「コミュニティ財団って何?」と疑問に思われる方もいるかもしれません。

と、いうことで、私たちなりに、そんな疑問にお答えしてみたいと思います。

 

(1)コミュニティ財団とは?

コミュニティ財団とは、ひと言で言うと「コミュニティが抱える課題解決とコミュニティの価値創造のための財団」です。

簡単にまとめると、その特徴は次の4つに集約できます。

 

コミュニティ財団 4つの特徴

 

1番目は、特定の地理的なコミュニティの立脚していること

「地理的」の範囲は、都道府県の場合もあれば、市区町村の場合もあります。

 

2番目は、公益の追及を目的とすること

特定の個人や組織の利益ではなく、コミュニティ全体、ひいては社会全体の利益を追求して活動を行います。

 

3番目は、資金の出し手と受け手を繋ぐこと

コミュニティ財団の基本的な機能として、「法人や個人などの寄付者と、民間の公益活動団体とを繋ぐ役割」が挙げられます。

寄付者の意思を大切にしながら、まちに必要な取り組みを行う人や組織に資金を提供する。そのことでコミュニティに住むみんなが暮らしやすい社会をつくる。コミュニティ財団のひとつの大切な役割であり、共通する特徴です。

(コミュニティ財団のこれ以外の役割については、また続編で詳しくお話したいと思います。)

 

4番目は、分野や領域を横断した活動を行うこと

環境問題や子育て支援・教育の問題、マイノリティのサポートから新しい働き方の提案まで、幅広いテーマに取り組むところがコミュニティ財団の特徴です。

始まりは100年前

コミュニティ財団発祥の地はアメリカ・クリーブランド州。100年以上前に、銀行家であり法律家であったフレデリック・ゴフ氏がコミュニティのリーダーたちに呼び掛けて、コミュニティ財団を設立したと言われています。

クリーブランド財団ウェブサイトから

 

日本に押し寄せているムーブメント

日本では既に、20弱のコミュニティ財団が活動を行っています。また準備中の組織も複数存在します。

今のところ、日本の多くのコミュニティ財団は京都、沖縄、佐賀、愛知、岡山など都道府県を単位としています。

一方で、例としては少ないものの、東北、など複数の都道府県をまたぐもの、川崎など市レベルを単位とするものもあります。

なお、「区」を単位とするコミュニティ財団は、私たち世田谷コミュニティ財団設立準備会が全国初です。

 

日本で、コミュニティ財団の設立が増え始めたのはわずか、ここ数年のこと。

しかし、設立が立て続いているのは、理由があります。それは、NPOだったり、ソーシャルベンチャーだったり、地域づくり団体だったり、「まちの豊かさを支える担い手」を「お金と知恵を支える仕組み」、あるいは「まちのイノベーションに参加する仕組み」がいま、求められているからではないでしょうか。

そしてそれは、自分自身がまちに主体的に関わり、人との出会いを増やし、自分の人生を豊かにする仕掛け、でもあります。

 

100年以上前に、遠い遠い海の向こうで誕生した「コミュニティのための財団」というコンセプトが、いま、私たちのまちに誕生しようとしています。

 

あなたもぜひ、この新しいムーブメントの担い手になってください!

そして、誰かと出会い、誰かを応援する豊かさを、一緒に体感しましょう!

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