プロジェクト概要

 

Research Opportunities for UndergraduaTEs

=ROUTE

 

これは、横浜国立大学の学部学生が、理工学の最先端の研究に参加できるプロジェクトです。

 

意欲のある学生に早い段階で研究の面白さに触れる機会を提供することで、より自発的に学ぶ姿勢を身につけ、専門性を持ち、なおかつ国際社会で活躍できるグローバルな人材を育成することを目的としています。

 

ROUTEは、船の航路という意味。世界へとつながる大海原へ出航する意欲ある学生たちをサポートします。

 

 

ページをご覧いただきありがとうございます。横浜国立大学・理工学部です。

 

横浜国立大学理工学部では、平成26年から1年~3年の学部学生が最先端の研究に参加できる取り組み、ROUTE (Research Opportunities for UndergraduaTEs)を行なっています。


平成30年からは理工学部すべての教育プログラム (EP) において実施されており、現在1年~3年の学部学生が約30人参加しています。 

 

日本の将来を担う若者にチャンスを

私たちは、科学技術力は、資源に乏しい日本が国際競争力を保っていくための貴重な切り札であると考えています。

 

例えば、車を例にとると、安全・燃費が良い・静か・軽い・安価などを実現するには、高度な科学技術(材料、機械、触媒、設計、プロセスなど)が必要になります。

 

これが他国よりも総じて低くなってしまうと、日本の製品の需要はなくなり、日本の自動車産業は衰退の一途をたどることになるのです。

 

これは、車だけではありません。新しい技術や製品が次々に生まれている現代では、科学技術力が高くなければ、製品の質を高く維持できなくなり、ものが売れなくなってしまいます。


加えて、日本では急激な少子化が進んでおり、日本を支える優秀な理系人材を育成していくことが緊急の課題となっています。

 

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中学・高校では15年ほど前から、スーパーサイエンスハイスクールなど高度な理系人材を育成するための取り組みが、文部科学省主体で行われてきました。

 

スーパーサイエンスハイスクールの指定校では、学習指導要領の範囲を超えて、理科・数学に重点を置いたカリキュラムの開発が行われ、大学や研究機関等との効果的な連携がなされます。具体的には、大学設備などを利用した研究活動や、指定校の学生が集まって発表会などが行われています。

 

しかし、大学ではこのように教育方法を時代の変化に合わせて変更するということがほとんど行われていません。そのため、研究経験のある学生でも、学部の3年間は主に講義を受けるのみという現状があります。


このように大学での取り組みが遅れている現状を打開するため、私たちは3年前に、やる気のある尖がった学生向けのプログラム『ROUTEプログラム』をはじめました。

 

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ROUTEとは?

興味のある分野、やりたい研究があれば、自ら研究室の門をたたき、先端研究に早期に取り組むことができる仕組みです。

 

【このプロジェクトに参加することで】

・教科書に載っている、すでに分かっていることを学ぶのではなく、まだ分からないことを自分で解明するという経験ができる

・自分のアイディアと、その結果得られたデータを、文章にまとめ、発表するという経験を通して、他の人に理解してもらうための方法を学ぶことができる

・研究グループの一員として、研究環境がどのようにして成り立っているのか理解することができる

・国際学会などに参加して発表することで、世界の状況を理解し、また英語でのプレゼン方法を学ぶことができる

 

<プロジェクト参加の流れ>

①プロジェクト閲覧

ROUTEウェブサイトを閲覧し、Project Listから興味のあるプロジェクトを選択

(異なる教育プログラムのプロジェクトに参加することも可)

②申込み

③面談

プロジェクトへの参加者は、原則として教員との面接などを経て選抜

④プロジェクトスタート

担当教員の研究指導のもと、研究プロジェクトを遂行します。原則として、担当教員の研究室に所属して、卒業研究学生(学部生)や大学院生とともに研究プロジェクトに従事

⑤成果報告会

各研究プロジェクトに参加した学生を集めて、春学期のプロジェクトを通して得られた成果を発表

 

【これまでの成果】

ROUTEプログラムでは、まだ始まって間もないですが、すでに成果が見え始めています。

 

バイオ系の学生は、サイエンス・インカレという研究発表会で文部科学大臣賞を受賞しました。また、機械系の学生は、研究室で独自技術を学んだ後、シンガポールの有名大学に短期留学し、海外ジャーナルに2つの大学グループの研究論文を掲載するという快挙を成し遂げました。

 

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【ROUTEの枠組みを海外に広げていくためのiROUTE】
このような結果を受け、平成27年度よりROUTEの枠組みを海外に広げていくためにiROUTE(international ROUTE)へと拡張。下記2つのことを実施しています。

 

①学部の早い時期からROUTEに参加して研究成果を挙げてきた学生が、国際感覚を身に着けるために、指導教員の海外共同研究先において研究を体験する

②海外有力大学から教授とTAを招聘し、学部生が演習を含む出前式の集中講義に参加することによって有力大学と同じ内容の講義を体験し、国際感覚を養う

 

平成27年度には、ミラノ工科大学からProf. Dubini (バイオメカニッ クス)、カルフォルニア大学ロスアンジェルス校(UCLA)からProf. Wirz( 宇宙工学)を招聘しました。それぞれ90分×4回の講義に、合計して275人が講義に出席し、4人の学生がBest student awardを受賞しました。

 

さらに、平成28年度 には、 ROUTEに参加している学生を、交流のある海外の有力大学の研究室へ短期留学させ、共著論文を書くことを推進しました。

 

この結果、ROUTEを通して形状モデリングを学び、 iROUTEでシンガポールの南洋理工大学 (QS世界ランキング11位)で研究してきた機械工学EPの4年生が筆頭著者として執筆した論文が、学術論文誌 Computer-Aided Design ( IF 2.44 ) に掲載されました 。 

 

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【OBOGの声】

(2018年卒 理工学部 化学生命系学科)

①このプログラムに参加しようと思ったきっかけを教えてください
座学だけではなく、実際に手を動かして実験をしたいと思ったからです。
②どのプログラムに参加し、どんな研究に取り組みましたか?

学部1年生の後期からバイオEPの福田研究室に所属し、毛髪再生医療の研究取り組みました。また、3年生後期の1月から3月にはiROUTEのプログラムに参加し、ミラノへ留学しました。
③どんな成果が出ましたか?
学部2年生で国際学会、国内学会で発表を行いました。国内学会は化学工学会と文部科学省主催のサイエンスインカレで発表し、化学工学会では優秀ポスター賞を、サイエンスインカレでは文部科学大臣賞を受賞することができました。また、学部生のうちに特許の申請も行い、学長賞をはじめそのほかにも様々な賞を頂くことができました。
④ 参加してみて、よかったと思うポイントをおしえてください。
早く研究室へ所属し、実験を行うことができるため、多くの研究成果を得ることができ、ほかの学部生にはできない貴重な経験がたくさんできました。また、海外へ行くことで視野を広げることができました。
⑤このプログラムに参加することで、将来の進路などに影響しましたか?
大学院に進学したので就職はこれからですが、この経験は大いに役に立つのではないかと考えています。
⑥参加しての感想を教えてください
サークルにも所属し、アルバイトもしていましたが、やる気があれば両立も可能です。早くに研究室に所属することで、学部生での国際学会での発表や文部科学副大臣主催の会での発表、様々な受賞、留学等本当に貴重な経験をたくさんすることができました。

 

(2018年卒 理工学部 機械・材料・海洋系学科)

①このプログラムに参加しようと思ったきっかけ
授業で習った基礎的な学問が、実際の研究においてどのように使われ、社会に反映されているのかに興味を持ったことがきっかけです。
②どのプログラムに参加し、どんな研究に参加しましたか?
学部2年の時から参加し、機械工学EP 前川研究室の元で「法線マップからの曲面形状の復元」という研究テーマで研究を行いました。
③どんな成果が出ましたか?
学部卒業までに、シンガポールの南洋理工大学との共著英論文を筆頭著者として学術雑誌CADに掲載することができました。
④参加してみて、よかったと思うポイントをおしえてください。(通常のゼミ活動と比べて、より学べたことなど)
他の学部生よりも早く研究室で活動することができるので、大学卒業までに通常の学部生では出すことのできない成果を得ることができます。また、授業で習った事が実際の研究ではどのように生かされているのかを理解できるため、普段の勉強にも力が入りました。
⑤このプログラムに参加するころで、将来の進路などに影響しましたか?
海外の大学院に応募するきっかけとなりました。
⑥参加しての感想を教えてください
学部時代に世界で通用する研究成果を出してみたいと思うような熱意のある方におすすめです。

 

自ら手を挙げた学生を思いを実現させるために

ROUTEプログラムは、学生全員が参加するのものではなく、自ら手を挙げた、やる気のある学生のみが参加できる仕組みです。そのため、大学の教育費から予算を継続的に支出することは難しいという現状があります。

 

これまで3年は大学から支援を受けてきましたが、毎年支援を受けることのできるプロジェクトには限りがあるため、今後このプログラムを継続することが困難になる可能性が出てきているのです。

 

社会にインパクトを与える研究成果を出すためには、実験が不可欠ですが、その資材を購入するためには多くの資金が必要となります。

 

また、成果が得られた際に、さまざまな専門家と議論を行なったり、議論を重ね不足している点を見つけていくためにも、その内容を国内外の研究発表会で発表することが大切ですが、出張には交通費も多くかかります。

 

そこで、このプログラムに共感してくださる方と一緒に、学生を育て、未来を創っていきたいという思いから、クラウドファンディングでの挑戦をはじめました。

 

いただいたご支援は、学部学生が研究に必要なものを購入するための費用、海外の有力大学に滞在するための費用として、大切に活用させていただきます。

 

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自ら科学技術の発展をリードし、発展させていける人材を

意欲のある学生に早期でこのような教育を実施することで、より自発的に学ぶ姿勢を身につけ、「自らの専門性を持ち、なおかつ国際社会で活躍できるグローバルな人材」を育成していきたいと考えています。

 

一方、大学教育も、教員がひたすら知識を説明するだけではなく、答えのないことに対して、各専門分野ではどのようにアプローチするかについて議論しながら学べるようなものにしていきたいです。

 

科学技術は、これまで環境破壊や公害、貧富の差の拡大、戦争など、負の影響を及ぼしてきた面もあります。だからこそ、科学技術の発展をリードし、正しく発展させながら諸外国と価値観を共有することが、持続可能な社会の形成には必要です。

 

このプログラムの卒業生たちが、組織やグループにぶら下がるのではなく、先導してさまざまな社会課題を解決し、新しい価値を生み出していけるような人材として活躍してくれることを願っています。皆さまのあたたかい応援・ご支援をお願いいたします。

 

税制上の優遇措置について

本プロジェクトへのご寄附は、税制上の優遇措置の対象となります。

 

1.個人所得控除

所得税法上の「寄附金控除」の対象となる特定寄附金(所得税法第78条第2項第2号)の税法上の優遇措置を受けることができます。具体的には、総所得金額等の40%を上限とした寄附金額について、「寄附金額-2,000円」の額が所得から控除されます。

 

2.個人住民税控除

都道府県・市区町村が条例で本学を指定している場合は、2,000円を超える部分について、次の率を乗じた税額が、翌年の個人住民税額から控除されます。ただし、寄附金の額が総所得金額の30%を上回る場合は、30%を限度とされます。
【控除率】
 ■住所地の都道府県が指定した寄附金・・・4%
 ■住所地の市区町村が指定した寄附金・・・6%
※都道府県・市区町村の双方が指定している場合、10%になります。

本学を寄附金税額控除(県民税・市区町村民税)の対象としているのは、

・都道府県 神奈川県
・市区町村 横浜市、相模原市、平塚市、鎌倉市、藤沢市、小田原市、茅ヶ崎市、逗子市、三浦市、厚木市、海老名市 他

(上記以外の都道府県・市区町村につきましては、お住まいの行政機関にお問い合わせください。)

 

3.法人からのご寄附

企業等の皆様からのご寄附の場合は、法人税法第37条第3項第2号により、寄附金の全額を損金算入することができます。

※詳しくは文部科学省のWebサイトをご覧ください。

http://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/zeisei/06051001.htm

 

4.税制優遇を受けるための手続き

確定申告期間中に、本学からお送りする「寄附金領収書」を添えて所轄の税務署へ申告を行ってください。 住民税の寄附金税額控除だけを受けようとする場合は、「寄附金領収書」を添えてお住まいの市区町村に申告してください。
※一般的な所得税の確定申告提出期間は、毎年度、翌年2月16日から3月15日までの1ヵ月間です。なお、この期日が土曜日・日曜日と重なると順次繰り下げ、月曜日までとなります。

 

メンバー紹介

■渡邉正義/理工学部長

(略歴)

1974年 神奈川県立希望ヶ丘高等学校卒業

1982年 早稲田大学 博士課程中退

1982年 上智大学 助手

1983年 早稲田大学 工学博士

1988年  ノースカロライナ大学 研究員

1992年 横浜国立大学工学部物質工学科講師

1994年 横浜国立大学工学部物質工学科助教授

1998年 横浜国立大学工学部物質工学科教授

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元気とやる気のある学生に早くから研究機会を与えて、世界を相手にできるような研究者を育てます。

 

■前川 卓 (マエカワ タカシ)/教授

(略歴)

1972年  東京都立三田⾼等学校卒業

1978年 (株)ブリヂストン(エンジニア)

1993年 Massachusetts Institute of Technology 博士(PhD)

1997年 Massachusetts Institute of Technology、主席研究員

2003年 横浜国立大学 教授

少子化が進む中、日本が今後も技術先進国として発展し続けられるよう研究能力の高い優秀な若者を育てますので是非応援をお願いします。


■伊藤 傑/准教授

(略歴)

1985年 神奈川県茅ヶ崎市生まれ

2011年 横浜国立大学 博士(工学)

2011年 東京工業大学 博士研究員

2013年 横浜国立大学 研究教員

2015年 横浜国立大学 助教

2017年 横浜国立大学 准教授

このプロジェクトで、世界を相手に活躍できるような優秀な若い芽を育てていきます!


■大矢 剛嗣(オオヤ タカヒデ)/准教授

(略歴)

1979年 北海道函館市生まれ

2006年 北海道大学 博士(工学)

2006年 横浜国立大学 助手

2007年 横浜国立大学 特別研究教員

2008年 横浜国立大学 講師

2010年 横浜国立大学 准教授

「勉強」と「研究」は違います。早いうちから研究に触れることで、自主性や探求心等を大いに鍛えることで、研究者としてだけではなく、これから社会にはばたく人材として大きく成長することを期待します。

 

■片山郁文/准教授

(略歴)

1977年 兵庫県西宮市生まれ

2006年 京都大学 博士(理学)

2006年 大阪大学 特任助教

2007年 横浜国立大学 特任教員(助教)

2012年 横浜国立大学 准教授

このプロジェクトを通して意欲ある学生を勇気づけ、世界にはばたけるようにサポートしていきたいと思っています。

 

■ 北村圭一/准教授

(略歴)

1979年 長崎県五島市生まれ

2008年 名古屋大学 博士(工学)

2008年 JAXA 研究員

2011年 NASAグレン研究所 客員研究員

2012年 名古屋大学 助教

2014年 横浜国立大学 准教授

学部生のうちから研究に触れ,参加できるROUTE。。。自分の学生時代にも身近にあったら良かったなぁ、と思っています。ROUTEで研究の世界に羽ばたきましょう!

 

■白川真一/講師

(略歴)

1983年 長野県長野市生まれ

2009年 横浜国立大学 博士(工学)

2009年 日本学術振興会 特別研究員(PD)

2010年 株式会社富士通研究所 研究員

2012年 青山学院大学 助手

2013年 青山学院大学 助教

2015年 筑波大学 助教

2016年 横浜国立大学 講師

たとえ学部の低学年であっても意欲的に取り組めばインパクトのある研究を行うことが可能です。このプロジェクトで意欲的な学生をどんどん伸ばしていきたいと思います!

 

■竹居 正登/准教授

(略歴)

1976年 京都府京都市生まれ

2005年 神戸大学 博士(理学)

2005年 慶應義塾大学 特別研究助手

2007年 大阪電気通信大学 講師

2013年 横浜国立大学 准教授

早い時期に研究の愉しさを実感することはかけがえのない財産となるでしょう。意欲的な若者が大きく飛躍できるよう応援していきます。

 

■中村 一穂 (ナカムラ カズホ)/准教授

(略歴)

1970年 長野県伊那市生まれ

1998年 横浜国立大学 博士(工学)

1998年 日本ミリポア㈱

2000年 横浜国立大学 助手

2007年 横浜国立大学 准教授

新しい時代に挑む、若い力、熱意を伸ばします!応援をお願いします。


長谷川 誠 (ハセガワ マコト)/准教授

(略歴)

1973年 東京都日野市生まれ

2002年 横浜国立大学 博士(工学)

2002年 東京大学 研究機関研究員

2004年 東京大学 助手

2006年 横浜国立大学 助手

2007年 横浜国立大学 特別研究教員

2010年 横浜国立大学 准教授

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意欲の有る学生が集い、研究に触れ、能力を伸ばし、楽しさを実感できるプロジェクトです。しっかりと国際的に通用するように若い芽を育んでいきます。ご支援をお願い致します。

 

■福田淳二/教授

(略歴)

1975年 佐賀県伊万里市生まれ

2003年 九州大学 博士(工学)

2005年 Massachusetts Institute of Technology、ポスドク

2006年 筑波大学 講師

2013年 横浜国立大学 准教授

2018年 横浜国立大学 教授

大学では学力低下に合わせる対応ばかりしてきましたが、上を伸ばす対応も重要です。このプロジェクトでそれができます!

 


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