-世界道路交通犠牲者の日2021追悼花火-in福岡

主催者紹介

 

交通事故遺族団体「route→ルート」の代表として活動させていただいております村岡麗菜と申します。

企業様や公立高校などで講演やYouTube、TikTokへ動画投稿など幅広い年齢層の方達に事故防止の意識を高めてもらえるよう取り組んでおります。

 

YouTubeチャンネル「route→ルート」

 

TikTokroute→ルート村岡麗菜

 

Twitter村岡麗菜

 

 

 

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

9年前、姉のように仲の良かった当時妊娠7ヶ月の従姉妹が長女と通学路を登校中、無免許で運転していた少年が車で突っ込み女の子2人と従姉妹、そしてお腹の赤ちゃんが奪われました。

何が起きたのか理解できない上に、無免許だけど操作や駐車ができていたから「技能あり」と判断され、納得出来ない私達遺族は事故後3ヶ月も経たっていないなか、署名活動を開始しました。

半年間毎日取材を受けた甲斐もあり、全国から関心を持っていただくことができた結果30万人の署名が集まりました。

そのお陰で事故から2年も経たずに無事、法改正を終えてからは私も母になり育児に専念していました。

それでも、生きたままお腹の赤ちゃんを奪われた従姉妹の無念さを日々抱えながら過ごし、子供が歩けるようになった時。

「車に気をつけて」と言いながら、それだけで良いのか自問自答しました。

子供達に気をつけさせるだけで私達大人は何もしないのか、何も出来ないのか。

そう自問自答している間にも、テレビをつければまた罪のない子供達まで未熟な大人達の犠牲になり続けている現状。

やらなくて良いことかもしれません。

いつか時代が変わり、事故がなくなる日が来るかもしれません。

その「いつか」を、私は「今」にしたくて団体を設立し、活動させていただいております。

 

 

▼プロジェクトの内容

 

「遺族」「事故」「追悼」どれも決して明るいイメージはないと思います。

それなのに花火にこだわったのには理由があります。

どうしてもネガティブだったり、堅苦しい話題は関心を持たれにくい傾向があります。

私達も生まれながらにして遺族というわけではありません。

自分がニュースに出るなんて想像もしていなければ、大事な人の変わり果てた姿など想像すらしたくもありませんでした。

ですが遺族にさせられた今、考えなければいけません。

休日にニュースをみて過ごす方はどのくらい居るのか、無免許で暴走している人達はニュースをどのくらい観ているのか。

私達がニュースの中でどれだけ声を枯らしても知ってもらえなければ意味がないんです。

事故により奪われる物は命だけではありません。

 

手を繋ぎ、隣で歩いていた母を車に轢かれた子供。

 

兄妹が轢かれるのを目の当たりにした子供。

 

突然親がいなくなり、施設で暮らすことになる子供。

 

「死んでしまうかもしれないから」と将来の夢がなくなった子供。

 

今日もどこかで子供達が小さな体で大きな傷を1人で抱えています。

ニュースでいくら流れようと世間は「またか」で終わってしまっているのが現状です。

花火は元々、鎮魂としてお盆の時期に打ち上げていたとの説をご存知でしょうか。

そこにお祭りを開催することで賑やかになるだけで、私はお祭り騒ぎがしたいわけではありませんし密を避けるためにも場所は非公開にしています。

今日もどこかで子供達が小さな体で大きな傷を1人で抱えながら生きています。

大人にはカウンセリングが出来ますが、子供はよく理解が出来ないため周りの人が見守ってあげるしか術がありません。

尚更私にはこんなことくらいしか考えつきませんが、何かのきっかけになればと計画いたしました。

どうかお力をお貸しください。

子供達の夢を守れる社会になるよう、ご協力お願い申し上げます。

達成した際には花火の様子を撮影、編集し後日YouTubeなどに動画投稿を予定しておりますので差し支えなければイニシャルや社名、もしくは私と同じようにご遺族の方は犠牲になられた方のお名前も動画最後にご紹介させていただきますので、ご相談くださいませ。

 

なお、万が一花火の打ち上げが延期・中止された場合にも返金は致しかねます。その場合、いただいた支援金から違った形で（ライトアップや灯籠流しにメッセージも）実施し、動画は作成されますのでご安心くださいませ。

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 

活動もそうですが、ポジティブに頑張っているアピールがしたいわけでもなければ、同情されたくてしているわけではありません。

  私達遺族は親近感を持たれにくく、「不幸」なイメージから署名活動をしていても見て見ぬふりをされ、関わりたくない存在なんだと感じることも少なくはありませんでした。

「被害者」や「遺族」は仕方がないのかもしれませんが腫れ物扱いされやすく、表に出て発言しようものなら即座に誹謗中傷されます。

私もその1人で、両親の転勤で引っ越したにも関わらず「いじめで問題を起こしたから引っ越した」など中傷されたり、亡くなった従姉妹には「天罰だ」とまで中傷されました。

他にも2次被害、3次被害と経験して来ました。

どうか家族や大事な人が変わり果てた姿で帰ってくることを「事故」の2文字で済まされない社会になればと今後は被害者支援、交通安全活動、通学路見守りや更生支援など模索して参ります。