FIP（猫伝染性腹膜炎）と闘う保護猫ランクの命を助けてください！

ランクとの出会い

令和元年６月２９日職場近くの空き地を大雨の中草刈りをしていました。

小さい猫の鳴き声が聞こえ、コンテナの下を覗くと１匹で泥まみれで震えながら鳴いている

子猫がいました。

それがランクとの初めての出会いでした。

急いで動物病院へ連れて行き、血液検査をしてもらいましたが異常はありませんでした。

ただ、ノミと真菌がひどく薬を処方してもらいました。家へ帰り汚れを落とすとノミの死骸が

大量に出てきて、ごはんをあげると何日もろくに食べていなかったのかすぐに平げ、その後安心したのか温かい湯たんぽに寄り添いスヤスヤと眠っていました。 

 

すくすくと成長

真菌がひどく皮膚炎で毛がなかなか生えてこなかったのですが、薬が効いて皮膚炎も良くなると

きれいな真っ白な毛が生えてきました。先住猫の保護猫男の子２匹ともすぐ打ち解けて仲良くなりました。避妊手術も無事終わり美人なランちゃんへと成長しました。

 

FIP（猫伝染性腹膜炎）かも？

令和４年２月２０日おしっこを出そうとするけど少ししか出ず、トイレを行ったり来たりしていたのでもしかして膀胱炎？と思い動物病院へ連れて行きました。

病院で触診してもらっても尿は溜まっておらず、もしかしたら尿結石かもしれないのでエコー検査をしてもらいました。

すると腹水が溜まっていることがわかりました。

先生の話では腹水で考えられることは

猫のコロナウイルスFIP（猫伝染性腹膜炎）を発症しているかもしれないと言われました。

 

FIP（猫伝染性腹膜炎）とは？

FIPとは猫コロナウイルスで発症する病気でこのウイルスはほとんどの猫が保有しているのですが、極稀にウイルスが突然変異を起こし１〜２%の子が発症してしまいます。

症状は発熱、食欲不振、体重減少、腹水でお腹が膨れるなどの症状で、予後が悪く数日から数ヶ月で亡くなってしまう病気でです。ウエットタイプ、ドライタイプ、混合タイプの３つのタイプがあります。

特にウエットタイプはドライタイプと比べると進行が速く、治療薬はありますが国で承認されて

いないため保険外となります。高額で１００万円以上かかりますが、効果が期待できる治療薬です。

この投薬治療以外はインターフェロン、ステロイドで症状緩和、延命治療それでも数ヶ月の命もないと言われました。

（出典：アニコム獣医師監修　猫との暮らし大百科）

 

 

どうしてランクが．．．

FIPという病気は以前から知っていましたが、いざ現実を突きつけられると頭が真っ白になり先生の話もまともに聞けませんでした。

どうしてランクがと信じられず涙が止まりませんでした。

助かるなら何でもしてあげたい！！

最初に感じたことでした。

……が、現実的に考えるとコロナ渦で給料がまともに入らなかったり、他にも保護猫がいるのでその子たちの治療費などで、恥ずかしながら我が家の金銭状況では１００万円以上の治療費なんて到底払えません。でもランクの顔を見ると一度助かった命どうしても繋ぎたい、諦めたくない気持ちでいっぱいでした。

ランクは腹水が溜まっていたのでおそらくウエットタイプで、採取した腹水を検査に出し、FIPかどうか調べ、結果が１週間ほどで出るので電話で知らせてくれるとのことでした。

 

諦めたくない！！

どうしても諦めたくない。家に帰りFIPについてたくさん調べました。

SNSで調べているとFIPについて詳しい先生についてたどり着きました。FIPについて問い合わせを受付しているとあり、今のランクの状況を伝えました。

「１週間結果を待っている間にも亡くなる子もいるので、早く投薬を開始した方がいいです。お住まいの近くのFIP協力病院を紹介します」と返事がありました。

すぐに紹介して頂いた病院に予約を取り６日後受診となりました。

 

FIP協力病院を受診するまでの間のランク

やはりいつもよりどこか元気がなくコタツの中に入り、あまり出て来ず大人しくしている状況が続きました。

幸いなことに、ごはんは多少好き嫌いはありますが、カリカリフードにチュールをトッピングするときちんと食べてくれたので、それだけが救いでした。

でも、病院を受診するまでに急変したらどうしよう．．．間に合わなかったら．．．

と考えてしまう不安でたまらない日々が続きました。

 

治療薬について

受診するまでに治療薬について調べました。

 

● 体重によって量が違うこと

● １粒5,000円ほどかかること

● ８４日続けて服用すること

 

服用させることはできますが、やはり問題は金額でした。ランク以外にもたくさんの猫ちゃんがFIPを発症していましたが、「薬代が高額な為、払えない」とありました。

そこで皆さん行っていたのがクラウドファンディングでした。

これだっっ！！と確信しました。

これでランクを助けることができるかもしれない。ランクが元気になった姿をもう一度見れるかもしれない。

いや、助けるんだ！！この唯一の望みにかけてみよう！と挑戦することに決めました。

 

FIP協力病院受診

令和４年２月２６日

片道２時間半かけて車で病院まで行きました。道中ランクは大人しく鳴かずにじっとしていました。

予約時間より早く着きましたが、すぐ案内して頂き診察してもらえました。

先生は病気について、ランクの状況についてゆっくり丁寧にわかりやすく説明して頂きました。

腹水の量からみると、FIP（猫伝染性腹膜炎）ウエットタイプ中期で間違いないだろうとの診断でした。

ランクは体重、食欲もある為、今から投薬を始めると３〜５日で元気になり、食欲改善などみられるケースが多いと説明して頂きました。

助かるんだ！！

安心と嬉しい気持ちでいっぱいでした。

覚悟を決めていた私は投薬治療を開始して頂くようお願いしました。

 

投薬治療開始

１日必要量ランクの場合

体重：4.66kg×100mg＝466mg

１錠＝200mg半錠＝100mg

 

１錠；6,160円（税込）×2.5錠＝15,400円（1日）

15,400円（1日）×84日間＝1,293,600円 ➡︎ 合計 約130万円

まずは９日分処方して頂き、また８日後受診となりました。

 

 

ランク投薬１日目

空腹の状態で投薬しないといけないのでカリカリやチュールと一緒にできないのが難点でした。

お薬と一緒に投薬する器具を頂きました。

先端のシリコン状のチューブに錠剤を入れ、グリーンの部分を押すと錠剤が発射されます。

これをランクの喉の奥の真ん中に入れるのが難しく悪戦苦闘しながらどうにか投薬することができました。

投薬後は吐いてしまう事もあるので１時間付きっきりで観察します。

あまりベタベタすると嫌がるのである程度距離を置いての観察です。

投与初日は吐くこともなく投薬完了しました。

 

 

FIP陽性診断確定

投薬２日目の朝かかりつけの病院から連絡がありました。

「ランクちゃんFIP陽性と結果が出ました。」覚悟はできていたつもりでしたが改めて聞かされると、とてもとても重い言葉でした。

かかりつけの先生にFIP協力病院を受診した事、投薬治療を開始した事を伝えました。

先生も理解してくださり、「FIP協力病院とも連携できるので何かあったらいつでも言ってください」と言って頂きました。

 

 

 

投薬４日目

体調を崩してからおもちゃを向けても見向きもしませんでしたが

４日目になると自分から出てきておもちゃで遊ぶようになりました。

投薬の効果を少しずつですが日々実感しています。

 

 

ランクのこれから…

ランクの投薬はまだまだ続きます。

その分費用がかかってきますが、後４匹の保護猫の治療費もあり、恥ずかしながらとても賄いきれません。

ランクが元気になる姿をどうしても見たい。兄弟たちとこれからも一緒に生きていけるように。

私のわがままかもしれませんが、一度助かった命どうにか繋いでいきたい。

どうかランクの命を助けてください。

皆さんどうか、ご協力をよろしくお願いいたします。

今回のチャレンジは1円でも目標金額達成しなかった場合、支援金を受け取ることができません。

どうか目標金額達成できるよう、みなさんお力をお貸しください。

よろしくお願いします。

 

◎ランクのFIP（猫伝染性腹膜炎）の治療薬は国の認可が降りていない為、保険適用外となり高額となります。

ランクの場合1日15,400円（体重4.6kg）かかり、これを84日間投与する為1,293,600円かかります。

それに加え、検査代、協力病院までの交通費等も発生しますが、今回の支援金は投薬費に充てさせて頂くので、投薬費の差額、検査代、交通費は自己資金にて補填させて頂きます。

 

※目標金額より多く支援頂いた場合や、考えたくはないですが、万が一ランクが亡くなったり、途中で治療を終了した場合は、今までかかった治療費に充てさせて頂きます。

 

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