プロジェクト概要

2月22日追記:目標金額123万円達成!
ネクストゴール240万円に挑戦いたします。
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失っても、手を差し伸べる。ロヒンギャ難民を受け入れ支える、
バングラデシュ女性の生活と未来をサポートしたい!

 

はじめまして。アイ・シー・ネット株式会社の稲田菜穂子と山田菜津実です。私たちは、国際協力・開発分野で、これまで25年以上、世界120カ国以上で発展途上国が抱える様々な問題を解決するプロジェクトを実施してきた開発コンサルタント会社で働いています。

 

(左)稲田菜穂子、(右)山田菜津実


2017年8月から大量のロヒンギャの人々がバングラデシュに避難してきたことを知り、バングラデシュで長年活動をしてきたアイ・シー・ネットとしても、この問題の動向に注目し、2017年12月~2018年2月、5月の計3回、当社の専門家により、現地調査を行いました。

 

多くの援助機関やNGOなどが、難民支援活動を行っており、ロヒンギャ難民への支援に関心が集まっています。

 

一方で、難民を受け入れているバングラデシュの人たち(ホストコミュニティ)の生活が劣悪な状況に陥っていることは、あまり知られていません。
 
収入が大幅に減ったため、子どもを学校に通わせる余裕がなくなったり、一日一食しか食事をとれない状況に陥った家庭も少なくありません。中でも、女性が世帯主となっている家庭は貧しく、ホストコミュニティの中でも深刻な影響を受けています。

 

それでも「苦しむロヒンギャの人たちを助けるのは、当然」と口にするバングラデシュの人たちの姿がそこにはありました。

 

私たちは、このプロジェクトで、まずはホストコミュニティの女性たちへの支援を行い、ロヒンギャ危機によって発生した問題の解決に対して、少しでも貢献したいと考えています。

 

私たちプロジェクトチームの力だけではどうしようもできません。

 

ロヒンギャ難民の問題で暮らしが変わっても前向きにとらえているバングラデシュの女性たちをサポートしたい。どうかみなさまもその仲間になっていただけませんか。

 

ロヒンギャ難民と暮らす“いま”と向き合う女性たち

 

 

 バングラデシュの中で生まれる”2つ”のストーリー

 

“無国籍”のロヒンギャの人たち

 

バングラデシュへと追われる前は、ミャンマー・ラカイン州に暮らしていたロヒンギャの人たち。長年、母国ミャンマーにおいて、「ロヒンギャ」という自分たちの民族の名称を使うことすら認められず、様々ないわれのない差別を受けてきました。現在のミャンマーの法律では、ロヒンギャの人々は、「正規国民」ではないとされ、選挙権、被選挙権もはく奪され、実質的に『無国籍』の状況にあります。

 

2017年 8月、ミャンマー軍と、武装組織アラカン・ロヒンギャ救世軍(ARSA)との衝突が起こったことをきっかけに、軍や民兵によるロヒンギャの人たちへの暴力行為が激しくなり、多くのロヒンギャの人たちが隣国バングラデシュのコックスバザール県に逃れました。バングラデシュが 1971年に独立して以来、ロヒンギャ難民のバングラデシュへの大量流入は3度目ですが、今回の規模は極めて大きく、深刻です。

 

2017年8月以来、ミャンマーと国境を接するバングラデシュのコックスバザール県に、約70万人のロヒンギャの人たちが避難し、以前から避難しているロヒンギャの人たちと合わせて約90万人が、主に難民キャンプで暮らしています。

 

 

 

難民キャンプを受け入れる“ホストコミュニティ”

 

ロヒンギャの難民キャンプは、コックスバザール県ウキヤ郡、テクナフ郡に設置されていますが、両郡には、もともと約50万人のバングラデシュの人たちが暮らしています。

 

難民キャンプや難民を受け入れているバングラデシュのコミュニティは、一般的に「ホストコミュニティ」と呼ばれています。

 

 

難民キャンプは、バングラデシュの人たちの居住地域に隣接して設置されており、一部のロヒンギャは、キャンプ外で地元のバングラデシュの人たちと混じって暮らしていることもあります。

 

ウキヤ郡のホストコミュニティの一つであるパロンカリ地域は、バングラデシュの人たちの数が約3万8千人のところに、65万人以上のロヒンギャ難民が住み、地元のバングラデシュ住民より難民が多い状況です。

 

こうした状況により、ホストコミュニティのバングラデシュ住民は、田畑や仕事を失ったり、物価の高騰、伝染病や衛生の問題や、治安の悪化など、生活のあらゆる場面で、様々な影響を受けています。

 

私たちは、現地調査をする中で、ホストコミュニティに住むいろいろな人たちから貴重な話を聞くことができました。

 

 

ホストコミュニティ:ムディンさんの暮らし

 

ムディンさん(左)と登校前の二人の娘さん、真ん中は母親と右は弟さん

 

ムディンさん(仮名)は、両親、2人の弟、妻と子どもの6人で暮らしています。この地域の農家としては広い土地を所有しており、食料作物の生産だけでなく、木材となる木を植えたり、家畜を放牧して草を食べさせたりしてきました。

 

しかし、難民キャンプの設置により半分の土地が利用できなくなってしまいました。バングラデシュの軍が難民受け入れの対応をしており、自分の土地がどんどん占領されていきました。当時それを主張したら軍に拘束されてしまい、数時間の出来事ではあったものの、両手を縛られたことは大変屈辱的であったと語っていました。

 

その後、難民の住居だけではなく、難民向けの学校や診療所も建設されました。そのため、家畜を放牧する土地がなくなり難民流入直後には餓死した牛もいたことから、牛とヤギのほとんどを売り払ってしまいました。

 

難民キャンプと隣接するムディンさんの土地

▲ムディンさんの家から撮った写真。写真の右と左の奥の家々は難民キャンプ、真中の赤い建物は難民向けの学校です。ムディンさんは、手前の柵で囲まれた一画で、作物の栽培を続け、家計を支えています。

 

 

ホストコミュニティ:ナジャンさんの暮らし

 

ナジャンさん(仮名)の住む村では、農地や空き地に難民が暮らすようになり、村が難民キャンプに飲み込まれたような状態になりました。彼女は息子と 2人暮らしで、農地を借りて自分たちで食べるためのお米を作っていたのですが、難民流入により土地を借りられなくなり、今は何も作れません。

 

ナジャンさん(中央の女性)と集まってきた近所の女性たち

 

息子さんが日雇い労働で稼いでくる現金が、唯一の生活の糧に。 それだけでは足りず、食事の回数が 1日1回になってしまったそうです。

 

家のすぐ側には、支援団体の様々なセンターが建ち、難民向けの井戸も掘られ、村内の道も舗装されたのですが、彼女たちホストコミュニティの住民が医療や食料支援を受けることはありません。

 

近所の他の女性たちも、自分たちの土地が難民支援のために利用されても土地代が支払われるわけではなく、物価は上昇し、日雇い労働の機会は減り、「1 日2回飲んでいたお茶さえ、全く飲めなくなってしまった」と話していました。

 

 

 

 ロヒンギャ難民を受け入れ、支えてきた ホストコミュニティの想い

 

私たちは、ムンディさんやナジャンさんのようなホストコミュニティの住民と対話を重ね、 彼らの生活や現実を知りました。 その中で、私たちを一番驚かせたのは、「苦しむロヒンギャの人たちを助けるのは、バングラデシュ人として当然」と考えるバングラデシュの人たちの姿です。

 

突然起こったロヒンギャ危機と大量の難民流入に、バングラデシュ政府が対応ができていなかった時には、逃げてきたロヒンギャの人たちに、住居の一室を貸したり、食べ物や毛布を提供し、妊婦の世話をするなど、自分たちも苦しい環境に置かれながらも、居場所を失ったロヒンギャの人々にできる限りの支援をしました。

 

もし、ホストコミュニティの状況がさらに悪化すれば、今までロヒンギャの人たちを支えてきたバングラデシュ住民の感情が悪化することも起きかねません。

 

そこで私たちは、助け合う気持ちを忘れずこの問題に向き合っているホストコミュニティの生活をサポートすることに決めました。

 

 

 

 いちばん深刻な影響を受けている女性たちをサポート

 

ホストコミュニティの住民にとって大切なのは、現金収入を得る手段をもつことです。

 

ホストコミュニティとなっている地域は、ロヒンギャ危機発生以前から、貧困に苦しんできた上に、特に、女性が世帯主となっている家庭は貧しく、十分な食事をとることができていない家庭が多いのが現状です。

 

女性たちにとっても、日雇い労働の機会が減少したことで、さらに家計が苦しくなっただけではなく、治安の悪化により、暴力や人身取引の被害にあるケースも指摘されています。

 

こうした背景から、私たちのプロジェクトでは、ホストコミュニティの中でも深刻な影響を受けている女性たちに焦点を当てた支援を行います。

 

 

 

生活向上の鍵は、“ヤギ”にあり!?

 

私たちは、支援方法として、“ヤギ”に注目しました。

 

バングラデシュは、有数のヤギ大国であり、かつ、ヤギ乳生産量の多い国です。半年から1年に1回の頻度で出産をし、成長するまでには1年ほど要します。より価値の高くなるまでには少々時間がかかりますが、農産物や水産物と異なり、現金収入が必要な時にいつでも売ることができます。行事の時期など価格が上がる時期を待ち、計画的に販売することもできます。

 

チームメンバーの稲田が携わったアンゴラ共和国での支援活動の様子

 

宗教・文化的背景により、ホストコミュニティの女性が自分の家から離れた場所に働きに出かけることはあまりありませんが、ヤギであれば、女性が家の敷地内・周辺で飼育することができます。

 

しかし、私たちがヤギを購入して与えるだけでは、支援できるヤギの頭数は限られているのでホストコミュニティへのインパクトは限られます。

 

そこで、ヤギでの現金収入の方法として、「ヤギ銀行」という仕組みを活用したいと思います。

 

ヤギ銀行

 

ヤギを受け取った人は、そのヤギがメスを産んだら必ずまだもらっていない人にあげます。ヤギを受け取った人が生まれたヤギでそのお返しをするのは、お金を借りたら返金する銀行の仕組みと似ているので、「ヤギ銀行」と呼びます。

 

ヤギだけではなく、家畜を使った互助システムとしての家畜銀行は、途上国では広く行われています。

既にある女性グループが中心になって、この仕組みを動かせれば、ヤギを受け取る順番を決めたり、出産やお返しの記録などをしたり、ヤギ飼育を皆で学ぶこともできます。またグループ内でこの仕組みを動かせば、仲間内で約束を守ろうとする気持ちが強くなるので、長く広がっていくことが期待されます。

 

ファーストステップとして、ヤギ銀行の仕組みづくりの支援をしますが、ホストコミュニティの女性たちの暮らしがさらに改善されるように、支援をステップアップしていきたいと思っています。今回のチャンレンジが成功すれば、次に、魚の養殖や野菜栽培などの収入向上支援も行いたいと考えています。

 

ホストコミュニティの人たちが育てたヤギや魚、野菜を、難民キャンプで売ることができれば、バングラデシュの人たちとロヒンギャ難民が、共にこの危機を乗り越えるための第一歩になると考えます。

 

私たちは世界各国で養殖や農業の指導をした専門家をホストコミュニティに派遣し、必要なノウハウを手取り足取り、バングラデシュの人たちに伝授したいと考えています。

 

ホストコミュニティへの技術支援

達成額にしたがって、サポート内容を充実させていきます。

 

▼ 100万円の場合:達成!

女性グループへのヤギの配布とヤギ銀行の運営方法と今後の支援策についてのワークショップの開催

 

▼ 240万円の場合:(現在こちらのネクストゴールに向かっています!)

ヤギ銀行の拡大と、女性を主な対象とした新規支援プログラム(野菜栽培、養殖など)の実施

 

 ▼ 500万円以上の場合:

女性を主な対象としたヤギ、野菜栽培、魚の養殖などの複合的な支援

 

派遣期間:募集終了から2019年7月までに1回渡航(1週間から10日程度/回)
*100万円到達の場合。最終的に到達した金額で支援内容と派遣期間等決定いたします。


支援場所 :バングラデシュ、コックスバザール県ウキヤ郡パロンカリユニオン

 

派遣メンバー:稲田菜穂子、山田菜津実

 *達成金額によっては渡航内容が変わるため、渡航メンバーが変更になる可能性があります。

 

派遣メンバーのひとり:稲田菜穂子

 

 

 

 ホストコミュニティ、ロヒンギャ。
そして世界で起こる問題へ支援を届ける流れをつくる、これからも。

 

このロヒンギャ難民問題に直面しているホストコミュニティの人たちは、悲壮感に満ちたものではなく、自分の暮らしも満足ではない中、できる限りの支援をしようと頑張っています。

 

実際にその姿を現地で見た時、居ても立ってもいられなくなりました。

 

このプロジェクトを通して、彼らの暮らしの改善のためにダイレクトにつながる応援をすることができます。私たちがしっかりと想いの乗った皆さんのお金をカタチにし、彼らが現金収入を得ることができる仕組みを根づかせていきます。

 

私たちは、これまで多くの途上国での事業を通じ、社会課題に取り組んできました。今までは、実施してきたプロジェクトの多くは政府資金によるものでしたが、ゼロから社会課題解決のプロジェクトを自ら立ち上げられるような会社を私たちは目指しています。このプロジェクトは、そのための大きな一歩です。

 

このプロジェクトで多くの人と繋がり、仲間を増やし、ひとりでも多くの方にロヒンギャ難民を受け入れるホストコミュニティのことを知ってもらい、一緒にサポートしていきたいのです。

 

ホストコミュニティの女性たちへの支援を通じて、コミュニティ全体、そしてロンヒンギャ難民全体の生活向上と、世界中で同じような立場や問題を抱える人たちにも支援が行き届く流れを作りたい。どうか皆様の応援をよろしくお願いいたします!

 

みんなが笑顔で暮らせる毎日のために。

 

 

 みなさまからのご支援の使い道について

 

▼第一目標

・日本人専門家渡航、研修費用(車両、会場、ヤギ配布):1,000,000円
・その他諸経費:230,000円


合計: 1,230,000 円

*第一目標到達後は、達成額にしたがって、ホストコミュニティ支援の内容を充実させていきます。

 

アイ・シー・ネット株式会社

 

「国際協力」の世界で 25年以上活躍してきた開発コンサルタント会社です。私たちは、主に日本政府や国際機関からの資金で、世界各地の発展途上国が抱える様々な問題に取り組んできました。

 

特に、農業や水産を通じた貧困解消、産業振興、コミュニティ開発や、教育、保健、ジェンダーや平和構築に関する技術協力を得意とします。

 

また、私たちは、アジア、アフリカ、南米など世界 各国で築いたネットワークを活用し、 発展途上国にビジネス展開を考える企業の海外進 出支援や、「40億人のビジネスアイデアコンテスト」や「飛び出せ! Japan」事業を通じて、発展途上国の社会問題を解決するビジネスアイデアの発掘、起業支援にも力を入れています。

 

▼紹介動画です

 

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 プロジェクトメンバー紹介

 

稲田 菜穂子(アイ・シー・ネット株式会社 :農村開発専門家)

 

 

山田 菜津実(アイ・シー・ネット株式会社:ジェンダー専門家)

 


大溝 弘志(アイ・シー・ネット株式会社:養殖専門家)  

 


松本 幸敏(アイ・シー・ネット株式会社:平和構築専門家)

 


山田 純(アイ・シー・ネット株式会社:バングラデシュ地方行政専門家)

​​

 


徳良 淳(アイ・シー・ネット株式会社:リードコンサルタント)  

 


近藤 祐希(WORLD FESTIVAL Inc. 代表取締役)

 


中澤 由莉香(WORLD FESTIVAL Inc. プロデューサー&ディレクター)

 

 

▼ホストコミュニティ支援 動画

 


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