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龍馬の藩論を読む。『坂本龍馬関係文書』の特別限定版、復刻へ

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支援総額

215,000

目標金額 2,500,000円

支援者
9人
募集終了日
2020年1月31日

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プロジェクト本文

龍馬誕生から185年。

『坂本龍馬関係文書の特別限定版』を再び世の中へ。

 

みなさんこんにちは。株式会社メディア・ミックス社長の小波宏全と申します。

 

平成31年の今年、日本は令和元年を迎えました。こんな輝かしい年を迎えられたとは、すばらしいではありませんか。そして今年は、坂本龍馬生誕185年でもあります。

 

私はこれまでに複数回、「坂本龍馬展」を開催してきました。一番印象に残っているのは、平成16年~17年にかけて、高知県立坂本龍馬記念館で開催した「坂本龍馬と岩崎鏡川」展です。開催が決まると、高知から初代の小椋館長が私のもつ収蔵品を調査するために来浜されました。入館数も上々で、特に地元の人たちからの関心が高いのに驚きました。

 

 

さて、皆さまは『坂本龍馬関係文書』をご存知でしょうか。編著者は大正時代に神奈川県内に住んでおり、文部省維新史料編纂官を勤めていた岩崎鏡川です。

 

『坂本龍馬関係文書』は、彼が坂本龍馬遭難の真相を究明するために全国に奔走し、関係資料の収集に尽力、足で歩いて集めた貴重な史料です。

 

 

今回のプロジェクトでは、この『坂本龍馬関係文書』の特別限定版を再び世に出したいのです。『坂本龍馬関係文書』は2巻あるのですが、その中の1巻を復刻いたします。特別限定版としているのは、坂本龍馬の藩論がついているためです。

 

『坂本龍馬関係文書』を特別限定版として復刻し、国会図書館をはじめ、各研究機関に配布することにより、世に広めていくことを目指しております。


皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。

 

 

龍馬を含む貴重な幕末維新史料

『藩論』つき『坂本龍馬関係文書』

 

まずは、なぜ私が『坂本龍馬関係文書』を所有しているのかをお話させてください。

 

私の妻の祖父は岩崎鏡川、父親は鏡川の長男英恭です。私たちは結婚後、父母と同居するため家の増改築をしました。その時出た不要品の中に龍馬関係の史料が混じっていたのです。もちろん『坂本龍馬関係文書』も!なんと出版者は妻の父・岩崎英恭だったのです!

 

岩崎鏡川は、大正15年に日本史籍協会から『坂本龍馬関係文書1・2』を出版しておりました。同協会は明治維新に関係した人々が会員で、その会員だけに配布されました。ですから『坂本龍馬関係文書』は、一般の人々が手にすることはできませんでした。

 

 

そして私たちが見つけた『坂本龍馬関係文書』は、さらに特別なもので、坂本龍馬の『藩論』が収載されていたのです。

 

『藩論」は坂本龍馬が海援隊の船中で口述したといわれる史料です。湮滅(いんめつ)して、世の中に伝わらなかったといわれています。

 

この『藩論』の原文は、当時通訳として長崎に駐在していた英国人ホール氏(後の横浜駐在総領事)が英訳して、公使パークスに送ったものが残っており、それを岩崎鏡川が手に入れていたのです。

 

 

龍馬研究の第一人者ともいわれた故宮地佐一郎氏は、「岩崎鏡川がこの仕事を果たしていなかったら、龍馬を含む幕末維新史料は、どれほど雲散霧消してしまったでしょう」と、晩年に語ったのを記憶しています。

 

とにかく、坂本龍馬に感心を持って研究する人々にとっては、避けて通れない書物として、現在でも位置づけられているのです。

 

そして、『藩論』が収載された『 坂本龍馬関係文書』は、35部しかこの世の中に出ていなかったようなのです。

 

岩崎鏡川は『坂本龍馬関係文書』の執筆完了後の大正15年に病で倒れました。後に長男の英恭が返礼として自費で出版し、徳富蘇峰翁らに贈ったのが『藩論』つき『坂本龍馬関係文書』です。      


英恭は東京大学哲学科を卒業した直後でしたが、父鏡川との約束を果たすため、英文版の龍馬の『藩論』を翻訳して載せたのです。当然、これは日本史籍協会の了解を得て行ったのですが、岩崎英恭は序文で以下のように述べています。

 

史籍協会刊行の坂本龍馬関係文書は二巻になっており、本書はその第一巻に相当するものであります。第二巻は原史料より明治に入ってからの編述が多く、殆どその三分の二以上を占めております。なお本書には龍馬の説として英文で伝わった『藩論』を訳出追加致しました。

 

此の『藩論』は父に頼まれ私が訳すことになっておりましたが、父の病気その他の事情で遂に協会出版の本には間にあいませんでした。今度本書を刊行するについて、父との約束を最後まで果たさぬのも残念と存じ倉忙の中に訳出致しました。多少の御参考となれば幸甚に存じます。


大正十五年六月二十七日 岩崎英恭

 

『藩論』つき『坂本龍馬関係文書』、復刻へ。

 

今回のプロジェクトでは、皆さまにご支援いただき、『藩論』つき『坂本龍馬関係文書』を復刻いたします。

 

本を出版する場合、通常は作者の書いた原稿をコンピューターに打ち込み、レイアウトした後に印刷するものですが、今回は各ページを写真撮影し、印刷する方法で復刻します。

 

全100部を制作し、国会図書館をはじめ神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、山梨、新潟の県立市立図書館等に43部、同地域の龍馬会に9部、山口県と高知県の博物館と高知新聞社に6部、協力者に15部を配布する予定でおります。

 

<出版概要>

『藩論』つき『坂本龍馬関係文書』

編著者:岩崎鏡川 出版者:岩崎英恭

完成予定日:2020年9月30日

出版元:株式会社弘文社

 

 

 

坂本龍馬研究に新たなる指針を。


いま出版界は龍馬を「りゅうま」と読むか「りょうま」と読むかで混乱しています。

 

岩崎鏡川の『坂本龍馬関係文書』の場合は「りゅうま」で、坂崎紫蘭の『汗血千里の駒』の場合は「りょうま」と読めばいいのです。今回の復刻がさやかな指針になれば幸いです。


また、『坂本龍馬関係文書』が脱稿・出版されたのは、大正15年神奈川県鎌倉の姥ケ谷でした。日本の幕末龍馬史が鎌倉育ちだったと改めて認識されることを、神奈川県に住む者として期待しております。

 

皆さまのご支援・応援をよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

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リターン

5,000


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5000円コース

■お礼状をお送りします
■オリジナルスタンプ帳
(龍馬の肖像画や鏡川の直筆をスタンプにし、6,7点のスタンプを押印してお送りします)

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年9月

10,000


10000円コース

10000円コース

■お礼状をお送りします
■オリジナルTシャツ(龍馬の肖像画入り)

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年9月

30,000


30000円コース

30000円コース

■お礼状をお送りします
■オリジナルイラスト額装
龍馬の父が「りゅうま」と命名した根拠を表すイラストを額装にしました

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年9月

50,000


50000円コース

50000円コース

■お礼状をお送りします
■復刻した藩論つき「龍馬関係文書」1冊

支援者
3人
在庫数
17
発送完了予定月
2020年9月

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