不思議な話。

「猫は人間の言葉を理解する」とか「何年生きた猫は人の言葉を話せるようになる」とか色々な都市伝説はありますよね。こういうのってあまり信じていないのですがリリタスがうちに来て少し経ったある日の不思議な出来事があるのでお話します。

リリタスが来て３ヶ月くらいでしょうか。（リリタスの年齢的には４ヶ月くらい）

お姉ちゃん猫のモモタスに相変わらずちょっかいを出すリリタス。

でもモモタスはお姉ちゃんなのでいつもじっと我慢しています。

調子に乗るリリタス。その日は更にちょっかいを出し続けます。更に、更に、更に・・・。

とうとうモモタスが痺れを切らせ、唸り声を上げてリリタスに飛びかかりました。

私はいつものことなのとモモタスは決して相手を傷つけないことを知っているので放っておきました。（モモタスはどんなに怒っても爪を立てたりしませんし、噛み付いても歯を当てる程度までしかしません）

ただ、今回は少し様子が違ったようでブチ切れたモモタスがリリタスに馬乗りになって押さえつけていました。

その時はっきり聞こえたのです。

『おとうさんが・・・！』

小さな赤ちゃん（子供？）の声でした。瞬間的にわかりました。「あ、これ！リリタスの声だ！」と。

もちろんうちにはそんな小さな子はいませんし、リビングには夫婦二人しかいませんでした。

「おとうさんが・・・」に続く言葉は想像になってしまいますが「おとうさんが怒るよ！」って言いたかったように繋がりました。

その時は自分でも信じられず、少しドキドキしながら凄く嬉しかったことを覚えています。

後にも先にもリリタスの声を聞いたのはこれが最初で最後です。他の動物の声も聞いたことはありません。

嘘のような不思議な話ですが実話です。