動物病院勤務、O様から応援メッセージをいただいております！

初めて飛田さんが、調子の悪い猫とともに来られたとき、抱いた印象は「しんどそうだな」でした。

飛田さんがしんどい理由は、猫の具合が悪いことももちろんだけど、いろいろ話をするうちに、その保護猫がおかれていた境遇の悪さであるとか、この子は保護できたけれどまだまだ、辛い環境にいる猫が沢山いることや、そんなふうに辛い猫が出てきてしまう社会へのやり場のない感情、そういうたくさんのもので、しんどさを抱えているようでした。

私が存じ上げている、猫の保護活動をされている皆様は、辛い現実を目の当たりにしながらも、基本的にはポジティブで、パワフルに活動し発信している方が多いのですが、そんな中、辛い、しんどい、という空気をまとっている飛田さんは、少し異質な存在で、このままいくと、心がつぶれてしまって、保護活動ができなくなるんじゃないかな……と、老婆心ながら心配していました。

何回か、保護猫の治療を介してお会いする間も、ずっとそのしんどそうな状態が続き、……しかし、そんな中でも、着実に保護活動を進める姿に、そのうちに気づき始めました。もしかしたら、これこそが飛田さんのパワーなのかもしれない、と。

保護動物のために心をいため、猫たちの置かれた状況に憤り、嘆き、……けれども飛田さんは、底まで沈みながらも、決して溺れたりはしません。沈んでもまた浮かび上がり、落ち込んでもまた体を起こし、歩き始める。決して折れない、しなやかな柳の枝のような、それこそが飛田さんの力です。保護猫の現実を直視し、それを何とか改善しようとあがき少しずつ進む、そういう活動は飛田さんだけのもので、すごいなといつも思っています。

今回のクラウドファンディングも、飛田さんらしいなと感じました。退路を断ち身を投げ出すような、見ていて本当にハラハラしますし、一緒に活動されているゆうきさんも、後々困窮するようなことがないか、本当に心配です。けれど、彼らがそうと決めたのなら、「そう」なのでしょう。微力ながら活動を応援しています。