出産後に弛んでしまった骨盤底筋に対するトレーニング器具を開発

出産後に弛んでしまった骨盤底筋に対するトレーニング器具を開発

支援総額

4,002,000

目標金額 3,000,000円

支援者
168人
募集終了日
2021年9月10日

    https://readyfor.jp/projects/sango?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note

プロジェクト本文

終了報告を読む

▼自己紹介

 

□発明者 

 山上未菜子(Minako Yamagami) 女性のからだ研究室 主宰

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

資格: 理学療法士

略歴: 愛知みずほ大学 人間科学部 人間科学科 健康科学専攻卒

    長崎リハビリテーション学院 理学療法学科卒

職歴: 貞松病院、大里整形外科  佐世保記念病院

専門: 産前・産後の不調に対するケア

    尿漏れ、腹直筋離開、腰痛、骨盤痛 などの治療

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私は、2015年から産前・産後の暮らしにくさを無くすために、所属病院でマタニティ外来を行っていました。また、院外でも佐世保市の2つの産婦人科クリニックにて、マザーズクラスとケアを実施しておりました。病院での外来や産婦人科での活動を経て、2021年4月にプライベートサロンを開設しました。

 

出産後の不調として、泌尿器科(尿もれ)、整形外科(腰痛、手首の痛み、首や肩の痛みなど)、産科・婦人科(膣や帝王切開周囲の痛みなど)、肛門科(便漏れ)などがあります。症状は多領域にわたるため、症状のある女性たちは複数の病院を巡り、経済的にも時間的にも不効率な状況にあります。もしくは、育児の忙しさもあって、「自分のことは後回し」にしてしまう方も多いのです。私は、サロンでケアを行うだけでなく、全国の女性セラピストとネットワークを作り、少しでも簡単に症状を解決できる方法を開発し、普及させるためにいろいろな活動を行っています。

 

 

□開発責任者

 蒲田和芳(株式会社GLAB 代表取締役) 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 学術博士、理学療法士、元広島国際大学教授 

学歴

 1991年 東京大学 教育学部 体育学/健康教育学科 卒学士(教育)

 1994年 東京大学大学院 教育学研究科 修了(前期課程)身体教育学専攻修士(教育)

 1995年 社会医学技術学院 夜間部 理学療法学科 卒業 理学療法士免許

 1998年 東京大学大学院総合文化研究科修了(後期課程)身体科学専攻博士(学術)

職歴

 1998年~2003年横浜市スポーツ医科学センター整形診療科理学療法室長

 2003年~2005年コロラド大学ヘルスサイエンスセンター 整形外科バイオメカニクス研究室(ポスドクフェロー)

 2005年~2006年フロリダ大学機械・航空工学科 整形外科バイオメカニクス研究室(リサーチフェロー)

 2006年~2014年 広島国際大学理学療法学科 准教授

 2015年〜2020年(3月) 広島国際大学リハビリテーション学科 教授

 2008年 株式会社GLABを設立 リアライン商品など多数の商品開発経験あり

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

 尿もれ、ガス漏れ(膣なら)、お湯漏れに多くの産後女性が悩んでいることをご存知ですか?

  • 尿もれは、せきやくしゃみ、重いものを持ち上げたり、軽く跳んだりするとおしっこが出てしまう状態をいいます。
  • ガス漏れとは、膣の中に空気が入って出るときの音です。
  • お湯漏れは、入浴後に立ち上がって脱衣所で着替えているときにお湯が膣から出てしまう状態です。

 

一言でまとめると、これらは「骨盤底筋の弛み」の問題です。 産後、数ヶ月経ってもなかなか改善しないために不安を感じたとしても、育児に追われる中で病院に行くほどではなく、また仮に産婦人科で相談してもほとんど有効な治療は提示されません。「骨盤底筋に力を入れる練習をしなさい」と言われる程度で、本格的な治療を行うような医療保険の対象にはならないのです。

 

 

しかし、骨盤底筋の弛みを持つ女性は、「このまま歳を重ねて、いずれはおむつの生活になるのでは?」という不安を抱えながら生きていかなければならないのです。  骨盤底筋の弛みは、産後の女性の共通の悩みです。そして、産後は1年や2年ではなく、死ぬまで続きます。

 

いずれも骨盤の底にある「骨盤底筋」という筋肉の働きが弱くなっていることと深く関係しています。このため、産後には骨盤底筋のトレーニングが必要となります。肘や膝のように関節が動くわけではないので、骨盤底筋を正しく意識して、効果的にトレーニングするのは容易ではありません。ヨガやピラティス、あるいは様々な運動指導者があの手この手でトレーニングを指導していますが、なかなか効果は得られにくいのです。

 

骨盤底筋は何層にも重なっていて、座ったりといった日常生活において、筋肉同士がくっついたようになって、筋肉がしなやかさを失いやすいのです。それに妊娠や出産で骨盤底筋にはダメージが生じるため、さらに硬くなってしまう場合が多いのです。出産後などに「骨盤底筋が弛んでいる」と感じるのは力を入れにくくなるためで、実は筋肉どうしが滑りにくくなり、硬くなってしなやかさを失っているのです。これにより、ますますトレーニングの効果が得られにくい状態になってしまっています。

 

 

私は医学的な知識と研鑽を積んできましたので、指で触ることによって骨盤底筋に起こっている癒着を見つけたり、痛みの原因である神経の癒着を見つけることができます。さらには癒着の部分をゆっくりと優しく剥がすような技術を習得したので、癒着をリリースすることもできます。しかし、そのような技術を持つ運動指導者は少なく、骨盤底筋の弛みに悩む女性は限りなく多いのです。トレーニングが効果的に進められるようにする「器具」が必要だと痛感していました。

 

 

 

 

 

▼プロジェクトの内容

 

 出産で硬くなった骨盤底筋は、なかなか目覚めてくれません。骨盤底筋が眠ってしまうと、おむつをしていたあの頃に戻ってしまうのです。私達はエコーを使った研究を積み重ね、産後には骨盤底筋の動きが著しく制限されてしまうことを発見しました。そして、骨盤底筋の動きを回復させるには、骨盤底筋の「ある場所」を押して運動することが有効なことがわかってきました。

 

 最初は、私が指で筋肉を圧迫しているうちに、筋肉の動きが徐々にスムーズになることに気づき、骨盤底筋の弛みに悩む女性に使っていました。そして、徐々に効果が得られる確率が高いことがわかり、「指の代わりに器具で圧迫しても良いのでは?と思うようになりました。

 

 

 そこで、株式会社GLABと協力して、骨盤底筋トレーニング器具である「ペリネライザー」の開発に着手しました。GLABの蒲田社長は、これまでも骨盤の歪みを整える器具(リアライン・コア)、骨盤を整える座椅子(リアライン・チェア)、骨盤の弛み対策に特化した骨盤ベルト(リハビー・ベルト)などを開発されました。10種類以上のオリジナル商品を発売されていますので、開発をおまかせすることになりました。

 

 ペリネライザーは、ペリネPerineum(会陰)とStabilizer(安定化)を組み合わせた造語です。下の写真のように、パッドを一枚ずつ減らすことで、中央の突起の部分がより深く骨盤底筋を圧迫します。痛みが出ない範囲で、ゆっくりとパッドを減らしていくことで、負担なく、痛みなく骨盤底筋をよみがえらせることができます。

 

 

 

 

 これまでのトレーニング指導の経験から、骨盤底筋のどの部分を圧迫すると最も安全で、痛みを与えず、骨盤底筋をトレーニングすることができるのかを熟知していますので、ペリネライザーの構造は簡単に決まりました。試作を繰り返し、手作りのレベルではありますがお試し用の器具を作り、テストマーケティングを実施しています。ペリネライザーに座っているだけで、簡単に骨盤底筋をトレーニングできるようになったのです。 

 

 

 運動は極めて簡単で、座った状態で脚を動かしたり、強く息を吹き出したり、骨盤を前後に傾けたりするだけです。徐々になれてきたら、おしっこを途中で止めるようなつもりで骨盤底筋を強く締めたり、抜いたりする運動を行ってもらいます。

  

  

 

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 

 

 全国に2000万人とも想定されるマーケットに対して、お手頃な価格で販売するにはどうしても300万円以上の投資をして金型を製造しなければなりません。       

 

 完成後には、300名を目標に骨盤底筋トレーニングの効果を明らかにする実証実験を行います。骨盤底筋の弛みのある女性を対象に、ペリネライザーの上に座って、3種類の運動を1日10分間程度実施してもらいます。それにより、骨盤底筋に対するトレーニング効果が得られるか否かを明らかにするとともに、骨盤底筋に対するトレーニング効果がもたらす経済的、社会的変化についても追跡する予定です。 

 

 その結果に基づき、骨盤底筋の弛みは骨盤底筋の働きの低下によって起こること、そして適切なトレーニングによって改善しうるものであることを、SNSなどを通じて広く周知します。このような内容の情報をインターネット上に配信することにより、骨盤底筋の弛みを感じている女性に情報を届けます。

 

 5年後には、骨盤底筋の弛みに悩む女性が対策を書籍、雑誌もしくはインターネットなどで探索した際に、骨盤底筋トレーニングが最も効果的な対策であることを知ることができるようにしたいと考えています。そのためには、社会的認知およびインターネット上の露出を増やし、骨盤底筋は適切なトレーニングによって鍛えられるものという新常識を作らなければなりません。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

本製品が運動器具であり医療機器ではないことは、広島県薬務課により確認されております。

 


【プロジェクト終了要項】

●製作物    
出産で傷んだ骨盤底筋を回復させる「座るだけ」の運動器具

●製作完了予定日    
2021年11月30日

●製作個数    
運動器具を300個

●その他    
金型一式を製作

 

 

 

あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!

    https://readyfor.jp/projects/sango?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note

プロフィール

■現職:株式会社GLAB 代表取締役 ■資格:学術博士・理学療法士・日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー ■略歴 ●1995年 社会医学技術学院卒(理学療法士) ●1998年 東京大学大学院総合文化研究科修了(学術博士) ●1998年 横浜市スポーツ医科学センター 理学療法士 ●2003年 コロラド大学ヘルス・サイエンス・センター 博士研究員 ●2005年 フロリダ大学機械航空工学科 博士研究員 ●2006年~2020年 広島国際大学リハビリテーション学科(2015年より教授) ●2015年~ 2021年 日本健康予防医学会 副理事長 ■アピールポイント: 関節の歪みを整えることを最優先とした治療法である「リアライン・コンセプト」を提唱。リアライン商品は、アスリート、医療機関、フィットネスクラブ等で幅広く導入されている。ご興味のある方は「リアライン」で画像検索してください。

あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!

    https://readyfor.jp/projects/sango?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note

リターン

5,000


alt

感謝のメール

感謝のメールをお送りします。

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年9月

10,000


ペリネライザー 1個

ペリネライザー 1個

ペリネライザー1個お送りします。発送完了予定は最短の予定で、製造過程のトラブルにより数ヶ月遅延する場合がございます。

支援者
73人
在庫数
完売
発送完了予定月
2021年11月

19,000


ペリネライザー2個セット

ペリネライザー2個セット

ペリネライザー2個セットをお送りします。発送完了予定は最短の予定で、製造過程のトラブルにより数ヶ月遅延する場合がございます。

支援者
73人
在庫数
19
発送完了予定月
2021年11月

27,000


ペリネライザー3個セット

ペリネライザー3個セット

ペリネライザー3個セットをお送りします。発送完了予定は最短の予定で、製造過程のトラブルにより数ヶ月遅延する場合がございます。

支援者
8人
在庫数
91
発送完了予定月
2021年11月

100,000


ペリネライザー 10 個

ペリネライザー 10 個

ペリネライザー10個お送りします。発送完了予定は最短の予定で、製造過程のトラブルにより数ヶ月遅延する場合がございます。

支援者
11人
在庫数
188
発送完了予定月
2022年1月

プロフィール

■現職:株式会社GLAB 代表取締役 ■資格:学術博士・理学療法士・日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー ■略歴 ●1995年 社会医学技術学院卒(理学療法士) ●1998年 東京大学大学院総合文化研究科修了(学術博士) ●1998年 横浜市スポーツ医科学センター 理学療法士 ●2003年 コロラド大学ヘルス・サイエンス・センター 博士研究員 ●2005年 フロリダ大学機械航空工学科 博士研究員 ●2006年~2020年 広島国際大学リハビリテーション学科(2015年より教授) ●2015年~ 2021年 日本健康予防医学会 副理事長 ■アピールポイント: 関節の歪みを整えることを最優先とした治療法である「リアライン・コンセプト」を提唱。リアライン商品は、アスリート、医療機関、フィットネスクラブ等で幅広く導入されている。ご興味のある方は「リアライン」で画像検索してください。

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る