皆で支え合う！全国クレサラ・生活再建問題被害者交流集会の開催

お金で死んではいけない。寄り添って生きることの大切さを伝える。

 

柴田武男です。２７年間勤務した聖学院大学を早期退職して、貧困の是正などに関する社会活動に取り組んでいます。

 

大学では金融市場論について教えていまして、その中で、高金利被害の方々とそれを支援する団体を知りました。全国クレサラ・生活再建問題対策協議会です。何か社会に対して、自分ができないかと考えていた矢先のことでしたので、ここでならば自らの専門知識を活かして社会貢献できると思い、参加しました。

 

全国クレサラ・生活再建問題対策協議会は、元々はクレジットとサラ金問題に悩んでいる方々のために設立されました。団体が目指すのは、反貧困と生活再建です。主な活動は相談活動です。借金の問題は相談に来ていただき、粘り強く向き合えば解決できます。

 

しかし、その実情としては、相談できず一人で悩み苦しんでいる人があまりに多いのです。相談窓口、相談回数及び広報を重ねて、一つでも、一回でも相談に来てくれるよう努力してます。

 

そういった悩みを抱える相談者の方々と支援者を繋げるために、年に1回、全国クレサラ・生活再建問題被害者交流集会を約40年もの間、続けてきました。

 

集会は毎年会員有志からの寄付で開催させていただいておりましたが、その人数も年々少なくなっており、今回クラウドファンディングで開催費用のご協力をお願いすることに決めました。

 

 

第39回全国クレサラ・生活再建問題被害者交流集会in埼玉を開催します！

 

11月2日(土)に埼玉県北足立郡伊奈町の埼玉県県民活動総合センターで行われる全国クレサラ・生活再建問題被害者交流集会は、今年で39回目になります。

 

今までは弁護士・司法書士の支援者とそこに相談に来られた被害者・当事者の方で交流集会をしていましたが、支援者や被害者・当事者だけが学ぶのではなく、一般市民の方も気軽に参加できて、楽しく学んでもらおうという企画にしました。

 

テーマは「見捨てるな、孤立させるな、よりそって共に生きよう～暮らしとこころの総合相談会を全国に」で、副題は「ふれあい交流 ！知る！ 食べる！ 遊ぶ！」としました。「暮らしとこころの総合相談会」を実際におこなったり、奨学金問題を寸劇にしたり、子ども食堂の実際の活動を見てもらったり、展示スペースを設けてクレサラ対協の活動を一般の方にも自由に見てもらいます。

 

また、一般の方にも気軽に来場していただくために、伊奈学園総合高等学校音楽部や太鼓集団「響」の演奏を楽しむ音楽イベントや全国選りすぐりのご当地美味しいもの物産展も開催します。

 

 

より多くの人を救うため、より多くの人に参加してほしい。

 

上述したとおり、一般の方々にも多く、そして、楽しみながら参加してほしいと思って、この１年間いろいろな企画をしてきましたが、予算的には厳しい状況です。

 

毎年のようにカンパを募って綱渡的なことをしてきており、今年も何とか交流集会自体は開催することはできますが、このままでは来年度以降開催ができないかもしれないという危機に瀕しています。

また、現在、埼玉県桶川市にある多重債務・ヤミ金被害者の会である「夜明けの会」が運営主体となっておこなっている「暮らしとこころの総合相談会」を今回の集会内でもおこない、全国に広めていくためのきっかけとしたいと思っております。

 

この相談会は、被害者・当事者と行政（埼玉県）・法律家（弁護士・司法書士）・精神保健福祉士・社会福祉士が連携して、様々な貧困問題の根源である「法律問題」「生活問題」「こころの問題」をワンストップでケアをしています。

　現在おこなっている相談会は埼玉県からの委託を受けているものの、全国にこれを広げていこうとして、他会場で同内容でおこなっている相談会（桶川市内でおこなっている相談会）は基本的に手弁当・ボランティアであり、各地でこうした試みができるようにと頑張ってますが、お金も人も足りないのが現状です。

 

 

交流集会開催と相談会を広めていくにも

 

交流集会の開催にあたっては、一般の方々にも多く参加してほしいという思いから、多額の運営費がかかっていますので、今回集まったお金については、会場費や広報費などの資金に当てる予定です。

 

また、今後「暮らしとこころの総合相談会」を広めていくにあたっての運営費（会場費、広報費、交通費等）にも当てる予定です。

 

本交流集会を機にご支援してくださる方が増えていけば、今回ご紹介した相談会などの日常の活動はもっとできるようになります。

 

本交流集会が実りあるものになるよう、皆さまからのご支援をお待ちしております。