地域の学童へ通いました。

 

 

学童では、健常児との差を付けられたお預かりだったり、障害児への理解不足による虐待の疑いがあり、息子が傷を負って帰ってきたこともありました。

 

それでもシングルであった私は、仕事をせざるをえない状況であり、預け先がないというのは死活問題でした。「障害児への理解がないただのお預かりではなく、療育をしっかり行ってくれる場所があれば良かったのに」と、今になっても考えます。　

 

 

 

「療育に通いたいけど、通えない」

こんな現状を変えたい。

 

 

　20年たった現在も、療育に通いたいけど受け入れ先がない等の理由で、通えていないご家族がいるという事で、当時の自分と重ね不安を感じました。

 

「当時の自分のような困っているご家族を助けたい」、「本人とご家族の不安を少しでも軽くしてあげたい」という気持ちから、障害児の子育ての経験、障害福祉の経験を活かし『にじいろクレヨン』を立ち上げることを決めました。

 

はじめに

 

　はじめまして。「児童発達支援にじいろクレヨン」のゆうちゃんと申します。

 

 

私たち「にじいろクレヨン」は、お子さまが安心して過ごせる場所を提供し、一人一人のカラーを大切に育み、その子「らしさ」を活かした療育を行い、本人のみならずご家族にも寄り添う児童発達支援施設です。

 

栃木県佐野市堀米町３４３５

 

　

当時の自分のような悩みを抱えている、1人でも多くの方にこのプロジェクトを届けたく、共感いただけましたら、ぜひ他の方にもシェアしていただけたら嬉しいです。

 

 

ゆうちゃんに不安をぶつけてみよう！

 

（私たち「にじいろクレヨン」は、以下のような現在の療育について、疑問を持っています。）

 

現状、児童発達支援の支援内容は事業所によって様々です。

その中には、障害福祉サービスとして必ずしも相応しくないと考えられるものもあります。

 

例えば、タブレットやDVD等で遊ばせているだけなどの、安全なお預かりに偏っていて、発達支援が適切に行われていないもの。

 

また、発達支援と言っているものの、中身が一般的な習い事とほとんど変わらないという状態のもの。

 

これらは法令違反ではないですが、私たちはこの状況ではその子にあった療育を提供することはできないと考えています。

 

 

私たちは「その子の"らしさ"」に焦点を当てて、一人一人のカラーを大切に育む児童発達支援施設「にじいろクレヨン」を立ち上げました。

 

具体的には、その子「らしさ」を活かした療育を行うために、ご家族との面談を基に目標を設定し、ご家庭に寄り添った療育を行っていきます。

 

プログラムとしては、

・主に全身を使い、歩いたり走ったりジャンプしたり大きく身体を動かす粗大運動

・手先の器用さ、日常生活に必要とされる手先の動き、力加減を学ぶ微細運動

・「聞く力・話す力・会話する力」の向上を目指した、人とのコミュニケーショントレーニング

・その他各個人に合わせたプログラムを行います。

 

その子の好きなこと・興味のあるものに注目し、その子に合った教材を使って、楽しみながら、日常生活での課題の達成に取り組み、生活を豊かにする療育を目指していきます。

 

 

曜日によって療育時間を変えています。

・午後の療育では体力面に心配があるという方は9時半から11時半の療育

・幼稚園保育園での活動を優先したいという方は14時から16時の療育

・年齢や他様々な理由から幼稚園保育園の利用をしていない方は9時半から15時半の1日療育　など

 

ご本人やご家族の生活リズムに合わせて利用時間の選択をしていただけるようにしています。

 

 

 

　昨今、保育所・認定こども園・幼稚園での子どもへの虐待・障害者施設・介護施設での虐待をよく耳にします。

 

施設は閉鎖的な空間であるため、一度叱責や暴力が発生すると日常化してしまうこともあります。

この現状を踏まえて、障害者虐待防止法では事業所での虐待防止委員会の設置・虐待防止研修の実施が義務付けられました。しかし、まだまだ認知が低いのも現実です。

 

特に、障害者への虐待においては被害者本人に虐待を受けたという認識がないことも多く、虐待の発覚まで時間がかかってしまうことも・・・

 

 

 

私たちは、閉鎖的であった施設をご家族を中心にオープンの場にしていきたいと思っています。

 

　「にじいろクレヨン」では定期的な参観日を設けることで、保護者の方にも教室の雰囲気や療育の様子、お子様の姿をご覧になっていただこうと考えています。

 

大切なお子さまを預かる職員の共通意識として、子どもの突発的な行動に対しても勢いで対応することなく、できるだけ肯定的に関わることができるよう心掛け、身体拘束や虐待などに繋がりそうな職員の行動にはどんな些細なことでも、全員が気付いたことをすぐに報告しあえる風通しの良い環境を作っています。

 

 

 

 

私たちの思い

 

子どもの誕生という素晴らしく、喜ばしいことから「障害」と診断されたとき、とても悲しく辛く、どん底に落とされた気分になりました。「どうして？」「何がいけなかったの？」「これからどうなるの？」不安で涙が溢れ、来る日も来る日も泣いていました。

 

周りと比べて落ち込み、家から出かけるのも控えるようになり、社会との繋がりを持つ機会が減ってしまいます。

 

　しかし、子どもは日々成長しています。親である私たちがまずは子どもの現実を受け入れ、前向きに接していかなくては、かわいい子どもの成長を喜ぶことができません。

子ども達も悲しむ親の姿や、受け入れてもらえない寂しさで泣いているかもしれません。

 

親が楽しみながら子育てをする、それが子どもにとって楽しく嬉しいことです。

 

 

たくさん泣いた日々が、笑顔溢れる日々になり、みんながきれいな虹を架けられるように

「にじいろクレヨン」では「らしさ」を見つけるお手伝いをしていきます。

 

　「にじいろクレヨン」のお友達「ゆうちゃん」は、一人では気づけなかった「らしさ」をお友達のクレヨンを貸してもらうことで、一生懸命見つけ、きれいな虹を作っています。

 

 

 

ご支援が必要な理由

 

その子の「らしさ」を活かした療育の実現に向けて、施設・経験豊富なスタッフが揃いました。ただ、あと１つ皆様にご協力いただきたいことがあります。

 

現在、お庭のフェンスが一部ない状態、またお庭に雑草や石が多い状況です。子ども達をお外で遊ばせてあげることができません。

 

お外で遊ぶ子ども達の安全を確保するためのフェンス設置とお庭整備資金のご支援をいただきたいです。

 

 

リターンご紹介

 

本プロジェクトのリターンの一部をご紹介させていただきます。

 

 

 

■本プロジェクト限定リターン

 

そして最後のこちらのリターンは本プロジェクト限定のものとなります。今回、「ゆうちゃん」が本プロジェクトを紹介してくれましたが、実は「ゆうちゃん」のお友達が他に7人います。この子達にはまだ名前がありません・・・

そこで、本プロジェクト限定で、この子たちの命名権をご提供したいと思います。

 

 

また、その他にも様々なリターンをご用意していますので、ぜひご覧いただけたら嬉しいです。

 

スタッフメッセージ

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

児童発達支援では子どもたち一人一人の持つ力を伸ばすお手伝いをします。

子どもたちの発達段階に応じて、小さな目標から設定し「やったー！」「できた！」を沢山作っていくこと… その子が持っている生活の中での課題に取り組み、生活を豊かにする療育に取り組むことが私たちの役割です。

 

「楽しかった」「また来たい」と親子で感じてもらえる教室作りに努めて参ります。

にじいろクレヨンにご支援いただけると幸いです。

 

応援よろしくお願い致します。