１９年間、無実を訴え続ける無期懲役囚に真相解明のチャンスを下さい！

みまさま

昨年は平野義幸さんの再審請求申し立て準備のためのプロジェクトへご支援、ご声援いただきまして本当にありがとうございました。
残念ながらプロジェクトは不成立でしたが、みなさんの応援に背中を押され、支援する会としてはその後も再審請求申し立てに向けて、また平野さんの事件を一人でも多くの方に知ってもらうために出来ることをやってきました。
そのなかで今回は、支援者の発案により平野さんの絵画展を開催することになりましたので、お知らせさせていただきます。

またお知り合いの方などにも周知いただけると幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

 獄中から無実を叫ぶ 平野義幸展「獄中のひまわり」

日時：２０２３年 ５月１３日（土）、１４日（日）
　　　１０：００〜１７：００
場所：ふれあい健康館　きっかけ空間（ギャラリー）
　　　徳島県徳島市沖浜東２−１６ 

《平野義幸展「獄中のひまわり」開催にあたって》
平野義幸さん（５８歳）は、無実にも拘わらず、放火、殺人の罪で、無期懲役囚として徳島刑務所で服役させられています。平野さんは逮捕直後から一貫して無実を訴え続けており、現在も再審請求申し立ての準備中です。この絵画展は、一人でも多くの方に事件について知っていただくこと、また平野さんが獄中で行っている表現活動を通じて、彼自身について理解を深めてもらうためのものです。

《平野義幸からのメッセージ》
この度、支援者の方々のお心遣いとお力により、私の絵の個展を開いていただくことになりました。そんなつもりもなかったので、嬉し、恥ずかし（笑）といった感じではあります。絵は日頃お世話になっている方や、応援してくださっている方、支援していただいている方へのお礼のつもりで描き始めたものです。ナゼ、私が「ひまわり」を多く描いているのかというと、ひまわりは「太陽（soleil）」だからです。私に光を与えて下さるからです。長い間、私は光を浴びることがありませんでした。ずっと、一人で無実を叫んでいた。でも、今、光を与えて下さる方々がいます。その喜びと感謝の思いで「ひまわり」を描いています。私も「ひまわり」のようになれればいいな！との思いで、これからも無実を訴えつつ描いていきます。私は、無実です。どうか私を助けて下さい。お忙しい中、私の個展に足を運んで下さり、本当にありがとうございます。

《事件の概要と無実の訴え》
２００３年１月１６日、京都市下京区にある平野さんの自宅から火災が発生し、当時、内縁関係にあった女性が亡くなりました。その後、平野さんは放火・殺人の罪に問われ、無期懲役の判決を受けました。しかし平野さんの犯行を直接裏付ける明白な証拠はなく、検察は状況証拠、客観的証拠を積み重ねて、平野さんを犯人に仕立てあげました。主な争点となったのは「出火場所」でした。検察が出火場所を特定する根拠としたのが「実況見分調書」です。しかし、この調書は信頼性を疑わざるを得ない事実がいくつもあることが明らかになっています。まずこの実況見分が行われたのは、事件から３ヶ月経ってから。しかも火災直後に建物や被害者の状況を確認していたのは別の消防局員でした。さらに調書には「本件発生後２回におよぶ検証の結果からは、殺人等の容疑性を断定できず、平野氏を犯人と断定できなかったので、本実況見分を実施した」と記されています。火災直後の検証でなければ当時の状況を正確に把握できないはずが、わざわざ火災発生の３ヶ月後に、消火活動も鎮火後の現場検証にも参加していない消防局員が担当になっていることは、合理的でないように思えます。

《平野義幸プロフィール》
１９６４年、大阪府箕面市生まれ。ミュージシャン、モデルなどを経て、１９９２年から大地義行（だいち よしゆき）として俳優活動を開始。主な出演作品は「JUNK FOOD」「新・仁義なき闘い」「荒ぶる魂たち」「新・仁義の墓場」など。現在は徳島刑務所に服役中。

主催「平野義幸さんを支援する会」
代表　青木惠子
担当弁護士　堀和幸（京都弁護士会）
問い合わせ　saveyoshiyukihirano@gmail.com