大河原邦男氏デザインによる未来の乗用型しろやぎ「おおやぎ」イメージ

 

はじめに

 

 プロジェクト代表、秋田県立大学の齋藤です。

 

 おかげさまでクラウドファンディングの成立から一年経過し、ようやく皆様にプロジェクトのご報告ができるまでになりました。

 

 まずはこの度のプロジェクトでご支援いただいた皆様、私たちの研究に興味を持っていただきありがとうございました。改めて御礼を申し上げます。

 ぎりぎりまでお待たせして大変申し訳ありませんでしたが、研究がひと段落つき、3月中に皆様へリターンをお届けすることができました。

 

 大河原邦男先生からは昨年11月にラフ案、今年2月の上旬に最終版を頂き、ロゴと組み合わせたポストカード・クリアファイルのデザインが確定したのは3月中旬となります。大河原先生には「実機を製作できるデザイン」とお願いしたのですが、そのためにこちらから提供する基本フレーム形状の確定が遅れに遅れ、お正月明けにお送りする羽目になりました。お忙しいところ、限られた時間でまさに作れる形にデザインしていただき、感無量です。

 この大河原メカは乗用型ロボット「おおやぎ」として、製作の機会を探っている段階です。

 

 

 

「おおやぎ」ラフ案 当時は脚が短めだった

 

 

 

研究結果のご報告

 

 研究の面では、鳥獣対策仕様に改装した「しろやぎ」「しろやぎMark 2」によって、昨年9月に宇都宮動物園でサルの群れに対し実験、11月には北秋田市くまくま園で多数のクマに対して実験を行いました。

 

 

鳥獣対策仕様しろやぎ

 

鳥獣対策仕様しろやぎMarkⅡ

 

 まだ解釈が確定していない部分もあり、公開できない内容もあるのですが、動物をパニックに陥れることは無く、「しろやぎ」は謎の生き物的に警戒されたようです。これは今後の動物と人との共存に向けた運用を考えると、ほどよい効果と考えています。他には動きの素早さが無いと、むしろ動物の好奇心を誘発してしまうこと、またロボットの大きさも重要そうということが分かってきました。

 

宇都宮動物園における実験

 

 その結果を反映した鳥獣対策仕様機「かみやぎ」、対クマ用途を想定すると、思ったよりもかなり大きくなり、まずは動物型の形状で威嚇を行える基本機能のみの暫定的な仕様(移動せず、脚の動きのみ)で完成しました。移動補助用の車輪など、まだ実装していない装備もありますが、その一方で機械学習によりクマ等の画像認識の端緒をつける等、想定よりも進んでいる部分もあります。今後、屋外での試験運用にて、徐々に性能を高めてゆく予定です。

 

北秋田市くまくま園にて、実験後

 

その他ご報告 

 

 この一年間は新聞、テレビ、ラジオ、ネット等々、様々なメディアで多数ご紹介いただき、プロジェクトに対する予想外の反響に振り回されながら、駆け回った一年となりました。特にNHK「所さん!大変ですよ」10月19日の全国放映は、先にメールでお知らせしたとおり、プロジェクト折り返しとなる一大イベントとなりました。

 

 さて鳥獣被害対策仕様機のデザインに際し、猟友会に誤射されないよう自然環境でも人間に対し目立つこと、そして動物にも威嚇として通用する「目」のデザインを入れること、この2点から蛍光ピンク(救助隊等でよく使われる蛍光オレンジを先に用意しましたが、紅葉の時期は目立たなかったので、蛍光ピンク)+目玉模様となりました。このデザイン、実は直近のTVシリーズ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の流星号というロボットというかモビルスーツに似てしまっています。

 

鳥獣対策専用機「かみやぎ」全体図

 

 先のNHKの放映の結果、ガンダムのファン層に大受けしたのみならず、反響はオルフェンズ製作スタッフにも及び、キャラクターデザインの伊藤悠先生とコメントのやりとり、メカデザインの海老川兼武先生からリツイート頂くなど、想定外の効果を生みました。大河原先生とのご縁といい、僕だけでなく学生諸君も成り行きに驚いているところです。

 

 

おわりに

 

Kamiyai-2018 Prototype
おかげさまで鳥獣対策戦用ロボット「かみやぎ」、まずは形になりました。

 

 最後になりましたが、しばらくFacebookやTwitterでの情報発信がメインとなり、クラウドファンディングのサイト本体の情報追加がおろそかになっておりました。しかしプロジェクト成果の社会還元としてはこれからが本番、SNSやyoutubeチャンネルなど、様々な媒体で随時情報発信いたします。

(SNSやyoutubeのURLを以下に記載しています。興味のある方はぜひフォローしてください)

 

 引き続き研究開発に取り組んでまいりますので、今後とも私たちの研究をご支援下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

                 齋藤 敬

 

 

 

プロジェクト成果 情報発信元

 

SaitoTK Lab YouTubeチャンネル

https://www.youtube.com/channel/UCP8r60vSgodfcWLqEmwi-yA/videos

 

齋藤敬Facebook

https://www.facebook.com/takashi.saito.75839923

 

齋藤敬Twitter

https://twitter.com/Takashi_K_SAITO

 

関連広報等

 

日刊工業新聞 経営ひと言「次はクマで」 (2017.2.6)

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00416131

 

ABS秋田放送 news every 「クマを人里から遠ざける 主役はロボット」 (2017.2.14)

 

朝日新聞 秋田版「クマ撃退ロボ、クラウドファンディングで資金募る」 (2017.2.16)

 

秋田さきがけ「鳥獣撃退 ロボかかし 集落や農地巡回 アームで威嚇」 (2017.2.22)

 

日本テレビCS 日テレnews24 ※ABS news every を全国放送(2017.2.26)

 

NHK秋田 ニュースこまち インタビュー「クマよけロボ」 (2017.3.14)

 

ねとらぼ 「不気味の谷現象って人間以外でも起こるんだ! 動物のような見た目で鳥獣被害を防ぐ「ロボットかかし」が開発中」 (2017.4.1)   Yahoo! ニュース転載

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1704/01/news011.html

 

日本農業新聞 「未来に吠える 動物型ロボットかかし」 (2017.4.11)

https://www.youtube.com/watch?v=9pDLUCZb1Ts (現在は動画のみ)

 

河北新報 特集「新世代グマと向き合う」 「クマ出没 追い払いロボに期待」(2017.4.20)

www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170422_43052.html

 

テレビ朝日 グッド!モーニング「GW警戒!冬眠目覚めたクマが続々出没」 (2017.4.26)

 

フジテレビ みんなのニュース「スキー場で住宅街で...各地クマ被害 新たな対策も」(2017.4.27)  Yahoo! ニュース転載

 

TBS あさチャン!「各地でクマ被害相次ぐ・冬眠から目覚め活発化」  (2017.5.2)

 

TBSラジオ 荻上チキ Session-22「もし熊に出くわしたら?改めて知るその生態と対処法」 山﨑晃司×齋藤敬×荻上チキ(2017.5.25)

https://www.tbsradio.jp/151267 (音声配信あり)

 

毎日新聞 秋田版「動物型ロボットかかし 里山巡回しクマ威嚇」(2017.6.9)

https://mainichi.jp/articles/20170609/k00/00e/040/182000c

 

かみこあにプロジェクト「アキタノ・スゲー・ロボットギジヅ」出展(2017.8.5-9.17)

https://www.kamikoani-project.com/

 

NHK総合 所さん!大変ですよ 「最終決戦!? ハイテクかかしVS野生動物」(2017.10.19)

https://hh.pid.nhk.or.jp/pidh07/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-20171019-22-18907

 

GUNDAM.LOG 【鉄血のオルフェンズ】NHK「所さん!大変ですよ」に『流星号』が登場?!(2017.10.22)

http://gundamlog.com/archives/50953991.html

 

朝日新聞 教育特集「動物追い払うロボット 暮らしの安全に」(2017.11.6)

https://www.asahi.com/articles/DA3S13215334.html (有料会員限定記事)

 

2017国際ロボット展  出展 RT交流プラザ 「秋田県立大学 齋藤敬研究室」 (2017.11.29-12.2)

http://biz.nikkan.co.jp/eve/irex/shutten.php

 

日刊工業新聞 ニュースイッチ「ロボット展最終日、居残り組は少しだけタフに」(2017.12.2)

https://newswitch.jp/p/11222

 

秋田県広報番組 あきたびじょんNEXT “動物も人も守る!走れ!動物型ロボットかかし”(2018.2.5/8)

https://www.pref.akita.lg.jp/pages/contents/31228 (YouTube動画へのリンクあり)

 

口頭発表

 

齋藤敬、「バイオ研究者によるロボット開発」、福島県ロボット関連人材育成研修 第2回 ロボットの活用状況等を知る、テクノアカデミー郡山(福島県郡山市上野山)(2017.10.21)、テクノアカデミー浜(福島県南相馬市原町区)(2017.10.22)

 

齋藤敬、「動物型ロボットの対動物アバターとしての可能性 ~人類と動物の間に立てるか、特にクマとの間に」、2017年度 日本沙漠学会 乾燥地農学分科会 講演会「ドローン・ロボットを用いた牧畜への新展開からジビエまで、そして沙漠・草原へ」, 東京大学中島薫一郎記念ホール(東京都文京区弥生) (2017.11.7)

 

齋藤敬、「野生生物保護と農業被害軽減の両立を目指した動物型ロボットかかし ~三次元リンク脚と高伸縮比腕機構~」、第56回産総研・新技術セミナー、産総研 仙台青葉サイト会議室(仙台市青葉区一番町)(2017.11.9)

 

齋藤敬、「鳥獣被害対策ロボット参上! ~かわロボ発特許技術のかたまり~」,2017国際ロボット展 かながわロボットイノベーション2017,モノづくりパビリオンwithかながわ2017ブース、東京国際展示場(東京都江東区有明)(2017.11.30)

 

学会発表予定

 

草間裕介、榊原大祐、小松峻、鎌田樹、星崎和彦、齋藤敬、「動物に対する心理的効果を狙った移動式鳥獣被害対策ロボット」ロボティクス・メカトロニクス講演会 2018 in Kitakyushu (2018.6.2-5)

 

出版物掲載予定

 

齋藤敬、榊原大祐、草間裕介「動物型ロボットの対動物アバターとしての可能性 ~人類と動物の間に立てるか~」、日本沙漠学会誌「沙漠研究」、小特集論文掲載予定

 

制作したリターン品用デザインをいくつかご紹介

※実際にお送りしたリターン品は限定仕様のため、一部デザインが異なります

 

ポストカード

 

クリアファイル