ひとりで孤独と戦わないで！お話し相手、傾聴の働きを広げたい

孤独を抱える日本社会に寄り添うため、2020年に始動した「善き隣人バンク」は、依頼や問い合わせが急増し、傾聴活動が全国各地に広がってきました。
 
それに伴い、活動の依頼者、訪問者のどちらからも、大変うれしい反響が届いています。今後、この働きの認知度が上がるにつれ、さらなる展開の拡大が予想され、それに応える活動費を捻出し、働きの体制を一層整える必要に迫られています。
 
私たちは、この働きを幅広く日本各地に定着させ、より住みやすい豊かな日本社会の実現に貢献したいと願っています。皆様のご支援、ご協力を心よりお待ちしています。 

善き隣人バンクについて

増え続けるお悩みを受け止めるため、 

体制を一層整える必要があります。 

｜普段の相談の一部をご紹介

「幼少の頃の父親の暴言がいまだに怖いです」（40代男性）

数回のお話し相手を実施した後、「だいぶ心の重荷が取れた気がする」とのことでお話相手は一旦終了しました。

『元気がない父を定期的に訪問してほしい」（30代女性）

お父様は、奥様を亡くされたばかりでした。週に1回、ご自宅へ訪問をしお話し相手をしました。半年後、「もうそろそろいいわ」とのことで訪問を終了しました。娘様もだいぶ安心されたようでした。

「寂しくて仕方がない」（60代女性）

仕事も終え、子供も自立し、悠々自適な老後を送るつもりが鬱になられました。これまで人に頼るようなことはなかった方です。寂しさが強く、月に8回のお話し相手を実施中です。

「職場で不当な扱いを受けています..しんどいです..。」（50代男性）

転職をしたが、新しい職場は聞いていた条件とだいぶ違っていた。たいへんショックで、裏切られたような気持になった。話を聞いてほしいとの事で、数回お話しをしました。若い頃から患っていた精神的なしんどさ、また今回の不当な扱いを冷静に受け止め、考えの整頓ができたようです。「苦しい時にまた、お話を聞いてもらいたい。本当にありがたい」とおっしゃっていただきました。

「進路に迷っています。相談に乗って下さい。」（18歳男性）

コミュニケーションが上手くない。人間関係を作るのが苦手。コミュニケーションのリハビリがてら月に一回くらい利用したい。というお話し相手のご依頼に対応しました。コミュニケーション能力の向上と、よい進学を応援したいです。
 

「通っている教会の教えに疑問を持っています。いけないことでしょうか」（20代女性）

教会のアドバイスと、現実の大変さの狭間で苦しんでおられます。教会や目上の人の圧力に屈し、自分を責め、受けている被害に蓋を閉めてしまう状態は長く続くと危険です。しっかり寄り添い、魂と思考の整頓を一緒にします。継続的にお話し相手を繰り返し、ずいぶん落ち着かれました。また、私たちとの交わりの時間を楽しみにされています。

皆さまからのご支援で
できること

《クラウドファンディング概要》

目標金額：250万円

資金使途：

▶︎増員のフルタイムスタッフ1名の人件費

▶︎パートタイムの訪問者の時給

▶︎それらにかかる経費、交通費

これらの8ヶ月分に相当します。

私たちは、すべての「話を聞いてほしい」
に応えていきます。

理事よりメッセージ

この度のプロジェクトは、「善き隣人バンク」を、より多くの皆様に知っていただき、展開を促進するために企画しました。活動内容は「傾聴」というシンプルなものですが、孤独を抱える現代社会にとっては、命をつなぐカギになるものと考えています。既に多くの方からの依頼に応えていますが、社会のいたるところに未知の必要が溢れ、問い合わせが増えてきました。どうぞ、大勢の献身的なスタッフを支えるため、皆様からのご支援をよろしくお願いします。

近年は、高齢化や単身世帯の増加、そして何よりもデジタル化による効率化追求の社会的プレッシャーがあります。この様な社会的な変化は、私たちに精神的・身体的な苦痛をもたらしています。その結果、誰もが「孤独」を強く感じるようになりました。

「善き隣人バンク」では、お話しを聞くというシンプルな手法ながら、「安心をお届けする」とても良い結果を得ています。それは病院やカウンセリングに行くのではなく、もっと自由で気楽に楽しく相談できるからです。どうぞ、この活動の継続・発展にご支援下さい。

「善き隣人バンク」の活動に目をとめてくださり感謝申し上げます。コロナウィルスが猛威を振るい2023年で4年目を迎えようとしている今、私たちの日常生活のなかで、今までのスタンダード(当たり前)が変動しています。今まで、人や組織と普通に交われたことが制限されたり、今までの当たり前な出来事ができなくなっていると感じています。不安や孤独、また悩みや戸惑いを感じる方が、ここ数年増加傾向にあるのではないのでしょうか。「善き隣人バンク」では、そのような方々に少しでも「ゆとりと安心」をお届けするお手伝いができればと願っています。この活動に多少なりとも、御理解と御協力くださればと存じます。

マザーテレサは言いました。大切なことは大きなことや数の多いことではなく、弱い方や身近な方に親切にすること、微笑んであげること、声をかけてあげるという小さなことです。こういったふれあいが失われると見失われる方が多くなります。また彼女も多くの同労者に支えられて、励まされていました。支える人がいてこそ続けられる働きが途絶えることがありませんように、あなたの思いと力をお寄せください。

お話し相手の働きは、とても大切であることを実感しています。誰かに気持ちを聞いてもらうことで、少し楽になることがあります。自分のことを心に留めてくれる人が一人でもいたら、その人はきっと前を向いて歩めるでしょう。傾聴を通して「私はあなたといっしょにいるからね」という声を届けることができたら幸いです。支えを必要としているたくさんの声に寄り添うために、皆さんの少しの力をお貸しください。理解と支援の輪が広がることを期待しています。

私は善き隣人バンクでお話し相手をしています。これまでたくさんの方とお話をしてきました。そのご家族の方とも関わってきました。先日、依頼者から、「本当に…このお話し相手がなかったら、どうなっていたかわからない。ほんとうにありがとう。」という言葉がありました。皆様。どうかこの活動を、私たちに続けさせてください。よろしくお願いします！