緊急支援！アフガンで子どもと女性の教育に取り組んだ仲間を救出したい

2008年5月、日本でもなじみのある、バーミヤンのまちに、新しい拠点を建設していました。到着したのは夜中だったので、発電所もないバーミヤンの州都は真っ暗でした。翌朝、真っ暗な空かと思っていたところには、巨大な岩壁があり、破壊された石仏のあまりの大きさに衝撃を受けました。

すでにワークショップを何度も開催していて、私たちが来ることは知られており、たくさんの子どもたちが集まっていました。

廃棄されたコンテナを運び込み、すべり台を取り付け、さまざまな遊び道具をしまいこんで、あっという間に拠点となるファンテナがつくられました。当初、すべり台の角度が急すぎるという失敗もありましたが、子どもたちはずっと離れようとせず、延々と遊んでいるのです。スタッフたちは、ずっと笑いながら、子どもたちと一緒に作業をしたり、歌を歌ったり。

彼らは、子どもたちには笑っていてもらいたい。もう戦争は終わったのだから。そう言って、アフガニスタン中の村々を回って活動をしていました。

そして、教育テレビ番組や、各州の教育委員会での先生方への講演など、大きく活動を発展させていきました。

ただ、女性の権利や、歌や踊りを大切にした活動だったというだけで、今や生命の危険にさらされています。人々のために尽くした彼らが、救われる世の中であってほしいです。

バーミヤンにて。拠点建設中に遊びに来ていた子どもたち。ハザラ系の人々が多く住む地域。顔立ちは日本人に似ているが、国内では少数民族で、シーア派に属し、迫害の対象となってしまう。