お姉ちゃん猫のモモタスの障害について

今日は時々お話に出てくるリリタスのお姉ちゃん、「モモタス」についてお話します。

モモタスは多頭飼育崩壊の現場で生まれたところを保護されました。

多頭飼育で恐ろしいのは近親交配が起こる可能性があることです。

近親交配で生まれた子は往々にして障害を持って生まれてくることが多いのは周知のことと思います。

モモタスを貰い受けるとき、「この子、他の子と少し違うんだよね。何が違うかと言われてもよくわからないんだけど、みんなが遊んでいる時に寝ていて、みんなが寝てる時にご飯を食べてる。ちょっと変わった子だけどいい？」と、譲渡先の方から言われました。

私たちも猫を初めて飼う状態だったので、「それも個性」と思ってモモタスを譲り受けました。

２、３日たったある日、妻が言いました。

「この子、耳が聞こえてない・・・」

私もびっくりしていろいろな方法で確認してみました。

まず、呼んでも振り向かない。

大きな音にも反応しない。

寝ている時に真横で大きく手を叩いても起きない。触るとびっくりして飛び起きる。

初めは驚きましたが逆に「うちに来ていなかったらこの子はどうなっていたんだろう」と考えるとそのほうが恐ろしくなりました。

もちろん自然の中では確実に生きていけません。

えさを取ることもままならないでしょう。

うちにきてくれて本当に良かったと思いました。

モモタスとリリタスは血のつながりこそありませんが、本当の姉妹です。