がん患者さんを支える心強いパートナー！治療日記でつながるアプリ開発

【プロジェクト達成のお礼】

この度は皆さまからの温かいご支援のおかげで、予定していた期間の5日間を残して目標を達成することができました！

一人一人の温かい応援のメッセージ、そして支援や拡散をしていただき、心から感謝申し上げます。ありがとうございました！

皆さまの応援やご期待に応えられるよう精一杯がんばります。引き続き新着情報での情報発信もご期待ください。

 

【ネクストゴールについて】

本プロジェクトは２０２３年４月１５日（土）２３時までとなります。

残りの期間で、次の目標となるネクストゴールを１３０万円と設定し、挑戦を続けさせていただくことにしました。 これまで温かい応援メッセージをいただく中で、「ribbonsのことをより多くの人に知ってもらいたい」という思いが、より強くなりました。そこでネクストゴールで集まった資金を、ribbonsのプロモーション費用（リーフレット制作・動画制作）として充てさせていただきたいと考えております。

仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合も、自己資金をもとに実施はさせていただく予定ですが、 より多くの人に知っていただきたく、皆さまからの多くのご支援いただけますと幸いです。 プロジェクトに向けてこれからもしっかりと励んでいきたいと思っていますので、どうぞ変わらぬご支援をよろしくお願いします！

 

リボンズベース にしかわ（2023年4月10日追記）

 

 

 

 

がんになっても大丈夫な未来を目指して

 

日本人の２人に１人はがんになる時代。

（国立研究開発法人国立がん研究センター「最新がん統計」より）

 

家族や友人など、大切な人が「がんに罹患した」という経験のある人は多いのではないでしょうか。

 

これほど多くの人ががんに罹患していても、いまだにがん患者さんの多くはその悩みを誰にも打ち明けられず、１人で抱えてしまっている現実があります。

 

 

抗がん剤治療への漠然とした不安感、同じ境遇の仲間に出会えない孤独感、何を信じていいかわからない医療情報、うまくいかない医療者とのコミュニケーション……課題をあげればきりがありません。

 

 

そして、これらの課題は病院の中だけでは解決できません。

 

解決するには、患者さんの日常の中に医療が自然と入り込む必要があります。

 

そこで、本プロジェクトで挑戦するのが、

 ”がん患者さんの日常に溶け込みながら” さまざまな課題を解決する、がん患者さんを支える力強いパートナーとなるアプリの開発です。

 

 

 

"ribbons"あなたを支えるがん治療日記

 

単なる記録ツールとしての役割だけではなく、そこにあるだけで心強く安心感がある。

 

そんなアプリを実現したい。

それが今回のプロジェクトです。

 

 

アプリの名前は "ribbons"。

 

たくさんのリボンのようにがん患者さん一人ひとりの人生が彩りに溢れ、結び繋がり合うことで別の患者さんを支えることができる。

 

そんな仕組みをつくりたいという思いが込められています。

 

 

ribbonsには「治療日記」「タイムライン」「日記を探す」「共有」の4つの機能があります。

 

アプリを使っていただけるのは、すべてのがん患者さん（抗がん剤治療中、ホルモン療法中、経過観察中の方など）、ご家族の方、医療従事者の方です。

 

 

紙の冊子ではなくスマートフォンに記録することで、他人の目線を気にせず簡単に記録。

 

体調が悪いときでもラクに記録でき、過去の記録を後から見返すこともできます。

 

使用中の薬を登録すれば、その薬で注意した方がよい副作用が自動でピックアップされます。

 

また副作用だけでなく、治療と向き合う日々をトータルでサポート。

 

 

ribbonsの特徴は、記録した治療日記を共有できること。

 

一人ひとりの記録が他の患者さんにとって貴重な情報になり、漠然とした不安感を解消することができます。

 

治療日記の記録は、個人が特定されない形でデータとして蓄積されます。

 

将来的にはこれを活用して、AIによる副作用の予測機能などを実装することを目指しています。

 

SNSのように他のがん患者さんのブログをタイムラインで表示。

気になる人をブックマークしたり、スタンプで応援することができます。

 

また信頼できて役立つ情報やお得な情報、最新のニュースなどもタイムラインから紹介予定です。

 

がん患者さんが知りたい情報はさまざま。

 

例えばこれから始める抗がん薬についての情報が欲しい時、薬の名前を入れて検索することで、同じ薬を使っている方の治療日記を見られます。

 

また年代、性別、がんの部位、自由なキーワード検索も可能。

自分と同じ状況の人はどのような副作用が起きてどんな対策をしているか、情報を知ることができます。

 

家族や医療従事者とリアルタイムで治療日記を共有することができます。

 

家族が遠方に住んでいる場合でも、アプリを通して患者さんの体調を知ることが可能です。

 

また患者さんが許可すれば家族のスマホでも代理入力ができるので、体調が悪い時には家族に記録を助けてもらいましょう。

 

医療従事者の画面では副作用アラートが表示された患者さんをピックアップ、わかりやすく一覧で表示されます。

 

 

病院の医師や看護師、薬局の薬剤師などとリアルタイムで簡単に情報共有が可能。

これにより患者さん自身が遠慮してしまい、受診が遅れて重篤化してしまうことを防ぎます。

 

また副作用の強さを医療従事者に伝わりやすいCTCAEという評価尺度で記録できるのも、スムーズに共有するための機能です。

 

 

 

がん患者さんと一緒につくってきた経緯

 

本アプリができたきっかけは、今から2年前に実施したアンケートでした。

 

 

このようなアンケートを行ったのは、次のように考えたからです。

• 病院で渡している紙の治療日記を、スマホでもっとラクに記録してもらいたい
• 「患者-医療者間」だけでなく「患者-患者間」で共有できたら安心に繋がるかもしれない
• 多くの記録が蓄積されていけば、新薬開発など医療の発展に貢献できるかもしれない

 

そして多くのがん患者さんから意見をいただきながら、アイデアをかたちにしてきました。

 

実際に患者さんやご家族に会ってインタビュー調査を行ったり、多くの医療従事者の前でプレゼンを行いフィードバックをもらっています。

 

 

そして試作版を実際にがん患者さんに触ってもらい、多くのご意見をいただきました。

 

 これをアプリの機能やデザインに反映しています。

本アプリはできるだけ多くのがん患者さんに使っていただきたいとの思いから、ほとんどの機能を「無料」で利用できます。

 

これまでと同様にこれからも、患者さんと共に意見を交わしながら、一緒にアプリの価値を高めていきたいと考えています。

 

 

 

プロジェクト実行者について

Twitter:https://twitter.com/pharma_nishi

会社HP:https://ribbonsbase.com/

 

ご覧いただきありがとうございます。

「がんパーソナル薬剤師にしかわ」こと、株式会社Ribbons Baseの西川隆一です。

 

がん治療は飛躍的に進歩しているにもかかわらず、標準治療を避けて、民間療法を選択する患者さんが少なからずいらっしゃいます。

 

また「患者さん本位の医療」と理念を掲げていても、一人ひとりの患者さんに十分に時間をかけることが許されないのが病院経営。  

 

私個人としても「もっと患者さんの力になりたいのに十分にスキルを活かせていない」というジレンマを常に抱えていました。

 

がん治療を取り巻くさまざまな問題は、私だけの力では解決できません。  

 

「がんになっても大丈夫な未来」を実現したい。その目標へ向けた最初の一歩をぜひ、ご支援いただけますと幸いです。

 

 

 

 

リターンとスケジュールについて

 

本プロジェクトは愛知県から支援を受けながら進めています。

（あいちスタートアップ創業支援事業費補助金2022に採択されています）

 

しかしほとんどが自己資金で開発を進めており、多くの方に満足していただけるアプリにするためには、たくさんの課題が残っています。

 

そこで今回のクラウドファンディングを通じて、

• 快適に操作するためのシステム構築と維持
• デザインのブラッシュアップ
• リクエストの多い新機能を実装 

など、より患者さんの負担を減らすアプリへアップデートしたいと考えています。

 

1人でも多くの方にこのアプリを使ってもらって、一緒に育てるように関わっていただきたい。

 

多くの人に知ってもらって、必要としているすべての人に届けたい。

 

そう願っています。

 

将来的には、記録された内容をAI解析した「副作用予測アラート」の機能や、蓄積されたビッグデータをもとに新薬開発のきっかけ、医療の進歩や社会的な価値の創出に注力していきたいと考えています。

 

本アプリは2023年4月のリリースを目指して開発を進めており、今後さらにアップデートを重ねていく予定です。

 

 

がん患者さんを取り巻く、たくさんの課題。

 

その解決に向けた活動の最初の一歩を、ぜひご支援ください。

 

 

 

補足事項

副作用のリストアップについて添付文書等から頻度の高いものを抜粋したもので、起こりうる副作用全てが記載されているわけではなく、また必ずしも個人に当てはまるものではありません。必ず受診中の医療機関の指示を優先してください。

 

副作用のGradeについて治療日記に記載する副作用強度は「CTCAE v5.0 -JCOG」を参照して作成していますが、必ずしも一致しているわけではありません。医療従事者の方はあくまで参考程度として必ず患者さんへ症状の詳細をご確認ください。

 

副作用アラートについてCTCAEにおけるGrade3に該当する程度をアラート表示していますが、必ずしもアラートの非表示が受診を推奨しないものではありません。必ず受診中の医療機関の指示を優先してください。

 

薬剤は2023年1月時点でのリストとなり、常に全ての品目が登録されてるわけではありません。今後上市された薬剤は随時追加しアップデートしていく予定です。

 

本アプリはあくまで通院中の医療機関の治療をサポートするものであり、特定の医療を推奨するものではありません。ブログ機能においても特定の商品の売買等、本来の機能主旨から大きく外れる場合にはアカウントの停止処理等を行います。

 

アプリ内には個人情報に関する入力項目はありませんが、ブログなど個人が特定される情報が掲載される可能性があります。弊社にて監視する仕組みを構築していますが、あくまで個人情報の管理に関する責任は利用者個人に委ねられているため、十分にご注意ください。

 

アプリ内での情報発信に関しては、エビデンスに基づく一般的な内容（各種ガイドラインに記載されている内容など）であくまで受診を推奨するまでの助言に限った内容とした上で、薬剤師が監修しております。またご意見箱を用意してフィードバックを得られる体制を構築する予定となっております。

 

本ページ上のアプリ画面は開発中のものであり、変更となる可能性があります。