『小松左京音楽祭」を実現したい!
11月30日午後4時から、クラウドファンディングでご支援くださった皆様のおかげで、『小松左京音楽祭」を成城学園澤柳記念講堂で盛大に行うことができました。心から感謝申し上げます。
特別ゲスト招聘のためのステップアップファンディングにもご協力いただけたおかげで、五木ひろしさん、杉田二郎さんという最高のゲストをお迎えすることができ、五木さんにはテレビ版「日本沈没」の主題歌「明日の愛」と挿入歌「小鳥」、杉田二郎さんには「さよならジュピター」(小松左京作詞・杉田二郎作曲)をすばらしい歌声で歌っていただきました。
伊福部昭さんが「ゴジラ」の音楽を作曲するためにわざわざ東宝に買わせたピアノ「メイソン&ハムリン」を、ロビーから舞台に持ち上げることから作業は始まりました。
普通のコンサートピアノよりも格段に重たいピアノを10名の人力で持ち上げたのです。
それだけの価値のあることを、プレトークで語り、ピアノの音も武石玲子さんの演奏で聴いていただきました。終わった後、元に戻す作業は、クラウドファンディングにご協力くださった方々の人力を借りて、無事に終えることができました。最後まで皆様のお力をお借りしたのです。本当にありがとうございました。
演奏は、小松左京が24歳の時に脚本・演出した芝居「暗礁」のために自ら作詞・作曲した男声合唱の歌から始まり、伊福部さんに敬意を表して「ゴジラ」、「宇宙人ピピ」「エスパイ」、そして小松左京が使っていたヴィオラで「炭坑節」、「さよならジュピター」ラジオ版「日本沈没」映画版「日本沈没」テレビ版「日本沈没」と、盛りだくさんでした。
客席はほぼ満席の800名がご来場くださり、ファンドにご協力くださってご来場くださった175名以外にも、多くの小松左京ファン、映画音楽ファンの方々の熱気で、会場は大変な盛り上がりようでした。最後にアンコールで五木ひろしさんと一緒に「小鳥」「明日の愛」を会場全体が一つになって歌ったことは、五木さんにとってもお客様にとっても大きな感動を持って記憶に残ることでしょう。
最後にクラウドファンディンをしてくださったご来場者さまと一緒に写真を撮りました。(撮影:渡會裕)
皆様からご支援いただいた資金は、オーケストラ関連費用、楽譜復元費用、録音費用、機材費など、総額約450万円の経費の一部として使用させていただきました。
CDをリターンとしてご購入してくださった方々へは、さっそく録音したものを調整して作成いたしますので、2020年3月までには発送できる予定です。
今回の「小松左京音楽祭」への皆様のご支援によって、映画音楽をフルオーケストラで生で聴く醍醐味を多く方に感じていただけたと思います。今後もトリプティークのユニークな活動を、多くの方にアピールして楽しんでいただきたいと思っています。