コロナ禍でも地元でクラシックを！つくばリサイタル第10回記念公演

▼一次目標達成！ネクストゴールについて 

　「つくばリサイタルシリーズ」にご支援を頂いたみなさま、SNSの宣伝や拡散にご協力を頂いたみなさま、誠にありがとうございます。皆様の温かい応援により、目標金額の6万円を達成することができました。心より感謝申し上げます。

　さて、「つくばリサイタルシリーズ」では企業協賛やクラウドファンディングに加え、地域からの助成金等によって運営費を賄っております。しかし、教育機関が共催になっている点が今回申請を行っていた財団の規定に触れ、支援をいただくことができなくなってしまいました。

　そこで、我々はさらなる挑戦としてネクストゴール12万円を設定し、引き続きご支援を募らせていただくことにいたしました。演奏会までまもなく残り一か月になりましたが、コンサートの魅力をより多くの方に知ってもらうため、そしてより多くの方に当日足を運んでいただけるように委員一同全力で頑張って参りますので、どうぞこれからもご協力よろしくお願い致します。 

 

 

▼自己紹介

　「つくばリサイタルシリーズ実行委員会」は，筑波大生による学生と市民のためのクラシックコンサート運営団体です。毎年、トップクラスの演奏家をお招きして、つくばの地でコンサートを“プロデュースする”という活動を続けてきました。2012年に４名でスタートし、現在は約16名のメンバーで活動しています。

　この度、私たちは記念すべき第10回公演を開催することとなりました。依然として厳しい社会情勢の中ではありますが、今回は第10回を記念して著名なアーティストの方々を2組お呼びすることとなりました。

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

　手ごろな価格設定によって，クラシックに対しての敷居の高さを取り去り，学生を中心としたより幅広い方々にクラシックに触れてもらう機会を提供するとともに，周辺地域の文化的発展と豊かなまちづくりに協力したいという願いから活動を開始しました。

 

 

▼プロジェクトの内容

　「つくばリサイタルシリーズ」の特徴は、マネジメントを有志の学生で行い、企業協賛やクラウドファンディングによって費用の一部を補填することで、一般券1000円，学生無料で本格的なクラシックを気軽に楽しんでいただける場を提供するということです。筑波大学の先生方の手をお借りして、運営をはじめとする様々な活動を通じ経験・知見をひろげています。

　2012年の活動開始より、地域の皆さまを中心に多くの方にプロの演奏家によるクラシックをお届けしてまいりました。

【新型コロナウイルスの影響】　

　新型コロナウイルスの影響によって大学はオンライン授業が続いており、このつくばリサイタルシリーズの活動もまた様々な困難に直面し、議論と変更を繰り返しながら準備を進めてまいりました。毎週開催している定例ミーティングはZoomを用いて行っており、その学びを社会貢献につなげていきたいと考えております。

 

▼支援をいただきたい理由

　つくばリサイタルシリーズは、地元企業様や世界を変えよう基金様からの協賛金など、様々な方面からご支援をいただいております。

　それは、あくまで「低価格で」、「手軽に」、「本格的な」クラシックに接していただく機会を提供するという目的を達成するためであり、そのために我々はこのように様々な工夫や働きかけを行っております。

 

　しかしながら、こうした努力によってもコンサートのすべての費用を賄うのは難しいのが現状です。加えて今年度は、感染症予防のために観客数を制限せざるを得ません。チケット代収益が予定していた金額に達しない可能性が高く、予算的に厳しい状況での開催となります。

 

　そこで予算総額から各種支援・チケット売り上げ見込み額を差し引いた金額を、クラウドファンディング目標額として設定させていただきました。このようにコロナ禍で苦しいときであるからこそ、つくばに本格的なクラシック音楽を届け、皆様にひとときの安らぎの空間を提供したいと考えております。ぜひともご支援のほどよろしくお願いいたします。

 

 

▼これまでの活動実績

　これまでたくさんの演奏家の皆様にこの活動へのご理解、ご協力を賜り、幅広いジャンルでのコンサートを開催してきました。近年では、クァルテット・エクセルシオ様（弦楽四重奏）や読響日本交響楽団金管セクション様（金管五重奏）といった一流のアーティストにお越しいただき、毎回大変なご好評を頂いております。

　昨年の第9回つくばリサイタルシリーズでは、『一日だけの異色の競演』をコンセプトに、ヴァイオリン×打楽器×ピアノによるつくばでしか聴けない鬼才のコラボレーションが実現しました。

福田廉之介さん(ヴァイオリン)、會田瑞樹さん(打楽器)、高橋優介さん(ピアノ)の三名の演奏家の方にお越しいただき、当日は非常に多くの方に足を運んでいただきました。当日のアンケートよりお客様の声の一部を紹介させていただきます。

 

「ヴァイオリンは力強くエネルギッシュ, ピアノは軽快, 初めて耳にするヴィブラフォンは優しい響きで, 穏やかな時間を味わえました. 鐘の響きが耳に残りました. アットホームな演奏会でした. 江藤先生の曲はテーマを想像しながら毎年楽しみにしています. 生の音色はいいですね.」

 

「コロナの影響でなかなかコンサートに行けない中、素敵なアンサンブルが聞けてとても楽しかったです。受付や運営もスムーズに行われていて心地よく過ごせました。ありがとうございました。今度は金管を含めた編成で聞いてみたいです。」

 

「コロナ禍で演奏会を聴く機会がなくて、今年はさびしい年でした。そんな中年末にこのような若手演奏家の方の素晴らしい演奏を聴くことができ、嬉しい思いです。筑波大学の学生さんと同年代の方を招いてのリサイタルはお互いに刺激になっていいんじゃないかと思いました。とても良い企画だと思いますので次回も楽しみにしています。」

 

 

▼今回のつくばリサイタルシリーズ

　今回、つくばリサイタルシリーズは記念すべき第10回を迎えます。毎年様々なコンセプトで演奏会を開催してまいりましたが、記念すべき第10回となる今回は、これまでのつくばリサイタルシリーズの歩みを豪華メンバーと振り返ります。出演は音楽界のトップリーダーとして木管五重奏の魅力を発信し続けるアミューズ・クインテット（第5回出演）と、数々の国際コンクールで入賞し弦楽四重奏の新時代を切り拓くカルテット・アマービレ（第8回出演）です。実行委員会顧問 江藤光紀（筑波大学）が公演ごとに書き下ろしてきた楽曲を再演します。節目の祝祭で紡がれる色とりどりの世界を、どうぞお楽しみください。

 

【開催要項】

開催：令和3年5月22日(土)

開演 14：00　会場 13：15

会場：つくばカピオ　ホール

チケット：一般1000円　学生無料(要申込)　全席指定　※未就学児はご遠慮ください

出演：カルテット・アマービレ（弦楽四重奏）、アミューズ・クインテット（木管五重奏）

 

 

▼出演者プロフィール

カルテット・アマービレ

篠原悠那、北田千尋(Vn.)、中恵菜(Vla.)、笹沼樹(Vc.)

　2016年9月難関で知られる第65回ARDミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門第3位に入賞、あわせて特別賞(コンクール委嘱作品の最優秀解釈賞)を受賞。

　2019年11月、ニューヨークで行われたヤングコンサートアーティスト国際オーディションで第1位を獲得。ニューヨーク、ワシントンなどでの米国デビューツアーが予定されている。

　2015年桐朋学園大学在籍中の篠原悠那、北田千尋、中恵菜、笹沼樹により結成される。山崎伸子、磯村和英氏に師事。マルタ・アルゲリッチ、ダン・タイ・ソンらと共演するなど、今後の活躍が期待されているクァルテットである。

 

アミューズ・クインテット

若松純子（Fl. 管打楽器コン、フルートコンベンション第2位）

杉原由希子（Ob. 日本フィルハーモニー交響楽団首席奏者）

大浦綾子（Cl. 東京佼成ウインドオ－ケストラ奏者）

信末碩才（Hr. 日本フィルハーモニー交響楽団奏者）

井上俊次（Fg. 読売日本交響楽団首席奏者）

　都内で活躍中のメンバーが集い、木管五重奏団として2012年に結成コンサート（於：ドルチェ楽器）を開催し活動を開始。2013年からは三井住友海上文化財団契約アーティストとして年間2回ほどの「ときめくひとときコンサート」を主に地方で開催している。

　2014年に第2回定期演奏会（於：津田ホール）、2016年に第3回定期演奏会（於：白寿ホール）を開催している。オリジナル作品から話題の名曲まで幅広いジャンルのレパートリーを持ち、その緻密なアンサンブルと趣向を凝らした演出は各地で好評を得ている。

　YouTubeやオフィシャルサイトにおいて定期演奏会等の演奏映像や木管五重奏にまつわる企画ノウハウを公開しており、音楽界のトップリーダーとして活動を展開する傍ら、木管五重奏の魅力発信にも力を入れている。2020年にはテレワークとして4タイトルをYouTube へアップした。

 

 

＊新型コロナウイルス感染症予防に関する対応について

　新型コロナウイルス感染症予防に関しまして、出来る限り皆様に安心してご来場いただけるように、入退場をスタッフが誘導するなどの最大限の対策を行う予定です。しかしながら、感染状況など諸般の事情に鑑みまして、止む無く通常開催が出来なくなった場合、クラウドファンディングでご支援いただいた方への対応は以下の通りです。

 

①無観客開催の場合

　例年通りの開催が出来ない場合につきましても、無観客で開催できるように準備を進めております。当日はコンサートの様子を録音する予定ですが、無観客になった場合にはチケットを購入してくださった方全員に録音をご提供させていただきます。

　しかしながら、ご支援額に応じたリターンとしてチケットや録音を予定しておりますものは、通常料金1000円（一般）もしくは無料（学生）で購入された方と同様に録音のみ（録音データへのアクセス権、ご希望があればCDに焼いたものを郵送）と代えさせていただく形となりますので、何卒ご理解の程よろしくお願いいたします。

　色紙に関しましては、無観客開催となりましても予定通り送付させていただきます。（通常開催の場合は当日手渡しでも可）

 

②完全中止の場合

　当日、カピオホールが使用不可となった場合は完全中止とさせていただきます。その場合、クラウドファンディングでご支援いただいた額は全額返金致します。

 

 

　今年度も、コンサートは通常通り実施の方向性で進めてまいりますが、コロナウイルス感染症予防に関する対応につきましては状況次第で上記の内容が一部変更になる可能性がございます。何卒、ご了承いただければ幸いです。

　尚、質問やご不明点等ございましたら、コメント欄やメール等でお気軽にお尋ねください。

 

 

▼プロジェクト終了要項

開催日時    2021年5月22日

開催場所    カピオホール
URL: https://www.tcf.or.jp/capio/

主催者    つくばリサイタルシリーズ実行委員会

イベント内容    
　名称：第10回つくばリサイタルシリーズ
　詳細：http://recitaltsukuba.hatenablog.com
　内容：プロの演奏家によるクラシックコンサートを学生が主体となり企画・実施する
　企画・運営：つくばリサイタルシリーズ実行委員会