緊急支援:アフガニスタンで命の危険に晒されている人々に退避と保護を

緊急支援:アフガニスタンで命の危険に晒されている人々に退避と保護を

寄付総額

25,561,000

目標金額 10,000,000円

寄付者
1,759人
募集終了日
2021年11月22日

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ネクストゴール達成のお礼と

今後のご支援について(2021年11月9日追記)

 

10月15日に設定したネクストゴールは、皆さまからのご支援をいただき11月7日に達成することができました!改めてお礼を申し上げます。

 

ネクストゴールの達成により、当初の予定の倍にあたる480人への退避・保護をみすえた支援を進めることができるようになりました。カブール陥落から2カ月半が経った現在もアフガニスタンの状況は混沌としており、退避や保護が必要な人々の危険は更に高まっています。今まで以上に厳重な安全対策を取る必要もあり、1人あたりにより多くの退避・保護費用が必要な状況になっています。

 

REALsに届くSOSの声も依然として増え続けており、REALsが唯一の望みだという人もいます。アフガニスタン退避・保護のための緊急支援を通じて一人でも多くの人を救うため、クラウドファンディングの残り期間でサードゴール3,000万円を設定しました。いただいた寄付金は引き続き退避支援・保護支援に充てさせていただきます。経費を含め、明細を2022年3月末までに報告いたします。

 

当初の目標を超えてネクストゴールまで到達できたのは、皆さまのご支援とご協力のおかげです。この支援の輪をさらに大きく広げ、現地の人々を救う行動につなげたい。そのために、SNSでのいいね、シェアやリツイートなどでの情報の拡散、またご寄付でのご支援を通じて、REALsとともに行動を起こす力に加わっていただけるよう、ぜひご協力をお願いします。

 

 

REALs理事長 瀬谷ルミ子

 

2021年8月、アフガニスタンではタリバンが首都カブールまで進行し、アフガニスタン政府は事実上崩壊。そしてアフガニスタン国内では今、脅迫、拉致、暴力、殺害、強制婚などが各地で発生しています。

 

命の危険にさらされるアフガニスタンの人々から、退避と保護を求める声が絶え間なく届いています。その多くが、殺害予告や脅迫を受け、捜索を逃れ、身を隠している人たちです。

 

現地からの声を受け、悲惨な状況から一人でも多くの人々を救うために、本クラウドファンディングを立ち上げました。

 

日本からの支援金は、アフガニスタン国内にいることで命に危険がおよぶ確率の高い人々の国外退避および、アフガニスタン国内での保護活動に充てさせていただきます。

 

2021年8月の首都カブール陥落翌日、退避を求めてカブール空港の外に集まる人たち

 

 

 

 

クラウドファンディング立ち上げにあたって

 

認定NPO法人Reach Alternatives(REALs)の理事長の瀬谷ルミ子です。私は、長年紛争地での争い予防や平和構築に取り組むなかで、アフガニスタンでは旧軍閥の兵士の武装解除、動員解除、社会復帰(DDR)を担いました。

 

2021年8月末に米軍がアフガニスタンから撤収することを受け、国内各地でのタリバンの進行が進み、2021年8月15日に首都カブールが陥落、アフガニスタン政府は事実上崩壊しました。タリバン暫定政権が誕生した今、アフガニスタンでは、拉致、暴力、殺害、未婚女性の強制婚などが各地で発生しています。

 

かつてともに働いたスタッフに加え、女性活動家、ジャーナリスト、外国組織の関係者など、命の危険にさらされるアフガニスタンの人々から、退避と保護を求める声が絶え間なく届いています。その多くが、殺害予告や脅迫、暴力を受け、捜索を逃れて、身を隠している人たちです。

 

現地からの声を受け、私は8月から、極めて深刻な命の危険にさらされているアフガニスタンの人々の国外退避と保護の支援活動を開始しました。世界各地の政府や有志団体とも連携し、今では常時200~300人前後の人々を支援しています。ほぼ24時間体制で活動を継続していますが、現地の悲惨な状況から一人でも多くの人々を救うために、本クラウドファンディングを立ち上げました。

 

日本からの支援金は、アフガニスタン国内にいることで命に危険がおよぶ確率の高いアフガニスタンの人々の国外退避および国内での保護活動に充てさせて頂きます。

 

アフガニスタン, リモート, 道, 丘, 山, 岩, 風景, 茶道

 

 

皆さまのご支援によってできること

 

一夜にして人生が変わってしまったアフガニスタンの人々は、自分たちの声が世界に届き、助けが来ることを求めています。そんな人々を救うためREALsは、世界各地で退避支援を行う有志たち、各国政府関係者とも連携し、支援活動を続けています。退避を求める一人ひとりと直接連絡を取り、寄り添い、このままでは命の保障ができないと判断される人々を、身の危険がない受入国に。命を守るための活動に、あなたの力が必要です。

 

本プロジェクトで集めた支援金は、空路・陸路での移動費や査証費などの退避費用、危害を加えられる恐れのある人々のためのシェルター(隠れ家)運営費、通信費、安全確保などの保護費用に用いられます。

 

2021年8月カブール陥落の翌日、カブール空港内で退避を求める人たち

 

 ●退避支援
・空路による退避手段の確保
・陸路の安全な退避ルートの確保
・査証・受け入れ国の承諾の取得支援
・退避にかかる諸費用の支援

 

●保護支援
・脅威情報の収集・分析・助言
・安全確保対策
・シェルター(隠れ家)の提供
・医療支援(シェルターへの医者・助産師派遣など)
・安全な通信手段の確保

 

 

 

目標金額:1,000万円

支援金の使途:

航空費、陸路交通費、査証費などの退避支援費:640万円

シェルター(隠れ家)運営費、通信費、医療費などの安全確保費:160万円

現地への送金手数料:13万円

手数料(クラウドファンディング会社):187万円

必要金額合計:1,000万円

 

1人当たりの退避支援に平均8万円(退避先によってはこの2~5倍)、安全確保に平均1万円がかかります。目標金額1,000万円の達成により、おおよそ240名の人に支援を行うことができます。

 

※退避費用は個別のケースによって異なり、この金額・人数はあくまで現状での平均からの推定です。支援者数についてはプロジェクト実施の活動報告にて、また最終的な支援金使途の内訳についてはプロジェクト実施完了後、報告書にて報告いたします。 

※本プロジェクトは、期日までに集まった支援総額に応じて、実行内容及びその規模を決定します。少なくとも現在進めている支援につきましては、不足金額分を自己負担するなどして可能な範囲で実行致します。

※支援金の使途は、経費を含め、明細を2022年3月末までに報告します。なお、緊急支援という性質上、現場のニーズに応じて使途の変更を余儀なくされることがあります。その場合でも、退避支援・保護支援を大前提として、支援金を有効に活用します。

 

 

支払いや送金は現地の最新状況に応じ、安全・適切に行います

 

タリバン暫定政権下のアフガニスタンでは資産凍結により現金が不足しており、銀行から引き出し可能な現金額に制限がかけられていますが、ウエスタンユニオンなどの国際送金は再開され、安全に送金ができることが確認されています。

 

本プロジェクトで受け取った資金は、航空費、査証費、通信費など直接運営法人に支払うことが可能なものは直接支払うほか、医療費や陸路交通費などは支援を必要とするアフガニスタンの人々に信頼できるルートを通じて現金で直接届けます。

 

提携団体、また支援対象となる個人の名称は、海外の団体とつながりがあることが特定された場合、攻撃対象となる恐れがあるので公表できません。

 

しかし、いただいたご支援は既に極限状態である国家・社会の破綻状況を踏まえ、また、確実に実行可能な資金・物資の輸送手段を検討したうえで活用いたします。 また、提携団体についてはすでに支援実施の同意が得られています。支援対象となる個人については、下記方針に基づいて決定しております。

 

退避・保護が必要である理由(経歴・属性など)が書類、写真、信頼できる複数の機関や第三者の照会により根拠とともに確認できていること。

支援対象者の氏名、連絡先、身分証明書、写真を全て事前に入手したうえで、本人との直接の聞き取りを経て支援のニーズを確認できていること。

 

社会情勢の変化により、万が一本プロジェクト内容の実施ができなくなった場合でも、アフガニスタンの人々が必要とするニーズに基づいた支援に資金を活用いたします(国内の困窮した人々や避難民に対する食糧・生活支援など)。 

 

どうか皆さまからのご支援をよろしくお願いいたします。

 

 

タリバン暫定政権下のアフガニスタンについて
- 今アフガニスタンで起きていること -

 

首都カブールを含む各地では、国内避難民が多数発生したほか、国外退避を希望する人々が空港に殺到しました。退避する輸送機を追いかけしがみつく人々、4日間飲まず食わずで空港に何とか入ろうとひたすら待ち続ける幼子を連れた家族も多数いました。しかし国外退避できた人々はごく一部で、多くの人々が国内に取り残されています。

 

9月現在、外国人や外国の組織と強いつながりのあるアフガニスタン人の退避がわずかに行われています。

 

しかし、多くの人々は退避のすべもなく、アフガニスタン各地では女性活動家、ジャーナリスト、元政府関係者、国軍・警察関係者、外国軍への協力者、外国組織の関係者、タリバンを処罰した報復で脅迫される裁判官などの法曹関係者、タリバンの教えでは禁じられる音楽や興行に加担したことを罪とされ命を狙われるアーティスト・ミュージシャン、少数民族や特定地域の出身者、LGBTQの方たちなどを対象にした脅迫、殺害予告、拉致、暴力、殺害などが連日各地で発生しています。

 

各地でタリバンにより処罰リストが作成され、対象とする人々を探す戸別訪問や検問の設置が行われており、命の危険から身を潜めて暮らす人々の多くが、安全な場所、国外への退避を求めています。

 

女性活動家は危険を冒して女性の権利を求めてデモを行い、現地ジャーナリストも実情を世界に伝えるべく取材をしていますが、時間の経過とともに国際社会への関心や支援が無くなることで、このような現地の人々の声が消えてしまうことも懸念されます。  

 

以前のアフガニスタンの様子(Photo by:青木健太氏)

 

 

映画『ミッドナイト・トラベラー』監督の関係者も支援しています

 

2015年にタリバンから死刑宣告を受け、アフガニスタンを脱出した映画監督一家自身がスマホでその逃避行を撮影して完成させた映画『ミッドナイト・トラベラー』(https://unitedpeople.jp/midnight/)。現在日本で上映中の同映画の監督ハッサン・ファジリ氏は、カブール陥落後の取材で涙を流して訴えました。

「多くの文化人が取り残されています。映画監督、人権活動家、記者、詩人など、私に助けてくれと言うんです。でもその術を私は知らないのです。彼らは脱出したいと願っています。」

 

その訴えを受け、私はファジリ監督と連絡を取りました。そして今は彼の関係者で特に命の危険がある約50名の退避・保護支援も行っています。

 

 

現地からの声

 

現在私たちが退避・保護支援をしている人たちがどのような危険にさらされているか、直接の声をお届けします。

 

活動家/ジャーナリスト(女性)

私は学生のうちから地方のラジオ局のマネージャーとして、地元メディアで女性の権利のため活動してきました。しかし、女性のための活動をしていたことからタリバンの脅迫を受け、自宅は襲撃され、オフィスは焼き討ちにされました。今では私の写真をもって居場所を捜索されていると聞き、家族とも離れ離れで身を隠す生活を送っています。各地で仲間の女性たちが女性の権利のためのデモを行うことを知り、自分も勇気を振り絞って参加しましたが、開始直後にタリバンが銃を乱射し、友人の女性含め3名が亡くなりました。私たち女性が20年かけて築いてきたものが一瞬にして崩れ去り、この先自分や家族がどうなっていくのか不安で毎日怯えて過ごしています。しかし、このまま声を上げずにいたら本当に女性たちの存在が消されてしまうという思いで、今も女子教育のためのキャンペーンをしています。8月初めに脅迫と襲撃を受けてから、世界中のさまざまな機関や個人に助けを求めて連絡をしましたが、それに応えてくれたのはルミコだけでした。今は国外退避の準備も進めてもらっています。

2021年9月、女性の権利のためのデモの様子。
自分たちの訴えを届けたいとの本人含む女性たちの希望に基づき写真を掲載しています。

 

治安組織の幹部(男性)

私は長年アフガニスタンで国の治安を守る役職に就いてきました。自分の仕事に誇りを持っていたため、タリバン統治後も国にとどまるつもりでいました。しかし、先日裁判への出廷要請があり、危険を感じたため身を隠しました。出廷した同僚は、暴力を受け、意識不明の重体となっています。今では、毎日居場所を変えながら、助けを待つ日々です。

 

元国際機関スタッフ(女性)

私は3歳の息子がいるシングルマザーです。長年国際機関の現地スタッフとして、女性の自立支援に関わってきました。前政権が崩壊し、女性への支援をしていたことで身の危険を感じ、かつての勤務先などの国連・国際機関に退避の要請をしましたが、対応してもらえませんでした。しかも、離婚した夫とその家族から連絡があり、「タリバン暫定政権下では子どもは夫の所有物だから息子を渡せ。お前も過去の職歴から罰せられるだろう。タリバンと一緒に見つけに行く」と脅されています。今は隠れ家にいます。もう私には息子しか残されていない。彼は私の全てなんです。毎日前夫の家族から何十回も脅迫電話がかかってきて、恐怖とストレスで押しつぶされそうな日々です。他に頼る人がないなか、友人であるファジリ監督のつながりでルミコから連絡がありました。今は息子とともに国外退避できる計画を進めてもらっています。

 

 

プロジェクト発起人

 

瀬谷ルミ子

REALs理事長

2003~2005年に在アフガニスタン日本大使館で外交官として武装解除と治安改革を担当。中央大学総合政策学部卒業。英国ブラッドフォード大学紛争解決学修士号取得。国連PKO、NGO職員、外交官として中東、アフリカ、アジアの紛争地で活動。2007年より日本紛争予防センター(現REALs)の事務局長に就任、2013年より現職 。ニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人25人」(2011年)、日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2012準大賞、日経ビジネス「未来を創る100人」(2012年)、イギリス政府主催International Leaders Programme (2015年)などに選出。 NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」出演のほか、CROWN(三省堂)など複数の高校英語教科書にも掲載。著書に「職業は武装解除」(朝日新聞出版)など。

 

認定NPO法人Reach Alternatives(REALs)

REALsは「紛争・テロ・社会的な暴力」を防ぎ、乗り越え、共存できる社会の実現に向けて争い予防に取り組む認定NPO法人です。現在はアフガニスタンのほか、ケニア、ソマリア、南スーダン、トルコ、シリアで争いの当事者とともに問題の予防・改善・解決に向けて活動を行っています。また、アフガニスタンでは過去に地雷撤去、除隊兵士の社会復帰、女性の自立支援活動なども行いました。

 

 

賛同者より応援メッセージ

 

ハッサン・ファジリさん

映画『ミッドナイト・トラベラー』監督

ルミコとREALsによるアフガニスタン人の同胞を助ける努力を心から支援します。私の映画『ミッドナイト・トラベラー』が現在日本で上映され、私の家族に共感した日本の素晴らしい人たちから、多くの応援メッセージを貰いました。日本の善良な人々に評価されていると聞き、嬉しく思うとともに、心から感謝します。

 

ご存じの方もいるでしょうが、私はタリバンについてのドキュメンタリーを撮ったこと、そしてアートカフェでの文化的・芸術的活動のために、タリバンから死の危険に晒され、2015年に家族と一緒にアフガニスタンから逃れることを余儀なくされました。幸運なことに、私たち家族は生き残りヨーロッパに辿り着きました。私たちは今、アフガニスタンの人々のことを心配しています。日本の善良な人々の協力を得て、危険な状況下で生きる多くの人々を退避させられることを願っています。あなたの支援は末長く続くインパクトを生むものです。戦争と国境のない世界を願っています。 

 

関根健次さん

ユナイテッドピープル(株)代表

命の危険を感じ、アフガニスタンからなんとか脱出したいという人々の救出に奔走するREALsを支援します。同国の映画『ミッドナイト・トラベラー』(https://unitedpeople.jp/midnight/)ハッサン・ファジリ監督の友人たちの救出に動いてくださり感謝しています。

 

廣瀬俊朗さん

元ラグビー日本代表キャプテン、(株)HiRAKU代表取締役 、TEAM FAIR PLAYキャプテン

国際情勢の変化で急に日常生活が変わってしまって、ご自身の命を守るためとか生活を守るために、国外に退避されたいという人たちの思いは、とっても切実なんじゃないかと思っています。僕自身も、日本にいながらできる支援をしようと思い、サポートさせて頂きたいと思っています。みなさんも出来る範囲で、もし賛同して頂けるならサポート頂けると嬉しいです。本当に緊急を要することだと思いますので、迅速にアクションを頂けると嬉しいです。

 

杉山恒太郎さん

(株)ライトパブリシティ 代表取締役 社長

REALsはその名の通り、アフガニスタンにいる人を救う「リアルな」解決法を知っています。現地で息を潜めている人を救うため、代表の瀬谷ルミ子さんは政府や軍や組織100人以上と連絡を取りながら、変化する状況の中で退避ルートを確保している。僕なりにできることを考えました。彼女を支援する。そして、自分にできることはないかとこのページを見ている方に呼びかける。命を救う、これが最善の道だと信じます。

 

青野慶久さん

サイボウズ(株)代表取締役社長

私もアフガニスタンの人たちの切羽詰まった状況を知り、支援させていただきたいと思っています。この支援は緊急を要する支援になります。ぜひ、皆さんの可能な範囲で支援にご協力していただけるとうれしいです。

 

田口ランディさん

作家

『あなたはどんな苦しみを受けているのですか?』

「戦争は女の顔をしていない」これは2015年にノーベル文学賞を受賞したベラルーシの作家、スヴェトラーナ・アレクシェービッチの著書のタイトルです。戦争のなかに「女性たちの声」を見出したこの作家の仕事は、男たちの語る戦争とは異なる、生活者の視点から戦争の不条理を描き出しました。


 闘いは非日常ですが、どのような状況下でも人間は食べて、眠り、子どもを育て、家族と個人の尊厳を守り、生きていかなければなりません。日常を守ろうとした市井の人たちが助け合い、励ましあい、瓦礫から立ち上がり、人類は生のびてきたのです。


 いま、私はアフガニスタンといういまだ行ったことのない国に暮らす女性たちのことを考えています。長い歴史の中で、さまざまな試練を経て生き抜いてきた女性たちの声が、言葉が、いつかさまざまな文学となってアフガニスタンから世界に届けられる日が来ることを思っています。


 私は作家です。日本で小説を書いています。小説というのは実になんの役にも立たないもので、それがなくても食べるには困りません。ですが、言葉は歴史に埋もれた人々の声を後世に伝えることができます。誰にも知られなかった闇を書き残すことができます。空爆に曝され、苦しみを受け続けてきた土地の人たちが、その苦しみを伝えることは未来への希望となります。時として、言葉は、ごく稀にですが、読み手の心を変えることがあるからです。「もう、こんなことは二度と繰り返してはいけない」と。


 いま、命の危険を感じたり、また、教育を受ける機会を失ったりしている女性たちが、アフガニスタンにいることを、私は知っています。その人たちこそ、未来の地球の担い手となるべき人たちです。体験したことを語り伝えていく語り部となる人たちです。なんとか、生き延び、教育を受け、体験したことをありのままに発信してほしい。そう願います。


 もしかしたら、諸外国からは知ることのできない、アフガニスタンという国の特殊な事情があるのかもしれない。私たちが誤解をしているところがあるかもしれない。それを、伝えられるのは普通の生活者の人たちです。


 私は、アフガニスタンの人たちが「あなたがたはどんな苦しみを受けているのですか?」と問いたい。そして、その答えを聞きたい。何に希望を見出し、何を望んでいるのかを知りたい。そして、それを未来のために言葉として残してほしいと切望します。


 アフガニスタンの女性、知識人、生活者のみなさんの身の安全を守り、その人権を擁護するためのこの支援活動に賛同します。私たち1人ひとりができる援助はわずかかもしれませんが、額ではなく、数が大事なのだと思っています。メッセージを伝えていきましょう。アフガニスタンを世界から孤立させはしない。みんなが見守っているよ、という友愛のサインを送りましょう。


 ほんとうにささやかな行為でしかありませんが、アフガニスタンのことを見ています。じっと見ています。そういう無数の目が夜の星のように存在することを伝えたいです。星明かりのもとで、アフガニスタンから、やがて世界を変える文学が、立ち上がってくることを信じます。
 
田口ランディ

 

茂木健一郎さん

脳科学者

国の方向や政策をめぐる考え方はいろいろあるけれども、急激な変化で混乱が起きたとき、生活の基盤をうばわれたり、安全が失われてしまう方々がいる。そのような方々に助けの手を差し伸べることは「人間」としての自然な気持ちだし、これからの地球で生きていく上で不可欠な心の働かせ方、頭の動きだと思う。今アフガニスタンで起こっていること。それは、私たち自身の人間としてのあり方に関わることだし、脳の共感回路を通しての未来へのかけ橋となる。かつて、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』のスタジオでお目にかかって以来、瀬谷ルミ子さんのお人柄を尊敬し、活動を応援しています。みなさまの深いご関心と熱きご支援を!

 

佐々木 芽生さん

ドキュメンタリー映画監督

私たち日本人にとって、アフガニスタンは、文化も歴史的背景も違う遠い国かも知れません。でもタリバン統治による大混乱の中で、多くの人が命の危険に晒されているというニュースを見て「何かしたい。でも何もできない」と思った人も多いのではないでしょうか。そんな中で、現地の人に手を差し伸べようと立ち上がった瀬谷さんの勇気に、心からの敬意と最大限のエールを送ります。私たちのもどかしさを形にして、届けてくださってありがとう。REALsの救援活動によって、一人でも多くの命が救われることを祈っています。

 

 

税制上の優遇措置について

 

認定NPO法人であるREALsへのご寄付は寄付金控除の対象となり、ご寄付の最大約5割が還付されます。寄付金控除について詳細は当団体のウェブサイトをご参照ください。

 

寄付金受領後、特定非営利活動法人 Reach Alternativesより「寄付金領収書」を発行いたします。「寄付金領収書」上の「寄付金の受領日」は、2022年1月の日付となります。寄付金領収書は、2022年2~3月に順次送付いたします。領収書の名義・発送先は、原則としてご支援時に入力したお届け先の宛名と住所となります。※来年の控除対象となります。

 

 

ご支援いただくにあたっての留意事項

 

●本プロジェクトのリターンのうち、HPにお名前を掲載するリターンの条件詳細については、こちらのページをご確認ください。

●ご支援確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。

●支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。

●領収書の名義・発送先は、原則としてご支援時に入力したお届け先の宛名と住所となります。

●なお、ご支援後に上記情報を変更することはできず、アカウント情報を変更した場合でも、ご支援時に入力したお届け先の宛名と住所は変更されません(個別にご連絡いただかない限り、原則としてご寄付時に入力いただいた宛名と住所に領収書をお送りさせていただくことになります)のでご注意ください。

●銀行振込にてご支援いただく際、返金先口座情報をお伺いいたしますが、All-inのため原則返金はいたしません。ただし万が一ページで約束していたプロジェクトを実施できなかった場合や、振込金額が予約金額より超過している、もしくは不足しており追加で振込まれない場合に返金先口座を利用いたします。お手数ですがご入力をお願いいたします。

 

 

 

プロジェクト実行責任者:
瀬谷ルミ子(Reach Alternatives/REALs)
プロジェクト実施完了日:
2022年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

認定NPO法人REALsがアフガニスタンで命の危険に晒されている人たちの退避・保護支援を行います(退避支援:空路による退避手段の確保、陸路の安全な退避ルートの確保、査証・受け入れ国の承諾の取得支援、退避にかかる諸費用の支援、保護支援:脅威情報の収集・分析・助言、安全確保対策、隠れ家の提供、安全な通信手段の確保)。

リスク&チャレンジ

プロジェクトを実施する上でのリスクについて
社会情勢の変化により本プロジェクト内容の実施が出来なくなった場合でも、アフガニスタンの人々が必要とするニーズに基づいた支援に資金を活用いたします(国内の困窮した人々や避難民に対する食糧・生活支援など)。

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ギフト

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3,000円コース

●お礼状(PDF)
●クラウドファンディング報告書(PDF)
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※寄付金控除の対象となります。
※領収書の名義・発送先は、原則としてご支援の際に入力したお届け先の宛名と住所となりますのでご注意ください。

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2022年3月

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5,000円コース

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2022年3月

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2022年3月

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2022年3月

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300,000円コース

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500,000


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500,000円コース

●お礼状(PDF)
●クラウドファンディング報告書(PDF)
●REALsメルマガ
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※寄付金控除の対象となります。
※領収書の名義・発送先は、原則としてご支援の際に入力したお届け先の宛名と住所となりますのでご注意ください。

寄付者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

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1,000,000円コース

●お礼状(PDF)
●クラウドファンディング報告書(PDF)
●REALsメルマガ
●寄付金受領証明書
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※寄付金控除の対象となります。
※領収書の名義・発送先は、原則としてご支援の際に入力したお届け先の宛名と住所となりますのでご注意ください。

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4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

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