このプロジェクトでは継続的な支援を募集しています

ろう・難聴中高生の学習塾、継続にご支援を。マンスリーサポーター募集

ろう・難聴中高生の学習塾、継続にご支援を。マンスリーサポーター募集
このプロジェクトでは無期限で寄付を募集しています。「毎月」のコースで支援した場合、すでに完了した決済をキャンセルすることはできませんが、将来の決済を解約することができます。

マンスリーサポーター総計

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このプロジェクトでは無期限で寄付を募集しています。「毎月」のコースで支援した場合、すでに完了した決済をキャンセルすることはできませんが、将来の決済を解約することができます。

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プロジェクト本文

ろう・難聴のみなさんが、

学び、挑戦できる環境をこれからも。

 

ろう・難聴の生徒たちにとって、学校以外で学習する場は非常に限られています。それぞれの生徒に合った方法で指導が受けられる機会が大変少ないからです。

 

NPO法人ろう・難聴中高生の学習支援の会は、全国のろう・難聴の中高生が参加できる、手話・文字の情報保障付きの無料オンライン学習塾を運営しています。

 

14年、学習塾をやってきて、はじめは「大学進学なんて無理だ」「学校の勉強にもついていけていないのに」と言っていた生徒たちが、大学に合格し、卒業するのを見てきました。

 

一人でも多くの「もっと学びたい」「もっとよく理解したい」気持ちを持っているみなさんに「わかるって楽しい」と思ってほしいと考えています。

 

2024年度のご支援に、感謝申し上げます

学習塾は、2010年度から複数の助成金をいただいて開講してきました。しかし、2024年度は開講以来初めてどこからも助成金をいただくことができず、継続ができない状況となり、クラウドファンディングでご協力を呼びかけさせていただきました。

 

皆様からのご支援で目標金額を達成することができ、無事に開講を続けることができました。

本当にたくさんのご協力をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

2025年度の安定運営には、残り170万円が必要です

塾の運営には、1年あたり約350万円の費用がかかります。

2025年度については、受験に向けた進学支援講座開講のための助成金80万円をいただけることになったため、すでにいただいているご寄付も合わせると、残り170万円の資金があれば、安定運営ができます(2025年3月末時点)。

 

他にも助成金は申請中ですが、それだけでは限界があります。そこで、お気持ちを寄せてくださる方に毎月500円からのご寄付をお願いする「マンスリーサポーター」を募集させていただくことにしました。

 

マンスリーサポーター募集理由

「マンスリーサポーター」制度で月額で支えてくださる方が集まれば、開講予定の見通しを立てられることにつながり、生徒さんたちに開講の有無をお伝えし、講師・通訳者の手配も間に合わせることができます。

 

皆様からお預かりしたご支援金は、講師・通訳者への謝礼、教材作成費用など塾の運営のために大切に使用いたします。

 

誰もが学ぶことを諦めない社会を目指すために、学習塾の運営安定化へあらゆる手を尽くしてまいります。温かいご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

団体紹介|
ろう・難聴中高生の学習支援の会について

 

「ろう・難聴中高生の学習塾」という学習塾を運営しています、NPO法人ろう・難聴中高生の学習支援の会・代表の斉藤みかです。

 

 

学習塾は、2010年に日本社会事業大学の「聴覚障害者大学教育支援プロジェクト」の一環として、日本財団より助成を受けて「ろう・難聴高校生の学習塾」という名前で始まりました。

 

最初は数名の生徒を対象に開講していた学習塾ですが、徐々に受講生も講師も増え、多い時には同時に50名の受講生が参加するようになり、2020年度から、大学のプロジェクトを離れて当NPO法人が日本財団の助成を受けて学習塾を運営することになりました。

 

中学生からも参加したいというご相談をたくさん受け、現在は中学生も対象とした「ろう・難聴中高生の学習塾」として活動しております。

 

一人ひとりに合ったスタイルで学べる環境

 

当学習塾は、ろう・難聴の生徒さんであればどなたでもご参加いただくことができます。また、ろう・難聴の生徒さんの言語状況はさまざまで、生徒さんの言語状況(手話がよいか、文字がよいか)、内容のレベル、科目の希望に基づいて毎学期、時間割を作成しています。

 

・日本手話を母語とする生徒さん

手話で学びたい生徒さんには、ろう者講師の手話クラスもしくは聴者講師の手話通訳付きクラスにご参加いただいています。

 

・文字での学習を希望する生徒さん

文字で学びたい生徒さんには、聴者講師のパソコン筆記付きクラスにご参加いただいています。

 


 

豊富な指導内容

 

指導内容は国語・数学・英語と、大学受験に向けたAO推薦対策です。受験生には、面接の練習なども行っています。実際にどのような情報保障をつけて面接を行うのか確認し、本番に近い形での練習ができるようにしています。

 

大学受験のためではなく、学校の勉強の補習として学習塾にご参加いただくことも可能で、実際に受験をされない方もいらっしゃいますが、ほとんどの生徒さんが大学を受験し、毎年進学していきます。

 

 

ろう・難聴者の学習状況の課題|
学ぶ機会が限られ、将来の選択肢が狭められてしまう場合も

 

|自分の言語で学べることが当たり前ではない

現在では多くの中学生・高校生が学習塾に通うなどして、学校以外でも勉強をしています。小学生で塾に通う児童も少なくありません。しかし、ろう・難聴の生徒には学校以外の学びの場は非常に限られています。

 

個別指導の学習塾に入ったとしても、手話・文字の情報保障付き指導を受けられるわけではありません。市販の教材も聴こえる生徒を対象として作られていて、語呂合わせなどの覚え方についても音声日本語で学ぶことが前提とされています。

 

また、周囲のみんなが大学受験に向けて学ぶ環境にいれば、自ずと大学進学という選択肢が視野に入ってきます。しかし、ろう・難聴の生徒のいる環境では、そもそも大学進学を視野に入れることが難しい場合もあります。

 

大学に入るかどうかは別として、もっと学びたい、学校で学んでいる内容をもっとよく理解したい、という気持ちがあっても、学校以外での学びの場が極めて限られているのが現状です。そこで少しでも、学校以外の学びの機会を提供したいという思いから、当学習塾を運営しています。 

 

授業の様子

 

|皆様のおかげで、多くの生徒さんが将来へのチャレンジを続けられました

継続の危機に陥った2024年度でしたが、皆様のご支援によって無事に開講を続けられました。おかげさまで、多くの生徒さんたちの学習、将来に向けてのチャレンジを後押しすることができました。

 

生徒さんの声

「塾で学ぶのは初めてでした。情報保障を選べるおかげで、わかりやすく学べました。」

F・Mさん(今春から大学一年生)

私は国語と数学の授業に参加しました。先生ご自身の手話か、手話通訳や文字通訳があったので、わかりやすく授業を受けることができました。
 

国語では、教員志望の私のために、さまざまな資料をもとに学校に関する話をしてくださったり、大学でやった方がいいことなどを教えていただいたりしました。
 

数学では、わからない範囲を伝え、先生がいろいろな問題を出してくださいました。わからないところは、いつも手話かパソコンでわかりやすく書いてくださったので、とても学びやすかったです。


また、昨年秋に入試があり、その時期に向けて、面接と小論文の対策もしていただきました。小論文では、どう直すとよいかを丁寧に添削し、わかりやすく指導してくださいました。書き出す前に簡単に要点のメモを作ってから取り組むと、筋道立ててスムーズに書けることを教わりました。入試の本番でも、メモを先に書き、時間内に文章を書き終えることができました。
 

面接対策では、本番と同じ面接時間で、何回も繰り返し練習をしていただきました。また、最初に受験についてイメージしやすいよう説明もしてくださったので、取り組みやすかったです。様々なタイプの質問に対して実際に話してみることで、うまく答えられなかった質問にも事前に備えることができました。面接練習を何度もしていただいたので、本番も落ち着いて答えることができました。


聾学校の中学部から高等部の途中までは、テキスト教材の通信教育で勉強していたので、塾で学ぶのは今回のオンライン塾が初めてでした。自分に合った情報保障を選べるおかげで、聴覚障害がある自分でもわかりやすく学ぶことができてよかったです。


塾の先生方には、普段の学習だけでなく、受験にむけての勉強でもとてもお世話になりました。本当にありがとうございました。大学生活を楽しみながら、新しく出会う聞こえる仲間とも頑張っていきたいと思います。

 

 

当塾の特徴|
一人ひとりに合った学び、知る機会を提供

 

|一人一人が「わかった」と思える指導を

当学習塾は、生徒さん一人一人に寄り添い、一人一人が十分に「わかった」と思える指導を提供することを目指しています。指導は講師1名につき生徒さん1~3名程度で行っています。

 

授業の様子

 

|講師は、ろう当事者と聴者の両方がいます

ろう者講師は、手話による指導ができ、自身が大学・大学院で学んだ経験のある人にお願いしています。学習指導をするだけでなく、受験や留学の経験などを話してもらい、生徒たちにとってロールモデルとなることを期待しています。

 

聴者講師は、塾講師や教員など、教えることを生業としている人に限定しています。世の中の多くの教材が音声を前提とし、聴こえる生徒を対象に作られている中で、ろう・難聴の生徒に合わせて、それぞれの言語状況や理解度を考慮して指導を進めるには高いスキルが求められるからです。

 

また聴者の授業には、必ず情報保障をつけています。日常会話が手話でできる講師であっても、学習指導は正確な情報伝達が必要なため、通訳をつけています。

 

学習指導において、少しの間違いが生徒の大きな勘違いにつながることもあり得るため、正確な情報伝達は大前提です。

 

講師・通訳・入力者、すべてにスキルが求められます。仕事として、きちんと謝金をお支払いした上で、責任感を持って務めてもらう必要があるため、謝金をお支払いしています。 

 

 

今後の展望|
ろう・難聴中高生の学習環境を守り続け、誰もが平等に学べる社会へ

 

|質を担保し、安定運営を目指します

事務作業の大部分をボランティアで賄う一方で、講師謝金・通訳謝金はしっかり確保して、今後も指導の質を担保したいと考えています。

 

継続に向けて、引き続き助成金をいただけるようにあちこち申請はいたしますが、助成金は続けて何年もいただけるわけではありませんので、それだけでは限界があり、ご寄付に頼らざるを得ません。

 

ありがたいことに単発のご寄付もいただいておりますが、いつ、どのくらいいただくことができるかわからないので開講の目処をたてにくいのが現状です。

 

マンスリーサポーターさまからのご寄付は、開講予定の見通しを立てられることにつながり、生徒さんたちに開講の有無をお伝えし、講師・通訳者の手配も間に合わせることができます。

 

授業の様子

|誰もが学ぶことを諦めない社会を実現したい

 

活動を続ける中で、またクラウドファンディングを実施する中で「国や公的な機関がやるべきことではないか」とのお声もたくさんいただきました。

 

国や公的な機関によって、誰もが学べる環境が保障されるようになるのが私どもの目標です。

 

誰もが当たり前に、自分の言語・学びやすいスタイルで学べる社会になり、活動が不要になるのが、私たちの理想です。

 

最近では、ご寄付の呼びかけの発信がNHKやWebメディアからの取材につながり、当塾のことを取り上げていただくなど、ろう・難聴の生徒が通える学習塾がほとんどないという現実を知っていただくきっかけをつくることも一部でき始めています。

 

クラウドファンディングは、議員さんにお会いし当団体の活動を知っていただく機会にもつながりました。

 

将来的にどういう仕事に就くか、周りがどういう道を選ぶかに拘わらず、学びたいと思った人が高校・大学で学べる社会になってほしいです。

 

まだまだ、必要性を訴えていく段階なのだろうと思っております。社会が変わるためにも、活動を続けていく必要があると思っております。

 

能力主義の社会では、「試験は平等に」と言われがちです。試験の結果も自分の実力だけに由来すると錯覚されがちですが、そうではありません。

 

私たちの発信が、環境的に同じスタートラインに立つことができない人の存在に、一人でも多くの人が目を向けるきっかけになると嬉しいです。

 

誰もが平等に学べる社会の実現へ、どうか温かいご支援をいただけますようお願い申し上げます。

 


 

|ご留意事項 

 

・ご支援にあたり、利用可能な決済手段はこちらをご覧ください。(リンク


・本プロジェクトでは、お1人様1コースへの支援となります。複数コースへのご支援は出来かねますのでご了承ください。


・本プロジェクトでは、毎月の継続的なご支援を募集しています。初回ご支援時に1回目の決済が行われ、翌月以降は毎月10日に決済が行われます。ご支援に関するご質問は、こちらをご覧ください。(リンク


・ご支援確定後の返金は、ご対応致しかねますので何卒ご了承ください。翌月以降のキャンセル(解約)については、こちらをご覧ください。(リンク


・コースを途中で変更することはできません。お手数をおかけしますが、一度支援を解約していただき、ご希望のコースに改めてご支援ください。支援の解約方法は、こちらをご覧ください。(リンク

 

・ご寄付完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。

寄付金が充てられる事業活動の責任者:
斉藤みか(NPO法人ろう・難聴中高生の学習支援の会)
団体の活動開始年月日:
2010年4月1日
団体の法人設立年月日:
2013年1月10日
団体の役職員数:
2~4人

活動実績の概要

2010年度より、日本社会事業大学のプロジェクトの一環としてろう・難聴の高校生を対象に学習塾を開講し、学習支援と居場所作りに取り組んできた。2013年度にNPO法人を立ち上げ、2020年度からはオンラインで学習塾を開講している。オンラインになったことをきっかけに対象者を中学生以上に拡大し、現在はろう・難聴の中高生のための学習塾を開講している。学習塾では、国語・数学・英語・AO推薦対策のクラスを開講しており、ろう者講師による手話クラスと、聴者講師による情報保障付クラス(手話通訳・パソコン筆記付き)を開講している。

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プロフィール

ろう・難聴の中学生・高校生に学習塾の授業を提供しています。学校以外で学ぶ場の少ないろう・難聴の生徒たちに、ろう者講師による手話での授業、聴者講師による情報保障付き(パソコン筆記付・手話通訳付き)の授業を、生徒の希望に合わせて提供しています。

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コース

500円 / 月

毎月

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500円コース

・お礼のメッセージ

・活動報告を本プロジェクト内で掲載(隔月1回)

・活動報告書(年1回・PDF)

1,000円 / 月

毎月

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1,000円コース

・お礼のメッセージ

・活動報告を本プロジェクト内で掲載(隔月1回)

・活動報告書(年1回・PDF)

1,000円 / 月

毎月

ポストカード&ステッカー付きコース(写真はイメージです)

ポストカード&ステッカー付きコース(写真はイメージです)

・ポストカード&ステッカー(年1回・3月に送付)

羊毛作家のCISEAUX(しぞー)さんによる羊毛ぬいぐるみのポストカード・ステッカーのセットです。CISEAUXさんは、当団体代表の斉藤とコラボブランド「サウナキウイ」もやってくださっている方です。ろうの塾にも賛同してくださり、塾のキャラクターの羊毛ぬいぐるみを作ってくださいました。こちらはそのぬいぐるみを撮影したポストカード・ステッカーです。

・お礼のメッセージ

・活動報告を本プロジェクト内で掲載(隔月1回)

・活動報告書(年1回・PDF)

3,000円 / 月

毎月

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3,000円コース

・お礼のメッセージ

・活動報告を本プロジェクト内で掲載(隔月1回)

・活動報告書(年1回・PDF)

5,000円 / 月

毎月

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5,000円コース

・お礼のメッセージ

・活動報告を本プロジェクト内で掲載(隔月1回)

・活動報告書(年1回・PDF)

10,000円 / 月

毎月

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10,000円コース

・お礼のメッセージ

・活動報告を本プロジェクト内で掲載(隔月1回)

・活動報告書(年1回・PDF)

プロフィール

ろう・難聴の中学生・高校生に学習塾の授業を提供しています。学校以外で学ぶ場の少ないろう・難聴の生徒たちに、ろう者講師による手話での授業、聴者講師による情報保障付き(パソコン筆記付・手話通訳付き)の授業を、生徒の希望に合わせて提供しています。

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