飲食店を始める方を応援！シェアキッチンの実店舗をオープン

 

 

やっとの思いで達成した売り上げアップ。新型コロナウイルスの影響で消滅、、、。

 

はじめまして中嶋修です。大阪の個人飲食店の経営者の長男として生まれ育ち、その飲食店『ミニッツデリ』の立て直しに全力を注いでいました。コロナ禍以前、資金力のない零細な飲食店を採算軌道に導くための施策として、当時大阪で有効な手段であったインバウンド需要の取り込みに注力していました。

 

私は、学生時代のアルバイトでピザの宅配を行い、この頃からさまざまな外食産業に興味を持ち友人の中には独立開業する者もおりました。このような中、自身の父親が飲食事業者ということもあり、飲食業界の問題点を深く考えるようになりました。そして父の事業を単に引き継ぐというより、飲食業界の問題点を解決する一助になるような事業をしたいと考え、2018年11月にパラシフト合同会社を立ち上げました。

 

そこでまずは、父の経営するミニッツデリ食堂の経営改善から取り組み、運営そのものも任せてもらうようになりました。当時、父の経営するミニッツデリ食堂はそれなりに安定した売り上げは確保しておりましたが、店の作りが古いこと、コンセプトが曖昧など弱点も多く、売り上げは下降気味で存続の危機に直面しておりました。

 

その様な中、政府の施策もあり4〜5年前から急速に伸びていた海外旅行客の影響で大阪の飲食店は好景気を迎えました。そこに乗り遅れる事なく対応するためインバウンド需要を取り込むべく多くの手数を注ぎ込んでやっとの思いで集客に結び付けておりました。

 

具体的には外国語メニューの製作、モバイル決済の導入やタブレット端末による会話の必要のない注文システムなど、大きな投資の必要がない手法が中心でした。しかし2020年2月、私どもは一瞬にして顧客そのものを失いました。

 

そして私どもは以前から取り組み始めていた、テイクアウトとデリバリーに注力し売り上げの回復に努めてまいりました。結果、一時は前年対比売り上げは半分ほどになったものの近隣のお客様に支えられ徐々に回復しております。

　

 

私たちはどうしたら良いのか？

 

一事業者として雇用を守り、お客様に支えられ、継続し営業しております。

この一年半の間、多くの飲食業界に従事していた方々、飲食店を利用してきたお客様の双方が以前のように食文化を共に育み楽しめる日常を早く取り戻すこと、大阪の食文化の停滞を考えた時、今、我々が取り組むべきは何かを問い続けていました。

　

また以前から、飲食店の開業は初期投資が大きいわりに持続が難しくリスクの大きい事業とされていたこと、この問題を改善できるプランを複数練っておりました。

 

現在、飲食店で働いていた方の中には、『将来の独立を夢見て今まで働いてきたのに、その夢が遠のいたばかりではなく、今の職場、収入さえも無くなってしまった。』、『飲食店が好きで長年勤めてきたのに、今更全く別の仕事なんて自分には無理。』などの声が多く届きます。

　

そこで、多くの飲食店が傷ついた今こそ未来の飲食店オーナーが低リスクで開業ができる場を作りたいとの思いから当プロジェクトを立ち上げることになりました。

 

当クラウドファンディングでは多くの皆さんにこの状況を知っていただき賛同いただける方々からの支援をいただきたいと思います。つきましては支援していただいた資金は新たに当プロジェクトに参加して独立開業を目指す方々のスタート費用の一部として利用させていただきたいと思います。

 

 

 

 

 

フードコート型シェアキッチン店舗『シェアシェアダイニングSAKIGAKE』を大阪市天王寺区小橋町にてスタートします。

 

近年、テイクアウト、デリバリーに特化したシェアキッチンや既存店の空き時間を利用した間借り型シェア店舗は東京や大阪などの大都市において取り組まれてきています。

　

この形態をさらに利用者のニーズにマッチしたものとするため、自店舗を出店するまでにブランディング、初期マーケティングを確立し、顧客(ファン)を獲得できるコ・ワーキングスペースを目指します。

　

また『シェアダイニングSAKIGAKE』のお客様にとってはお気に入りのシェフを発見、応援する飲食シーンを提供し、飲食店利用の新たな価値を見出して頂きたいと思いまます。

 

　

『SAKIGAKE』は一つの飲食店に5つのミニキッチンスペースを持ち、共通の飲食スペース(36席)とストックスペース、テイクアウト、デリバリーの受付、提供スペースとサービススタッフを配置します。

 

 

また私どもがこれまで取り組んできた、テイクアウト、デリバリーの受注、発送を効率化するシステム、Uber Eatsや出前館さんなどの出前プラットフォームの効率的利用システムなどを利用者に提供します。

 

一方、飲食店には『コミュニティ』の場としてのポテンシャルがあります。

 

そもそも飲食店には食料を提供するだけでなくその空間、雰囲気、店舗スタッフとのコミュニケーション、一緒に訪れた仲間との時間を楽しむ、その場で出会った人とのコミュニケーションなど、食を通して人の心がほぐれ、楽しい時間を生み出す力があったはずです。

 

当プロジェクトでは開業を目指すキッチンスタッフが集うコ・ワーキングスペースとしての『コミュニティ』の効果はもちろん期待はしているのですが、さらにお客様となっていただく地域の方々や、食材を提供している生産者や卸業の方々にも参加いただいて、大阪の食文化を大切にし楽しめる『コミュニティ』型の飲食店となりたいと考えています。

 

そのために一般的な飲食店として上記した『コミュニティ』の場としての存在に加え、独立開業を目指すキッチンオーナーを中心に様々な立場の方が集う場を作ります。

 

様々なキッチンオーナーが自身の店舗コンセプトを持ち、思いを込めた料理やドリンク、スイーツ

などを開発し、店舗で提供する。その商品やサービスを楽しみ、評価したり、改善点を投げかけたり手助けしたりといった人と人との出会いによって生み出される密な関わりを生み出す場を提供します。

 

このために、新作や、季節のメニューなどの試食会や、日常的にも複数のキッチンオーナー共同のランチメニュー、あるいは同価格で提供しお客様の評価を受けるバトルメニューなど、様々な催しを行います。

 

つきましては、お客様にも参加いただくために会員制のサブスクリプションを取り入れます。

会員様には割安で日常的にも利用していただき、催事への参加や評価、応援など可能な範囲で参加いただける権利を提供します。今回、主にこの権利をリターンとしてご用意させていただきました。

ご参加の程よろしくおねがいします。

 

また、私どもが以前からお世話になっております野菜の仕入れ業者の『はっぴ〜べじたぶる』さんは大阪の地野菜を専門に取り扱っておられます。

今回のプロジェクトにも参加いただき店舗の一部を地野菜直売所としてご利用いただき、野菜の生産者さんとの仲介者として大阪の飲食事業に地産地消を取り入れやすくする方法も探っていきたいと考えています。

 

 

多くの飲食店オーナーが巣立って行くことにより、業界の発展につなげ、大阪の食文化を守る一助となる展開を目指します。

 

当プロジェクトはまだ始まったばかりですが、多くの飲食業に関わりたい方々からの声も届き始めております。例えば独自開発したスパイスカレーがあるので展開したい。大好きなバナナジュースの美味しい作り方を練り上げたので発表したい。などなどまだまだ荒削りな段階ではありますが、それぞれ情熱とエネルギーをぶつける場を求めておられます。

 

これらの方々に寄り添い、今回のプロジェクトを最大限に活かせる体制を整えていきたいと思います。

具体的には、上記のバナナジースの件では商品のクオリティーも重要ですが、その安定提供の仕組み、ネーミングからブランディング、マーケティングなど当プロジェクト内で進めていく方向で検討しております。シェアダイニングSAKIGAEではオープン時にすでに他所で出来上がっている飲食ブランドも複数参加する予定ですがご利用されるお客様にもバナナジュースの試作品を試飲していただき、ネーミングの選定などにも参加いただけるようにしたいと思います。

 

今回のプロジェクトを通して、コロナ禍以降厳しい状況になった飲食業に携わる方々とともに私どもも、もう一度業界に夢を持ちチャレンジしていきたいと思っています。

 

そして微力ではありますが、少しでも大阪の食文化に貢献し、大阪の街を盛り上げる一歩になればと思っております。

 

 

出店初期費用

約2500万円

（不動産取得費、店舗内外装、設備費、什器備品、レジシステム、デジタルサイネージ導入費等）

 

今回クラウドファンディングでご支援いただいた資金は全額新規開業希望者のスタート費用の一部に充当させていただきます。

 

費用の充当状況は随時、弊社ホームページ内food-town事業のページにて報告いたします。振り分け方は一人当たり５万円とし初回スペース利用料を割り引く形で充当いたします。想定以上の支援金が集まった場合は一人当たりの割引額を引き上げ5年以内に使い切ることをお約束します。