プロジェクト完了のご報告
三山電車保存会事務局の青山です。
こちら西川町は、山々の紅葉の鮮やかさも落ち葉と共に色あせ始め、町の家々は雪囲いの準備も終わり本格的な冬の訪れを静かに待つ日々を迎えております。
今年1月15日から始まった本プロジェクトも、11月一杯で返礼品の発送も全て完了となり、このプロジェクト完了報告を残すのみとなりました。
プロジェクト開始の頃から全国の皆様に関心を持っていただき、沢山の方々からご支援と応援のメッセージを頂戴いたしました。また、ご丁寧にわざわざ事務局に直筆のお手紙や葉書にて応援のお言葉を送ってくださった方々もおりました。
改めまして、今回ご支援いただいた皆様、モハ103に興味関心をもってくださいました皆様、温かな応援のお言葉を寄せてくださいました皆様に、深く深く感謝申し上げます。モハ103を救ってくださりありがとうございました。
現在、皆様のお力で修繕されたモハ103は、これからの積雪などに備えるために修繕前に架けていた仮設の屋根を戻し、新たに防風シートをかけた状態で保存されております。来春にはまた美しい姿を皆様の前にお見せできることと思います。
またモハ103の今後についてですが、これまでの所有者であった設楽酒造様が西川町に車輌の譲渡される運びとなり、今後は西川町が主体となりその利活用を図っていくこととなっております。我々保存会としても、この度の皆様の熱意を町にキチンとお伝えし理解いただいた上で、よりよいモハ103の未来を迎えられるよう努力して参ります。
最後に、今回のクラウドファンディングで皆様からの支援金の使途についてご報告致します。
金額については大まかなものとなります事、ご容赦ください。
総支援金額 15,235,000 円
レディーフォー様への手数料を差引いた総額 12,390,000 円
【支出項目】
車輌修繕費 11,300,000 円
印刷費(写真集、チラシ) 710,000 円
会議費 22,000 円
郵送費 138,000 円
返礼品発注(日本酒) 41,000 円
〃 (硬券レプリカ) 129,000 円
雑費、事務費 13,000 円
残額 37,000 円
残額に関しましては、来年以降のモハ103の保存管理作業にお使いさせていただく事をここにお約束いたします。
皆様のご支援により、このように元の美しい姿を取り戻したモハ103を今後は山形県内のみならず全国の皆様に知っていただき大切にしていただけるよう、保存会メンバー一同をはじめ西川町一体となって来年以降も頑張っていきたいと考えております。
来年、また雪が無くなりましたら皆様にも楽しく見学いただける場を設けたいとも考えておりますので、その際には是非西川町にお越しいただき楽しんでいただければと思っております。
※ なお、万が一返礼品の発送などでこちらの不備などがございましたら、こちらにご一報いただければ来年1年間は個別に対応をさせて頂きます。
ここから、モハ103の未来への新たな一歩が始まります!!
↑ 当時駅員をされていた柴田様にモハ103の運転席に乗っていただきました。