沢知恵 大好きな岡山県立図書館でコンサートをして映像化したい！

 

 

 

夢の図書館コンサートが実現

 

みなさん、こんにちは！

プロジェクトの実行者である有限会社コモエスタの代表で歌手の沢知恵（さわ ともえ）です。

コモエスタは、沢知恵に関する全仕事をマネージメントする個人事務所であり、レコード・メーカーでもあります。

よって、このプロジェクトを行うことや名称掲載などについては、すべて本人が承知済みです。

 

私は１９９１年にデビューして以来、ジャンル・フリーの「いいうた」をピアノ弾き語りでうたってきました。

これまで最新作『花はどこへ行った』２９枚のアルバムを出しています。

２０１４年の春、幼いころからかかわっている瀬戸内海のハンセン病療養所の近くに来たくて、長く暮らした関東を離れ、岡山県に引っ越しました。

「晴れの国」岡山は気候がよく、食べ物もおいしく、とっても暮らしやすいです。

また、歴史と文化も豊かな地です。

岡山県立図書館は自慢の図書館です。来館者数、貸出数がいつも全国上位です。

 

大好きな図書館で、本に囲まれてコンサートをしたい！

このたび私の夢が実現することになりました。

 

▽沢知恵の公式サイト

https://comoesta.co.jp/

 

 

 

金素雲と茨木のり子

 

金素雲（キム・ソウン　１９０７－８１）は、私の母方の祖父です。

１０代はじめに植民地朝鮮から日本に来て、ほぼ独学で学び、朝鮮の民謡、童謡を日本語の翻訳しました。

北原白秋、白鳥省吾らに見いだされ、岩波文庫に『朝鮮童謡選』『朝鮮民謡選』、そして『朝鮮詩集』をのこしました。

『韓日辞典』や数多くの随筆もあります。

私がCD化した金素雲の訳詩作品は《こころ》《わすれねばこそ》です。

 

茨木のり子（１９２６－２００６）は、戦後を代表する現代詩の詩人です。

代表作に「わたしが一番きれいだったとき」「自分の感受性くらい」「倚りかからず」などがあります。

５０歳近くになって韓国語を学び始め、韓国の現代を翻訳しました。

韓国語への興味は、１０代なかばに読んだ金素雲の『朝鮮民謡選』であったと知ったとき、私はびっくりしました。

茨木さんに手紙を書いたら、茨木さんも「金素雲さんのお孫さんとは」と驚いていらっしゃいました。

私がCD化した茨木のり子作品は《わたしが一番きれいだったとき》《自分の感受性くらい》《りゅうりぇんれんの物語》《六月》《怒るときと許すとき》《一人のひと》です。

 

朝鮮、韓国の心を日本の人に伝えようとした二人の詩人の美しいことばを、私の声を通して響かせたいです。

 

 

 

自慢の岡山県立図書館

 

岡山県立図書館の歴史は１９０６年までさかのぼることができます。

１９４５年の空襲では全建物および蔵書約１６万冊を焼失しました。

現在地に岡山県立図書館が開館したのは、２００４年９月２５日です。

現在１６０万冊の豊富な蔵書があり、閲覧室には３０万冊の本があります。

４００席の開放的な閲覧席で読書を楽しむことができます。

また、参考資料部門、人文科学部門、児童資料部門、自然科学・産業資料部門、社会科学部門、郷土資料部門の６つの部門からなり、各カウンターでは専任の司書がみなさまの調べ物や本探しのお手伝いをするレファレンス・サービスを行っています。

 

▽岡山県立図書館の公式サイト

https://www.libnet.pref.okayama.jp/

 

 

図書館共催だけれど資金は私が・・・

 

このコンサートは岡山県立図書館が現在地に開館して２０周年を記念し、開催することになりました。

ぶっちゃけ私の押しかけ企画です。

開館記念日の前日にあたる９月２４日（火）は休館日ですが、コンサートのために開館します。

入場無料で、コンサートにかかる経費は私が負担します。

音響、照明、出演者とスタッフの交通費・宿泊費、映像制作費など経費がかかります。

コンサート制作で６０万円、映像制作で６０万円、なんとか計１２０万円に納めるつもりです。

私が好きでやらせてもらうコンサートなので、出演料はいりません。

経費の一部を、コンサートの趣旨に賛同してくださるみなさまに支えていただきたく、お願い申し上げます。

後日編集した映像は、私のユーチューブ公式チャンネルで公開して、みなさまにごらんいただけるようにします。

どうぞお力を貸してください。

 

共演するチャング奏者の紹介

 

最後に、このたびごいっしょする共演者を紹介します。

イ・チャンソプさんは、１９７０年広島県生まれの韓国伝統打楽器奏者です。

現在は東京にある一般社団法人民族音楽院の代表をつとめられ、全国各地、ときに海外で公演しています。

このたび初共演となります。

チャングという両面太鼓でさまざま表情を使い分け、私がうたい、語る詩に伴奏してくださることでしょう。

とても楽しみです！

 

▽韓国民族院の公式サイト

https://samulnori.jp/index.html

 

 

なお、プロジェクト成立後、天災などやむをえない事情（緊急事態宣言などコロナウィルスによる影響を含む）によりイベントが開催できなかった場合、日程を延期し、いただいたお志はその際に使用します。