STEAM教育を取り入れた児童発達支援の事業所を開設したい

▼自己紹介

はじめまして。一般社団法人桜ラボ代表理事の藤田英伸と申します。私は生物化学を専門し、妻は看護学を専門として大学で教育と研究に携わっています。私たちには１歳半と４歳になる子どもがいます。子どもの教育に関する価値観や熱い思いも共有してきた夫婦です。このたび、現場・教育・研究者をつなぐため法人設立をしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

私たちは、大学・大学院での高等教育において専門領域の教授だけでなく、「社会生活や対人関係に課題を感じている」「なんとなく生きにくさを感じている」といった悩みを抱える学生への支援をしています。

 

そのような学生に限って、自分の特性が理解できていないことが多く、うまく周囲に助けを求めることなく、休学や退学に至ってしまう様子も見てきました。実習やゼミなどで関わる機会があっても、個別の問題に対して時間をかけて支援をすることはなかなかできず、できても助言を受け入れて変わろうとできる学生はほとんどいません。

 

自分自身に置き換えてみても、大人になってから自分の得意・不得意を認識すること、さらに「不得意な部分を他人にサポートしてもらう必要性」を受け入れることは、なんだかこれまでの自分を否定されるような感覚になってしまうものです。

 

試行錯誤している中で、彼らがより早期の支援を受けられていたら…という思いを抱くように。

では子どものうちに、どんな経験をし、どんなことを身につけてほしいか？やはり大切なことは、自分が得意なことを一つでも増やし、自信をつけていくことです。

そこで、STEAM教育を取り入れた支援で、自ら考え、物事を解決していく力を養いたいと考えています。科学・ものづくり・アートなど、文理様々な分野を横断的に学ぶことで、「好き」や「得意」との出会いがあるはず。

 

地域貢献も目的として、STEAM教育を特徴とした児童通所支援事業を開始することに決めました。

 

 

 

 

 

 

 

▼プロジェクトの内容

私たちが発達に課題を抱える子ども達に提供したいプログラムは、思考力・想像力・問題解決能力を養うことができるSTEAM教育（S:科学、T:プログラミング、E:工学、A:芸術、M:論理的思考）を取り入れた療育です。子ども達が、自分の得意なことを見つけて自己肯定感を高めること、自分の特性を理解するために、とても有用な教育理論だと考えます。このプログラムを提供するために必要な教材などの準備と、事業所立ち上げに必要な経費の一部にご支援いただきたいです。私たちの思いに共感してくださる方と出会えたらいいなと思っています。

 

今回、募集する260万円は以下のような資金使途で使用させて頂きます。

・事業所物件の改修のための修繕費/建築資材購入費 2,100,000円

・READYFORへの手数料 310,000円

・支援者様へのリターン費 190,000円

 

 

 

 

 

 

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

地域の児童通所事業所は定員オーバーのところが多く、新規開設のことをお知らせすると、すでに利用を希望してくださっている方がいます。顔見知りの方に通っていただくことを考えると、より質の高い療育を提供できる事業所にしたいと気が引き締まります。

本業もありますので、事業所運営は営利目的ではありません。むしろ地域貢献を目的としており、働いてくださるスタッフは、専門資格を持っていても出産・育児などでブランクのある潜在人材や、退職後の方などに活躍していただけるように考えています。また、スタッフにとっても、利用者にとっても、安心して働ける事業所、安心して通える事業所にしたいため、研修や研修支援制度を設けたり、安全性にもこだわりたいのです。

事業所につけた名前には私たちが好きな「さくら」をつけています。子どもの名前にもつけている思い入れのある花ですが、海外では質の高い教育を意味する花言葉もあるようです。基礎教育終了後、高校・大学、そして就労を見据えて、個々の特性に合わせたきめ細やかな療育を提供できる事業所を目指しています。