「障がいのある人のスパ」のような生活介護施設を充実させたい！

【READYFOR事務局より】
2025/8/14追記 本プロジェクトは、実行者様からのお申し出により中止とさせていただきました。

 

 

私たち「さわやか北摂」は、兵庫県川西市を拠点に活動するNPO法人です。
1995年の阪神・淡路大震災をきっかけに「困ったときはお互いさま」の精神で始まった“たすけあい活動”を原点に、 高齢者や障がいのある方が安心して暮らせる地域づくりを目指して、訪問介護・通所介護・障がい福祉・相談支援などの事業を展開してきました。
2025年、活動開始から30周年という節目を迎えるにあたり、 新しい生活介護施設「いいYOU川西（かわにし）」をオープン。
これまで支えてくださった地域の方々への感謝と、これからの未来をともにつくる仲間を募る気持ちで、クラウドファンディングに初挑戦します。
いいYOU川西は「福祉施設っぽくない、スパのような介護の場を」 そんな新しい発想と、地域で積み重ねてきた信頼をかけあわせながら、 誰もが心地よく過ごせる居場所を、みなさんと一緒に育てていきたいと考えています。 

▶︎新規施設の出来上がるまでを動画にしました！是非ご覧になってみてください。

 

 

2025年夏、活動開始から30周年を迎える私たちNPO法人さわやか北摂は、 新たな取り組みとして、生活介護施設「いいYOU川西（かわにし）」を開所します。

きっかけは、地域の中に「障がいのある人がゆっくり過ごせるお風呂が少ない」という課題でした。

障がいのない人たちは、疲れを癒すためにスパやサウナに出かけることができます。 けれど、障がいのある人にとっては、物理的・制度的・心理的なバリアが多く、 それが難しい現実があります。

だったら—— 「障がいのある人のための“スパのような居場所”があってもいいじゃないか」 そう考えたのが、この施設のはじまりです。

 

とはいえ、介助が必要な方の入浴は、介助者にとっても大変な重労働です。 入浴がリスクになる場合すらあり、障がい者専門の入浴施設は全国的にも非常に少ない状況です。

しかし、入浴はただの“清潔保持”ではありません。 心身を整えること、身だしなみを整えることは、自分と向き合い、社会とつながる準備でもあります。

それを「大変だから」「手間がかかるから」と閉ざしてしまうのは、やはり違うと思うのです。

だからこそ、さわやか北摂では 「介助者にも、利用者にもやさしいお風呂」を実現しようと考えました。 車椅子やストレッチャーのまま入れるミスト風呂、 負担が少なく肌にもやさしいウルトラファインバブル、 介助動線やプライバシー配慮なども含めた、スパのような入浴空間—— それを地域の中で、日常的に使える居場所として届けたい。 そんな思いから、このクラウドファンディングに挑戦しています。

 

 

今回のクラウドファンディングでは、生活介護施設「いいYOU川西」を “障がいのある人が心からくつろげるスパのような場所”にするための設備・備品の整備と、 地域とのつながりを育むイベントや広報コンテンツの充実を目指します。

 

購入予定の備品（一部）

• スポットクーラーや暖房機などの室温調整機器
• 洗濯機／冷蔵庫／レンジ／掃除機などの日常備品
• 高さ調整可能な机・椅子、静養ベッドなど、介助しやすく快適な設備
• カラオケ設備やテレビなど、生活に潤いをもたらすアイテム

これらはすべて、「障がいのある方がくつろぎ、介助者も無理なく支援できる」空間づくりのために選定しています。
※本プロジェクトはAll in 型のクラウドファンディングとして実行しており、支援総額が期日までに目標金額150万円に届かなかった場合でも、自己負担するなどして必ず予定していた規模の実施内容の通り実行致します。

 

 

私たちのめざす「スパ」は、ただの入浴の場所ではありません。心身を整え、コミュニケーションの準備を整えられる、“居場所”でもあります。 施設にはバルコニーや小さな庭もあり、 休日にはワンちゃんと一緒にくつろげるオープンデーを開催予定です。

また、地域の子どもたちにも立ち寄ってもらえるよう、テイクアウトできる飲み物の提供も検討しています。

スパという“開かれた空間”のように、 この施設が地域と福祉をつなぐ、あたたかな交差点になることを願っています。

 

🎁 ご支援へのリターン（一部予定）　※今後、内容が追加・変更となる可能性があります。
 

ご支援いただいた方には、以下のようなリターンをご用意しています。

• ユニバーサル活用にピッタリ！「スマホリング＋キャップオープナー」
• スパ施設にぴったりの「スパバッグ」
• 「いいyou　川西」の新キャラクター入り特製ステッカー
• 施設入り口の「のれん」へのお名前掲載（支援記念）
• 支援者限定のスマホアクセシビリティ講座ご招待
• 最新版の「さわやか通信」特別号の先行お届け

 

📢 情報発信・広報コンテンツにも活用予定

 

今回のクラファンで整備するのは、設備だけではありません。

この活動の意味と、福祉の未来を伝える広報・記録コンテンツの制作も予定しています。

30周年を迎える団体として、「過去から未来へ、思想と実践をどうつなぐか」。 その姿勢も、このプロジェクトの大切な一部です。

 

 

私たちさわやか北摂は、「だれもが幸せに暮らせる社会に向けて」を合言葉に、 子どもから高齢者、障がいのある方まで、幅広い世代と日常的に関わりながら、 地域に根ざした福祉のかたちをつくってきました。

複数の事業を横断しながら支援を届けるなかで見えてきたのは、 制度の枠だけでは届かない“その人らしい暮らし”のかたち。

だからこそ私たちは、現場の声をもとに、制度にとらわれない実践を重ねてきました。

今回の生活介護施設「いいYOU川西」は、 そうした気づきや想いの集大成でもあります。

障がいがある人も、ない人も、 介助する人も、される人も、 ただそこにいるだけで心地よい——

そんな“スパのような居場所”を地域のなかに当たり前に存在させたい。

この取り組みが、福祉のイメージを変え、 「誰かひとりのため」ではなく「このまち全体のため」の支援へと 広がっていくきっかけになればと願っています。