B型事業所の新たな挑戦!障害者が作家として活躍する未来を創りたい

支援総額
目標金額 3,000,000円
- 支援者
- 22人
- 募集終了日
- 2023年3月31日

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- 3,294,000円
- 寄付者
- 233人
- 残り
- 3日

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プロジェクト本文

大阪府豊中市で就労継続支援B型事業所*「sabot(サボット)」は、鬱病などの精神障害・発達障害・高次脳機能障害・難病などで働くことが難しい方々が、軽作業などの就業訓練を受けることができる福祉サービスを提供しています。
従来のB型事業所によくある内職仕事だけでなく、サボテンを育てたり、マクラメ編みをしたり、植物に携わるお仕事が多いのが「sabot」の特徴で、「ここでしかできない作業を提供し、利用者の方の新たな可能性を見出したい」というのが私たちの目標です。
植物は、色や形に異常が生じ、他とちがうことが希少価値となりますが、一方でそれを人間に当てはめると、現状はどうでしょうか。
「芸術作品」を通じてなら、人間の個性やその希少的価値を魅力として発揮できるのではないかと考え、施設内に陶芸の設備を作りたいと強く願うようになりました。
今回のプロジェクトはこの陶芸設備の準備費用を広く皆様に募らせていただくものです。
しかしながら重要なのは、資金調達が叶うことだけでなく、皆様のご支援や応援のお言葉が、「応援されている」「認められている」という実感になって、障害によって何かを諦めていた方の活力に繋がっていくということです。
そして今現在、身近に障害者がいない方にもこのプロジェクトが届くことで、いつか「障害」と隣り合わせで生きることになった時に、それらをひっくるめて愛せたり、こうした福祉サービスの存在を思い出していただけると嬉しく思います。
皆様と共に、従来の障害福祉のイメージを書き換えていきたい。
障害者がその個性に自信を持って活躍する未来を創るために、あたたかいご支援をどうぞお願いいたします。
*就労継続支援B型(B型事業所)とは:一般企業に雇用されることが困難であって、雇用契約に基づく就労が困難である者に対して、就労の機会の提供及び生産活動の機会の提供を行う事業所およびサービスのこと。
自分を少しでも好きになってもらいたい
B型事業所「sabot」
はじめまして。大阪府豊中市で就労継続支援 B型事業所「sabot」を運営する大山琴子と申します。
2022年2月に立ち上げた、この「sabot」は、鬱病などの精神障害・発達障害・高次脳機能障害・難病などで働くことが難しい方々が、軽作業などの就業訓練を受けることができる福祉サービスを提供しています。サボテンを育てたり、マクラメ編みをしたり、植物に携わるお仕事が多いのが私たちの特徴です。
自分に自信を持てなかった過去
今回のクラウドファンディングについてご説明する前に『なぜこのB型事業所「sabot」が生まれたのか』について、ぜひお話しさせてください。
私は幼少期より周囲から変わっていると言われ続けていました。
高等学校は2校退学、3校目で卒業。アルバイト経験は多数ありますが、1年以上続いたものはありません。そして30歳でパニック障害・不安障害・双極性障害を発症し外に出られなくなり、ADHD・ASDとも診断されました。
「メンタルの不調を改善するには、植物を育てるのがいい」と聞き、10代からたくさんの観葉植物を育ててみましたが、どれもすぐに枯らしてしまい、「自分は植物ひとつさえも育てられない」と、余計に自信をなくすことを繰り返していました。
サボテンとの出会いが転機に
そんな中、32歳のころ友達にプレゼントしてもらった「サボテン」が私の人生の転機になりました。
ズボラな私でもサボテンだけは枯れず、子供(子株)をいっぱい作ってくれました。
それが私の自信になり、その後もどんどんサボテンは増えていきました。
30歳までは、いつも早く死にたいということ以外は考えてきたことがなく、夢も希望もなく、無職・無特技・無趣味の自分のことが大嫌いでした。
しかしこのサボテンとの出会いがきっかけとなり、今では少しづつ自分のことが好きになり、色々なことに興味を持って挑戦できるようになりました。
その後私はネイリストになり、現在ではネイルサロンを2店舗経営しています。
障害は治らなくても、心の健康が少しでも良くなれば、人の意見が聞けるようになったり、自分をありのままを受け入れることができるようになると思います。
「メンタルには最終的にサボテン!」これが私の口癖です。(笑)
父の交通事故がきっかけで
新たに芽生えた夢
2016年3月29日、父が交通事故にあい、頭部からの出血で前頭葉の摘出手術を行った結果、高次脳機能障害になりました。当時の私は、高次脳機能障害のことはもちろん、福祉のことなど何も知らず、適切な福祉サービスは受けられませんでした。
父は理性が無くなり、人の物を盗んだり、貯金を全額人にあげてしまって一文無しになったり、他人に暴力をふるったりしていました。そんな症状がある障害では、預かってくれる施設はありませんでした。
父を養うお金も必要ですが、職場まで父がついてきたり、無言電話をかけてきたりするので、仕事も行けない状況で私自身の生活まで脅かされていました。また、高次脳機能障害は医療が発達し致命率が上がったことで新たに増えている障害のため、情報も少なく、本当に苦しい現状でした。
良い福祉施設や福祉サービスがあっても、知識が無ければ享受できない。
本当に困っている人たちに届いていない。
そんな現実を目の当たりにして、障害福祉に携わりたいと思いました。しかし「sabot」設立の2日前に父は亡くなりました。私が障害のことや障害福祉サービスをもっと知っていれば、もっとできたことがあったかも知れないと、悔しい思いをしました。
障害者やその家族が、適切な福祉サービスを活用し、働ける家族は障害者の方を預け、安心して働きに行き納税できるよう、当事者や家族の困りごとに寄り添った情報提供ができる相談事業所を立ち上げたいという新たな夢もできました。
そして、障害とは無縁な方々にも、いつ障害と隣り合わせになる時が来てもおかしくないことを知ってもらいたいと考えています。
私自身がサボテンに触れることで自分と向き合えたように、障害者の方にもサボテンや土を触ることで、気持ちを落ち着けてもらいたい。
また、様々な作業に取り組むことで、自分は何が苦手で何が得意かを理解し、少しでもありのままの自分を好きになってもらいたい。
そんな思いで、2022年2月に就労継続支援B型事業所「sabot」は始まりました。
植物に携わる中で自分について見つめ直す機会になればと、今日まで運営を続けています。
障害福祉事業所に通うことを
誇れることにしたい
障害福祉事業所に通っていることを秘密にしたいという方は少なくありませんが、「sabot」に来られている方々は堂々と周りに公表されている方が多いんです。
「事業所に通っている」ということはもちろん、
「自分はこんな障害があるけど、こんなことができるんです!」
と堂々と言うことができるように、障害も含めて自分を好きになってもらいたいと考えています。
●利用者の方々からのお声
精神障害Tさん
福祉サービスは今までやってもらっているはずなのに、やらされていると感じていました。
sabotが初めて本当に障害者に寄り添ってくれると感じました。
精神害碍Nさん
警戒心と人見知りで最初全く喋れませんでしたが、今では話せるようになりました。
前の事業所は人間関係が嫌になりやめましたが、ここではみんないい人なので安心できます。
身体障害Kさん
引きこもりだったので、ここに通うようになり、曜日感覚ができました。
また自分がなにかお役に立てているのがうれしく思います。
従来の事業所の狭い・汚い・ダサイといったイメージを払拭した、新たな事業所の形があることを多くの人たちに知っていただきたい。
そんな気持ちで日々運営を続けています。
障害によるミスや癖も“個性”に
障害者が作家として活躍する未来
本プロジェクトのきっかけ
「sabot」では従来のB型事業所でよくある内職仕事のようなものも提供していますが、
「ここでしかできない作業を提供し、利用者の方の新たな可能性を見出したい」
というのが私たちの目標です。
これまでの障害福祉施設での物販はダサイというイメージがあると思います。
そのイメージを払拭し、洗練された価値あるものを作りたい。
また、その価値に見合った金額でご購入いただけるような、そんな場所にしたいと考えてきましたが、実際に障害のある方と接していると、その障害による技術面や能力により、「完璧なもの作り」が難しいことに、改めて気付かされました。
植物は、色や形に異常が生じ、他とちがうことが「希少価値」となります。
一方でそれを人間に当てはめると、現状はどうでしょうか。
頭では分かっていても、それを個性という魅力としては中々受け入れてもらえないということが、まだまだ多くあると感じています。
そんな気持ちを悶々と抱える中で、「芸術作品」を通じてなら、人間の個性やその希少的価値を発揮できるのではないかと考えるようになりました。
そして「陶芸ならば、障害によるミスや癖も個性になるんじゃないか!」と思いついたのです。
作品ひとつひとつに自身の想いや個性を宿らせ、唯一無二の作品を作ってもらうため、施設内に陶芸の設備を作りたいと強く願うようになりました。
「応援されている」その実感が
障害者の方々の自信になる
このようなきっかけで今回、B型事業所「sabot」内に陶芸施設を設立するために必要となる費用をクラウドファンディングで募らせていただくことを決意しました。
目標金額:300万円
いただいたご支援の使いみち:陶芸施設開設に向けた釜などの陶芸施設内装工事費、設備費、粘土等の消耗品の購入費用/クラウドファンディング諸経費
実はB型事業所は、黒字になるまで2年はかかると言われています。
この「sabot」も例外ではなく、設立11ヶ月の現在、まだ軌道にのったとは言えません。
しかし、順調に利用者さんは増え、現在18名の方が在籍しています。
そんな方々に、もっとよりよいサービスを提供したい、もっと素敵な施設にしたいと思っていても、現在の自己資金では現状維持が精いっぱいで、新しいことに資金を回す余裕まではありません。
そこで皆様にご支援をお願いしにまいりました。
しかし今回のクラウドファンディングで重要なのは、資金調達が叶うことだけではなく、
皆様のご支援や応援のお言葉が、「応援されている」「認められている」という実感になって、利用者の方たちの活力に繋がっていくということです。
このプロジェクトを通じて、素敵な応援をいただけることを知ることで、障害によって何かを諦めていた方や、苦労の中で人間不信になってしまった方の考えを変えるきっかけになりたいと考えています。
また、身近に障害者がいない方にもこのプロジェクトが届くことで、障害があることの困りごとが少し分かったり、障害があっても素敵なものが作れると驚いてもらえたり、日本にはこんなに素敵な福祉サービスがあるんだと伝えられると嬉しいです。
いつか「障害」と隣り合わせで生きることになっても、この出会いによって前向きに乗り越えられることを信じています。
従来の障害福祉のイメージに変革を
唯一無二の物づくりを行う集団へ
今後の展望
障害者の多くは知識や情報が乏しく、自分の個性を発揮するための知識・技術・資源が十分ではないのが現状です。
今回のプロジェクトを通じて出会う皆さまに感謝し、ご支援によって得ることができた機材や技法の資源を最大限に活用することで、社会に貢献してもらいたいと考えています。
B型事業所「sabot」は大阪の「もらいもの」=「応援」によって生まれました。
市場で譲っていただいた100個以上のりんご箱を陳列棚に作り替え、電気屋さんからいただいたコイルテーブルは店内インテリアに。
イタリアンレストランからテーブルをもらい、福祉施設やIT会社から椅子をもらい、産廃業者から家電をもらい、リサイクル業者から小物や画材、文具類をもらったり。
文字通り「もらいもの」=「応援」によってスタートしました。
そんなスモールスタートのB型事業所が、従来の障害福祉のイメージをふっとばし、唯一無二の物づくりを行う、かっこいいクリエイター集団になる物語を見届けていただきたいです!
皆様からのあたたかいご支援をどうかよろしくお願い申し上げます。
このページをご覧のあなたへ
応援メッセージ
sabot利用者
渡邉 薫
僕たち利用者は、生きていく上で健常者の人と違い、
身体的な障害、精神面の障害があり、普通に生きるという事が正直困難です。
それでも僕はその自分にある障害を個性と捉えています。
障害ですら個性です。そして強みです。
その様々な個性を言葉ではなく鉢という作品を通してたくさんの方に伝えたいのです。
僕たちの発想や障害は生きる上で武器になると、
現在、障害を抱え一人で苦しみ悩んでいる人たちにも作品を通して伝えたいのです。
僕たちの可能性は多種多様でユーモアがあるのです。
常識をぶっ壊すような作品を生み出したいです!
ブランポート合同会社 代表
宇野 翔太
今回、陶芸設備のクラウドファンディングをされると聞いて、大山さんがB型事業所「sabot」の立ち上げ当初より、障害当事者の可能性や選択肢を拡げるために「事業所内で陶芸をしたい」と仰られていたので、いよいよそれが現実になる時が来るのかもとワクワクしています!
近年のB型事業所では、事業所内生産したものが売れないや、そうなると利用者さんの工賃に繋がらないという課題もありますが、「sabot」さんでは併設された「最終的にサボテン」というインパクト強めなサボテン専門店と連携し、しっかり需要のあるものから事業所内作業に落とし込むという形がとられているので、今回の陶芸も新たな価値が生まれていくと確信してます!
まだまだこれからだとは思いますが、私はB型事業所「sabot」さんを全力で応援します!
|| 宇野 翔太
ブランポート合同会社 代表
「minato(障害当事者オンラインプラットフォーム)」、「またね(ホームレス支援)」を運営している。
株式会社元気ですか 代表取締役
藤原 大地
「植物や花ならばいびつなものに希少価値が出る…なら人間はどうだろう?」と、とても考えさせられました。
同じものだらけの世の中です。少しでも外れると目の敵にされるようなこの世の中でも、僕はやはり人と違うものや、少し癖があるようなものに魅力を感じます。
障害によるミスや癖もそれを個性と捉えて、一つの芸術作品に見ようとする大山さんの活動に心から賛同いたします。
唯一無二の作品がこのプロジェクトからたくさん世の中に広まることを心から祈念します。
|| 藤原大地
株式会社元気ですか 代表取締役
「ラーメン荘 歴史を刻め」、「ラーメン荘 おもしろい方へ」グループを運営している。
●ご留意事項
※本プロジェクトへのご支援は寄附控除の対象にはなりません。
※本プロREADYFOR利用規約の「命名権、メッセージの 掲載その他これに類するリターン」の項目をご確認ください。 ジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、
※支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。
※第一目標金額の達成後、ご支援確定後の返金やキャンセルはご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。
※返礼品の各種企画について、天災や新型コロナウイルス感染拡大等の社会情勢の変化により、中止・延期・内容の変更等が生じる可能性がございます。万が一中止・延期・内容変更となった場合も、いただいたご支援金は返金いたしかねますので予めご了承ください。
- プロジェクト実行責任者:
- 大山琴子(株式会社HooperDooper 代表取締役)
- プロジェクト実施完了日:
- 2023年8月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
釜などの陶芸施設内装工事費、設備費、粘土等の消耗品の購入費用
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プロフィール
株式会社HooperDooper代表取締役 nails Mintia江坂 neruneruNail上新庄 就労継続支援B型事業所sabot 豊中 最終的にサボテン 豊中 経営 ADHA、ASD、双極性障害、解離性障害、不安障害、 スタッフの理解と助けがあり、働けています。
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リターン
3,000円+システム利用料

純粋応援|3千円コース
特別なリターンがない分、いただいたご支援をより多くプロジェクトに充てさせていただきます。
●お礼メール
- 申込数
- 8
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年9月
5,000円+システム利用料

ステッカーコース
●お礼メール
●オリジナルステッカー(5種類)
- 申込数
- 3
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年9月
3,000円+システム利用料

純粋応援|3千円コース
特別なリターンがない分、いただいたご支援をより多くプロジェクトに充てさせていただきます。
●お礼メール
- 申込数
- 8
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年9月
5,000円+システム利用料

ステッカーコース
●お礼メール
●オリジナルステッカー(5種類)
- 申込数
- 3
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年9月
プロフィール
株式会社HooperDooper代表取締役 nails Mintia江坂 neruneruNail上新庄 就労継続支援B型事業所sabot 豊中 最終的にサボテン 豊中 経営 ADHA、ASD、双極性障害、解離性障害、不安障害、 スタッフの理解と助けがあり、働けています。