廃校リノベーションの対象施設に関わる人のお話。小鳥原小学校では、八鉾自治振興センター事務局長の柳生秀昭さんにお話を伺いました。

 

 

小鳥原小学校のある八鉾自治振興区は、中国山地の1200m級の山々を背にした地域で、比婆山・県民の森・道後山などを有し、広島県を代表する(?)UMAヒバゴン」のふるさと。

小鳥原小学校に近いJR備後落合駅は、岡山県の新見に至る芸備線と、島根県の宍道に至る木次線の接続点駅。

陸路でも、米子に至る国道183号線と木次に至る国道314号線の接続点が、この振興区内にあります。

古くから山陰に至る交通の要衝であったため、小鳥原小学校も開校明治8年と県内でも有数の歴史を持つ小学校でした。

 

2月末に訪れた時は、まだ雪がたくさん残っていた備後落合駅

 

柳生さんは、小鳥原ではないものの、振興区内のご出身。4年前の定年退職を期に、中学卒業して以来ぶりに地元に戻り、事務局長を任されることになったのだそうです。

離れていたからこそ、地元の長所も短所も改めて感じるようになったとのこと。

「田舎ならではの人の距離が近くて温かみがあるのがいいところである反面、悪く言えば過干渉です(笑)。環境も不便だけれど、自然に恵まれ、空気は綺麗だし、特に夜の星空は息を飲むほど美しいです。小さな畑を耕して、作ったものを食べて、幼少の頃を思い出したり、何だか人間らしい生活をしているな、と感じますよ」

 

 

事務局長として、地域の敬老会、女性会、青年部会などが利用する、八鉾自治振興センターとなった小鳥原小学校の管理や調整などに関わる柳生さんに、廃校リノベーションに期待することなどをお聞きしました。

「これまでのワークショップなどでも、この地域に全く縁のない人が、熱心に通って意見をくださったり、手伝いたいとおっしゃってくださったりして、本当にありがたいことだと感じました。

完成後の運営や管理の責任も増しますし、いろいろな課題も出てくると思います。それでも人口が減っていくこの地域で、こうした外との交流が刺激になり、町の人たちがより元気になることに期待をしています」