"命を守る"防災教育の加速へ。未来の災害に140年の教訓を。

日本赤十字社東京都支部

寄付総額

1,703,000円

目標金額 1,000,000円

寄付者: 80人

募集終了日: 2019年5月7日

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2019年03月26日 17:00

＃6 〜日本人である誇り〜吉田百合香（救護課）

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救護課　吉田百合香

過去の派遣先：平成30年7月豪雨災害（広島県）

【私たちは、忘れない。】

日本赤十字社東京都支部　救護課救護係の吉田です。

わたしは、西日本豪雨災害時に日赤のこころのケア活動の調整班として、広島県呉市に派遣されました。

発災してから１カ月経過していたこともあり、広島駅周辺は商業施設など通常営業しており、普段通りの生活を取り戻すことができていましたが、天応地区に行った際は、鉄道がまだ開通していなかったため、道中も常に渋滞しており、車窓から見える景色には、ところどころブルーシートで覆われている山々が目につきました。土砂災害に見舞われた地域とそうでなかった地域とのまちの様子の差は、激しく異なる印象を受けました。

こころのケア調整班の業務は、他機関と連携や日赤が行うこころのケア活動の巡回予定などを調整し、被災者や被災者支援者のこころの安心と安全をサポートすることです。

この支援に、北は北海道、南は鹿児島県まで、日本全国各地から「苦しんでいる人を救いたい」というたくさんの方々が活動に関わっていたことが印象的でした。

日本は災害の多い国だけど、いざとなったら全国各地からたくさんの人が助けに駆けつけられる国だと改めて気づかされ、日本人であることに誇りを持ちました。

しかし、その反面、土砂災害に見舞われた地域とそうでなかった地域との差は顕著でしたので、やはり災害は起こってほしくないと強く思いますが、首都直下地震の発生確率は70％と言われていることが現実で、それを受け止め、平時からできる備えは精一杯しておくべきと思います。その行動を起こすきっかけとしても、赤十字が行う防災・減災のセミナーに参加していただければと考えております。

セミナーを実施していても、減災や自助・共助の考え方がまだまだ地域に浸透していないと感じるため、この教材を通してより多くの方に早い段階で防災教育の必要だという事に気が付いて欲しいと切に願います。

ぜひ皆様のご支援をお待ちしております。

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