先祖代々の想いを繋ぐ田んぼ。離島で米作りを続けたい!宮城県浦戸諸島

先祖代々の想いを繋ぐ田んぼ。離島で米作りを続けたい!宮城県浦戸諸島

支援総額

1,060,000

目標金額 1,000,000円

支援者
44人
募集終了日
2023年3月15日

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プロジェクト本文

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▼ご挨拶

 

 

たくさんのプロジェクトの中から見つけていただき、誠にありがとうございます。

 

私は、宮城県塩竈市の松島湾の湾口部に浮かぶ離島「浦戸諸島」の寒風沢(さぶさわ)島で、畑を中心とした農業を行っている寒風沢農園の加藤 信助(カトウ シンスケ)と申します。

島民200人弱の少子高齢化が進むこの離島で、ここでしか作れないお米(寒風沢米/ササニシキ)を作り続けるため、皆様のお力をお借りしたく、本プロジェクトを立ち上げました。

 

 

▼浦戸諸島について

 

↑浦戸諸島での暮らしを、ほんの一部ですが、ご紹介します。(掲載の許諾を得ています)

 

寒風沢島がある浦戸諸島は、松島湾に浮かぶ4島5地区で構成される離島(有人島)です。

松島湾の景観は、“八百八島”と呼ばれるほど小さな島が点在しており、浦戸諸島にも島と認められているものが230島、暗礁に近いものを含めると300近い数の島が存在します。

 

 

私が活動する寒風沢島は、浦戸諸島で一番大きな島で、江戸時代には伊達藩の江戸廻米の港として、多くの人や船、物が行き交う島として繁栄を極めた歴史があります。

 

下の写真に記されている「津太夫」は自分の先祖にあたり、江戸時代に仙台藩の使いとして米と材木を運搬中に漂流し、ロシア〜デンマーク〜イギリス領〜カムチャッカなどを経由して帰国。

日本人として初めて世界一周し、その後の世界認識の発展に大きく携わったと語り継がれています。

 

↑寒風沢島に設置されている津太夫の漂流記

 

しかし、東日本大地震の影響や都市部への人口流出から、現在は島民が200人程(4島合計)、稲作農家は2軒だけ(寒風沢島のみ、どちらも70代)になってしまい、かつては水田だった場所の多くも耕作放棄地となり、景観にも影響を及ぼしてしまっています。

 

 

 

▼寒風沢島でお米を作り続ける理由

 

加藤家も私の父の代まではこの島で生活を営んでおりましたが、祖父母が高齢になるにつれ、医療面での不安も大きくなり、一度島から離れました。

その後、東日本大震災を経験したことで、「食」の重要性や自分のルーツに対する考えに大きな変化が出始め、当時、寒風沢で米作りをやろうとしていたNPO法人(浦戸アイランド倶楽部)の求人に惹かれ、寒風沢島へ通うようになり、島と私の接点が復活しました。

間もなくしてNPO法人は解散してしまいましたが、私の島や農業への想いは強まり続け、こうして今も、島に残り、代々受け継いできた加藤家の農地を利用し、伝統的な農法で農業を続けております。

 

 

 

▼寒風沢米の特徴

 

島には農業用水がなく、雨水や雪解け水などの天水を貴重な水源として利用しているため、一般的な水田とは違い、水を溜め続けなければなりません。

そのため、年中ぬかるんだ状態にあり、大きなコンバインなどの農機具が入ることができず、植え付けから刈り取り、脱穀までの一連の作業の大半を手作業中心で進めざるを得ません。

 

 

この作業が本当に大変で、時間・体力ともに非常に浪費しますが、結果として「ふゆみず農法」と呼ばれるササニシキの育成に最も適していると言われている伝統農法での栽培となり、ここでしか作れない美味しいお米作りにつながっています。

 

お米の味わいとしては、世界的な漁場として有名な松島湾のミネラル豊富な土壌の恩恵を受け、甘みが強いのが特徴です。

また、浦霞で有名な佐浦酒造で「純米吟醸 寒風沢」というお酒にも酒米として使用されています。

 

 

 

▼プロジェクトについて

 

農機具が壊れては修理することを繰り返し、騙し騙しやってきましたが、ついに限界が近づいており、修理代もままならぬ状況になってきたため、農機具の購入を決意しました。

しかし、自己資金ですべてを賄うことが難しいため、本プロジェクトを通して私の想いを知ってもらい、共感をしてくださる方がいると信じて、新たな挑戦としてクラウドファンディングをさせていただくことを決めました。

 

↑現在使用している1999年製の農機具

 

寒風沢島は、塩竈市唯一の米の生産地でもあります。生産量も少なく、市場にも出回ることが少ない希少なお米として「幻の寒風沢米」とも言われています。

この、伝統的な農法と希少なお米を途絶えさせないためにも、これからも挑戦し続けたいと思います。

 

 

 

▼資金の使い道

目標金額:100万円

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

①中古・小型トラクター購入費用 / 70万円

 理想はクボタ GT-26(以前使っていたものと同じもの)または26馬力相当のものを検討中。

②苗や肥料の購入費用/ 30万円

 一反あたり約78,000円の苗代や農薬代、別途運搬費ともみすり委託費に使用します。

③返礼品・送料・諸経費 / 50万円

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

※本プロジェクトの実行に必要な金額のうち、クラウドファンディングの目標額との差額分につきましては自己資金や借り入れで賄う予定です。

 

 

 

▼プロジェクト終了後のスケジュール

3月〜4月 :苗の購入と田んぼの準備をスタート

5月前半〜  :田植え作業

10月前半〜:稲刈り・天日干し・脱穀作業

10月後半〜:新米出荷(リターン送付)

 

 

▼最後に

私は、これまで本当に多くの皆様から応援をいただき、またご縁に支えられてきました。

離島での生活や担い手不足、農業の衰退など嘆くばかりでなく、自ら夢を描いて、新しい挑戦し、まずは「美味しいお米」というカタチからお返ししていきますので、皆さまからのあたたかなご支援、何卒よろしくお願いいたします。

※寒風沢米で作ったお酒や寒風沢で採れた海藻などのリターンもご用しております。

 

 

 

プロジェクト実行責任者:
加藤信助
プロジェクト実施完了日:
2023年3月15日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

購入する農機具を探しながら、田んぼの準備を進めます。 ①中古・小型トラクター購入費用 / 約70万円:理想はクボタ GT-26(以前使っていたものと同じもの)または26馬力相当のものを検討中。 ②苗や肥料の購入費用/ 約30万円:一反あたり51,750円の苗代や農薬代、別途運搬費ともみすり委託費に使用します。 ③返礼品・送料・諸経費 / 約50万円

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
本プロジェクトの実行に必要な金額のうち、クラウドファンディングの目標額との差額分につきましては自己資金や借り入れで賄う予定です。 万が一自己資金でも確保できなかった場合は、プロジェクトが大きく変わらない範囲で規模を縮小するなどして対応し、返金はいたしかねます。

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プロフィール

塩竈市出身 / 2017年1月より宮城県塩竈市浦戸諸島へ移住。 寒風沢にて新規就農をスタートさせ、伝統農法による米作りや野菜づくりを行なっています。

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リターン

5,000+システム利用料


お礼のポストカード①

お礼のポストカード①

ご支援ありがとうございます!

★お礼のポストカードをお送りします。

支援者
12人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

10,000+システム利用料


お礼のポストカード②

お礼のポストカード②

ご支援ありがとうございます!

★お礼のポストカードをお送りします。

支援者
10人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

20,000+システム利用料


【寒風沢島/田植え体験】昔ながらの伝統農法で、希少なお米作り体験

【寒風沢島/田植え体験】昔ながらの伝統農法で、希少なお米作り体験

ご支援ありがとうございます!
リターンに費用がかからない分、ご支援の多くをプロジェクト実施に充てさせていただくコースです。

★「ふゆみず農法」と呼ばれる昔ながらの伝統農法で、貴重なお米作り体験ができます!
★1回あたりの体験人数:最大4名様まで

【体験スケジュール詳細】
田植え時期については、5月初旬を予定しておりますが、田んぼの状態によって田植え時期が変動するため、4月初旬頃にREADYFOR内のメッセージにて日程をご案内いたします。
・集合:寒風沢島桟橋
・体験内容:体験説明〜徒歩移動(約10分)〜体験(約90分)〜昼頃解散予定
※上記の流れは目安です。当日の状況によって流れが変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
※マリンゲート塩釜⇄寒風沢島までの乗船代は、支援者様ご自身でお願いします。(往復1260円/人)
※昼食等のご提供はございませんので、必要に応じて支援者様ご自身でご準備ください。(島にはコンビニ等のお店はありません。)

■準備していただくもの(服装や持ち物など)
タオル、帽子、日焼け止め、虫よけスプレー、長靴、着替え

支援者
3人
在庫数
7
発送完了予定月
2023年5月

20,000+システム利用料


【寒風沢島/稲刈り体験】昔ながらの伝統農法で、希少なお米作り体験

【寒風沢島/稲刈り体験】昔ながらの伝統農法で、希少なお米作り体験

ご支援ありがとうございます!
リターンに費用がかからない分、ご支援の多くをプロジェクト実施に充てさせていただくコースです。

★「ふゆみず農法」と呼ばれる昔ながらの伝統農法で、貴重なお米作り体験ができます!
★1回あたりの体験人数:最大4名様まで

【体験スケジュール詳細】
稲刈り時期については、10月初旬を予定しておりますが、生育状況により刈取り時期が変動するため、9月初旬頃にREADYFOR内のメッセージにて日程をご案内いたします。
・集合:寒風沢島桟橋
・体験内容:体験説明〜徒歩移動(約10分)〜体験(約90分)〜昼頃解散予定
※上記の流れは目安です。当日の状況によって流れが変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
※マリンゲート塩釜⇄寒風沢島までの乗船代は、支援者様ご自身でお願いします。(往復1260円/人)
※昼食等のご提供はございませんので、必要に応じて支援者様ご自身でご準備ください。(島にはコンビニ等のお店はありません。)

■準備していただくもの(服装や持ち物など)
タオル、帽子、日焼け止め、虫よけスプレー、長靴、着替え

支援者
3人
在庫数
7
発送完了予定月
2023年10月

20,000+システム利用料


【寒風沢島/トラクター運転体験】日常生活では、馴染みの薄いトラクターの運転ができます!

【寒風沢島/トラクター運転体験】日常生活では、馴染みの薄いトラクターの運転ができます!

ご支援ありがとうございます!
リターンに費用がかからない分、ご支援の多くをプロジェクト実施に充てさせていただくコースです。

★26馬力のトラクター運転が体験できます!(公道は走行しません)
★1回あたりの体験人数:最大2名様まで

【体験スケジュール詳細】
体験はいつでも可能です。READYFOR内のメッセージにて、ご希望日を伺いながら日程を調整させていただきます。
・集合:寒風沢島桟橋
・体験内容:徒歩移動(約10分)〜体験(約90分)〜昼頃解散予定
※上記の流れは目安です。当日の状況によって流れが変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
※マリンゲート塩釜⇄寒風沢島までの乗船代は、支援者様ご自身でお願いします。(往復1260円/人)
※昼食等のご提供はございませんので、必要に応じて支援者様ご自身でご準備ください。(島にはコンビニ等のお店はありません。)

■準備していただくもの(服装や持ち物など)
タオル、帽子、日焼け止め、虫よけスプレー、長靴、着替え

支援者
2人
在庫数
8
発送完了予定月
2023年4月

30,000+システム利用料


【幻の寒風沢米 3kg】生産量も少なく市場にも出回ることが少ない希少なお米

【幻の寒風沢米 3kg】生産量も少なく市場にも出回ることが少ない希少なお米

ご支援ありがとうございます!

・「幻の寒風沢米」3kgを精米した状態でお届けします。
・お礼のポストカードをお送りします。

支援者
3人
在庫数
7
発送完了予定月
2023年10月

30,000+システム利用料


【純米吟醸 浦霞 寒風沢】浦霞で有名な佐浦酒造が製造・販売しています!

【純米吟醸 浦霞 寒風沢】浦霞で有名な佐浦酒造が製造・販売しています!

ご支援ありがとうございます!

★寒風沢(さぶさわ)島の豊かな自然環境の中で大切に育てられた、宮城を代表する銘柄「ササニシキ」を原料に使用した純米吟醸酒「寒風沢」720mlを1本お届けします。
※年齢確認のため、生年月日の入力が必要となります。
★お礼のポストカードをお送りします。

【注意事項】
※こちらのリターンは20歳未満の方はご支援いただけません。
※通信販売酒類小売業免許を所持する「株式会社佐浦」というお店から直送いたします。(免許番号:塩釜法(証明)第5号)

支援者
6人
在庫数
4
発送完了予定月
2023年6月

30,000+システム利用料


お礼のポストカード③

お礼のポストカード③

ご支援ありがとうございます!

★お礼のポストカードをお送りします。

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

100,000+システム利用料


【寒風沢島】しま時間体験 1泊2日(1組限定)

【寒風沢島】しま時間体験 1泊2日(1組限定)

ご支援ありがとうございます!

★1泊2日(朝/夕食事付)のしま時間を満喫できます!
都会では得難い自然体験や、島で獲れた食材をふんだんに使った家庭料理と幻のお米「寒風沢米」を味わいながら、ゆったりと流れる「しま時間」の体験をご提供します!
★最大4名様まで

【注意事項】
※宿泊施設は「民宿外川屋(とがわや)」様です。宿泊予約は支援者様ご自身でお願いします。
※1泊分の宿泊費と夕食・朝食付きのプランになりますので、現地での宿泊費と夕食・朝食代のお支払いは発生しません。
※マリンゲート塩釜⇄寒風沢島までの乗船代は、支援者様ご自身でお願いします。(往復1260円/人)
※乗船時間/料金の詳細はこちらからご確認いただけます。
https://urato-island.jp/

【宿泊施設情報】
民宿外川屋:022-369-2359
〒985-0194 宮城県塩竈市浦戸寒風沢字湊136−3
「ただいま」と言いたくなる、どこか懐かしい故郷を感じさせる家庭的なお宿。食卓には地元で獲れた食材を使った郷土料理をはじめとしたお料理の数々。どれも美味でボリューム満点です!

支援者
1人
在庫数
完売
発送完了予定月
2023年8月

100,000+システム利用料


お礼のポストカード④

お礼のポストカード④

ご支援ありがとうございます!

★お礼のポストカードをお送りします。

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

プロフィール

塩竈市出身 / 2017年1月より宮城県塩竈市浦戸諸島へ移住。 寒風沢にて新規就農をスタートさせ、伝統農法による米作りや野菜づくりを行なっています。

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