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一家族から写す中国朝鮮民族の「今」。映画『血筋』劇場公開へ

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2020年03月11日 18:05

【悪名高き配給人・平野博靖】(インタビュー④)

(2020年3月11日更新)

 

 

悪名高き配給人・平野博靖

 

 

 

平野博靖。『血筋』の配給を務める。60歳独身、糖尿病の持病持ち。甘党。

僕にとって、平野さんの最初の印象は「かき氷」だ。

 

配給(人):監督が作った作品を映画館へ流通させる人。配給人の手腕で上映される映画館数が決まる。

 

 出会いは真夏の新宿。指定された喫茶店で待っていると、約束の時間から15分程遅れて到着した。席に着くと挨拶をそこそこにいきなり「かき氷」を注文する。

 

 初老の男はシロップ(確かイチゴ味だ)がたっぷりかかったかき氷を、バクバクと口へかき込む。額に汗を滴らせながら食べる姿は、いかにも気持ちよさそうだった。




 

 これは映画業界、随一悪評判の配給人・平野博靖のインタビュー記事である。

 

 59歳で会社を倒産させて全信頼を失った男は、60歳を迎えた今年『血筋』を携えて再出発しようとしている。

 

 

結論を先に述べると「僕は平野さんを信頼をしている」。

 

 

でも本稿は’’平野博靖’’を配給人として勧める記事ではない。これを読むあなたが、もしも夢見る映画監督だとしても、あなたの成功への手がかりとなるものではない。

 

あくまでも、初老の男のハードボイルドな物語として読んで欲しい。

 

 


 

 

 

〇僕の作品『血筋』を選んだ理由は何ですか?

 

父親」のキャラクターが立ってたし、なかなか撮れない映像だと思いました。映画としても面白い。ドキュメンタリー映画ですが劇場公開にも十分できるレベルだと思いました。きっとどこかの映画館で上映してくれるだろうと思ってたら、予想通り「ポレポレ東中野」で上映してもらえることになりました。実は他にも何本もオファーしたのですが、「血筋」だけが決まりましたね。

 

そんなときに「カナザワ映画祭」でもグランプリ受賞しましたね。


 

 

 

〇「配給が平野さん」と周囲に話すと、多くの方から忠告を頂きました。「平野が配給ならうちの映画館では上映しない」という所もありました。

悪評判での名の通り方が尋常じゃなかった。なぜですか?

 

 わかりませんね…。会社を倒産させて制作側に迷惑かけた事実はありますが、映画館に直接被害を被らせた部分はあまり無いと思います。敬遠する人で、僕から直接被害を被った方はほとんどいない。

 

 確かに僕には若干ルーズな所はあります。連絡を見逃したり、返信し忘れたりはありますが、目くじらを立てるほどの事かなと思いますね。もちろんダメな点ではありますけど。




 

〇何か理由は思い当たりますか?

 

 嫉妬じゃないですか?僕が良い作品を手がけるから。それくらいしか理由は思いつきませんね。

 以前にも上映が決まった作品が、突然劇場から断られたことがありました。一度もトラブルは無かった相手だったのですが。

 

 後からわかったのですが、ほかの配給に作品が移ってました。

 

 

 

〇理不尽ですね。どうしたんですか?

 

 どうしようもないですよね。引くしかない。

 

 そんなことは多いです。例えば共同出資で1000万円ずつ出資して買うはずの作品が、相方が突然消えて僕一人で2000万円を請け負うことになって。劇場公開の話もうまくいかず破綻し、結局2000万円をドブに捨てることになったこともあります。

 

 

 

〇発狂しそうになりますね。

 

 まあしょうがないと思うだけですね。でもネガティブにはならないです。30年間、映画業界いますけど、そういうのはざらですから。

 

 もちろん、過去にはいい時期もありました。

 僕は昔、セゾングループにいて映画業界が良かった時期も知っています。シネセゾン渋谷のレイトショーのブッキングをやっていたときは、多くの作品をヒットさせていました。昼間興行でも届かない成績を出してたときもあって、周囲から伝説的な存在として崇めたてられるようなときもありました。

 

 それから自分の会社を起こして、ある程度評価を貰うことはありました。でも自分のルーズさと金遣いの荒さで結局は会社をダメにしてしまいましたが。



 

 

 

<作品を選ぶ’’目’’>

 

〇映画業界に入った理由は?

 

 僕は網走出身で地元にはミニシアターが無かったんです。予備校時代、札幌に出て、本当は勉強しなきゃなんないけど、毎日「パチンコ」と「映画」三昧してました。大学進学で東京へ出ると、今まで以上に映画を観る環境が整っていて、のめり込むようになりました。座椅子で観るような小さな劇場で、年間で200~300本くらい観てて。これが業界に入ったきっかけですね。

 

 以来ずっと映画の仕事をしてきました。というかそれ以外の仕事が僕にはできないんです。別な事ができたらいいのかもしれないですけど、僕には他の才能はなかったから。

 

 

 

〇平野さんの才能(能力)は何だと自分で思いますか?

 

 長年やってきて、自分のなかで作品を選ぶ明確な基準みたいなものはありますね。選んだ作品が大ヒットしたこともあるし、作品を観る目は多少なりともあるかなと思います。

 でもあくまでも作品に「日の目を見させる」ことが目的です。作品の成功があって、初めて僕の存在が成りたちますので。これは本当に嘘偽りないです。

 

 

 

〇倒産を経たばかりからの再出発ですが、これからはどうしますか?

 

 若手監督の作品をメインに配給しながら、再スタートしてるという感じですね。

 楽しみとしては、角田監督もそうですけど、巣立って行く様子が見たい。数年経って、大変だった過去を回想しつつ、「あのとき最初の一本を手がけてたのが僕なんだよなあ」と思えたら、嬉しいですね。

 だからといって、ずっと独占したいという意味ではないです。決して監督を利用して騙してやろうというわけではないです。 

 

 

 

〇ある意味’’どん底’’の今ですが、焦りはありませんか?

 

 特にはありませんね。被害を被った方には申し訳ないけれど、僕自身が凄くしんどかったってわけではないんです。「倒産」と言えども、紙切れ一枚にサインするだけなので。もちろん頭を下げたり、信頼を失う部分はありますけど。子どもも奥さんも居ないですし。なるようになるだろうって思ってます。

 

 それと僕は自分が何となく運がいいと思っているんですよ。倒産しようが、周りに批判されようが。例えば今はドキュメンタリーが流行ってますけど、ずっと前から僕が手がけていた時もありました。「僕が一番先に見つけたんだ」という自負がどこかにあるんですよね。

 今回の血筋もそうですけど、作品との出会いの運みたいなものもある。作品を観ていて、この映画はこれからどうなるのか気になって、声かけてみると仕事に繋がったりする。

 

 深い理由があってというわけではないんです。作品に対する’’引き’’の強さはあると思っています。

 

 

〇めちゃくちゃポジティブですね。

 

 そうですね(笑)。失敗することもあるかもしれないですが。

でも少なくとも若手を騙してやろうということは全く無いです。





 

御年60歳。土日祝日関係なく、返答はいつも10分以内。メールの冒頭は必ず「角田龍一監督様」から始まり、終わりは「平野拝」で締めくくる。

 

偉ぶるところが1ミリも無く、どんな雑多な用事でも積極的やる。

三回り歳が違う僕からの膨大な数の要求にもすべて対応する。僕のミスに対するフォローも早い。

 

60歳とは思えない行動力。20代でもここまで’’早い’’人はまず見たことが無い。

 

 


角田龍一監督様」から始まり、終わりは「平野拝」で締めくくられたメール

 

 

 

でもなぜか不思議な「胡散臭さ」が付きまとう。言葉の節々や行動にどことなく違和感がある。もしかしたら平野さんは人間でいることに、'’ぎこちなさ'’を感じているのかもしれない。

 


 

平野さんは多くの若手作品の配給を手掛けている。その「数撃ちゃ当たる」的なスタンスに批判が多い。

 

でも仮に『血筋』がその中の一つであっても、最初に声を掛けてくれたのは紛れもない事実だ。誰一人『血筋』の将来性を予見できなかったとき、初めて声かけてくれたご縁は大切にしたい。

 

 

掴み切れない「胡散臭さ」を認識しつつ、信じてみようと思う。

 

 

インタビュー・文 角田龍一

 

 

 

【インタビューアーカイブ】

③郷古廉 《音楽と恋》

②山賀博之さん 《僕らは幸せの缶詰売り》

①篠田昭さん 前新潟県新潟市長 篠田昭さん

 

 

 

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