プロジェクト概要

 

 高等養護学校卒業後の進学率は0.5%。障がいや生きづらさを抱える学生が自分で進路を選択できる、北海道初の4年制福祉事業型専攻大学「スクオーラ帯広校」を来春開校します!

 

はじめまして、「株式会社しんかーず」の松下と申します。私はもともと、社会福祉法人にて障がい者支援に携わっていましたが、「自分らしく生活する」「地域で生活する」「社会参加する」ことを常々考えていました。障がいのあるなしに関わらず、「自分が何かの役に立っている」「必要とされている」ことを実感できる仕組みが作れないだろうか?と思い、平成25年4月に弊社を立ち上げた次第です。

 

その結果、「支援される」側であった障がいや生きづらさを抱える方たちが、「高齢者向け栄養管理配食サービス事業・しんかーずランチ」に携わることで、地域の高齢者を支える仕組みを作ることができています。

「しんかーずランチ」は、十勝帯広市内の独居の高齢者様を中心に食事制限や栄養管理が必要な方を対象としながら1食370~500円で1日400食程度のお弁当を毎日お届けするサービスです。調理師や管理栄養士の指導のもと、調理・配送・接客など約60名の方が就労および、就労訓練を行っています。

 

お弁当の盛り付けの様子。
ひとつずつ、お客様の疾患やアレルギー、状況に応じて
味付けや中身が異なる配食サービスのお弁当を作っています。

 

こちらは、ご飯盛りの様子です。

 

一般企業の取り組みに触れる、一般教養を身に着ける研修。
現在、週に1回程度、毎回テーマを決めて、
外部講師を招いて行っています。

 

こちらも研修の様子です。

 

しかし、こうした就労支援などが増える一方、高等養護学校を卒業する際の選択肢には限りがあります。 普通高校に通う学生の70%が大学や短大などに進学しているなか、盲学校・聾学校の学生は30%、高等養護学校については0.5%と言われています。 一般学生でも一つの企業に定着することが難しくなってきている昨今、障がいや生きづらさを抱える学生は更に難しいことは容易に想像できるのではないでしょうか。

 

そこで、将来の選択肢の幅が広げられる知的障がい者向けの4年制大学「スクオーラ帯広校」を来年の春に開校することにしました。全国的には私立としていくつかの府県で専攻科を設置して卒業後の2年〜4年の学習の場が設けられている学校もあります。しかし、北海道を含め大部分の都道府県には知的障がい者向けの専攻科は極少数です。北海道においても初となる4年制の福祉事業型大学の開設にどうか皆さまの温かいご支援をお願いいたします。

 

私たちが「しんかーず」スタッフです。
=平成29年7月掲載の北海道新聞より

 

 「働く自分」はその人の極一部分でしかない。働く前に経験すべきことはたくさんあるからこそ、「進学」という選択肢を与えたい。

 

「障がい者総合支援法」が施行され、福祉サービスを提供する事業者が多種多様な就労支援を提供するようになり、高等養護学校を卒業する学生たちは以前に比べて多くの選択肢ができました。

 

働くという選択肢で言えば、「就労継続支援A型」「就労継続支援B型」「就労移行支援」「一般企業への就労」が主になります。しかし、就労支援はひとりひとりの職業スキルを習得していくことや、その人に合わせた実習、職場におけるマナーの習得を支援するのが目的であり、あくまで「働く」ということに対しての支援なのです。「働く自分」はその人の極一部分でしかありません。

 

私は高校を卒業し大学生となり、自分の興味のあることを探し、学び、時に無知を恥じ、時に感謝され、様々な人と繋がり、友人と良い事も悪い事も経験していく中で、少しずつ「子どもから大人へ」と無意識のうちに成長したのだと思います。だからこそ、「働く前に経験するべきことがあるのではないか?」と思っていました。 

 

確かに福祉サービスとしての選択肢は増えましたが、それは「就労に対する支援の選択肢が増えた」ということです。 「将来の自分がどんな仕事をするのか」「どういう自分になりたいのか」といった質問に答えられる学生は普通高校でも少ないでしょう。 だからこそ、障がいや生きづらさを抱える学生にも自分の将来を考え、共に過ごす仲間を見つけられる場所を作りたい!と思い、今回のプロジェクトを立ち上げました。

 

配食サービス「しんかーずランチ」を担う管理栄養士です。
日々お客様の細かな希望や相談に応じています。

 

 既に来年春開校に向けて、多くの方から入学希望をいただいています。全83講には専門分野の講師がそれぞれ教壇に。

 

今回皆さまから頂いたご支援は、4年制福祉事業型専攻大学「スクオーラ帯広校」ホームページの作成費や、シラバス、カリキュラム、入学案内、校章のデザイン、キャンパスのデザインなどに充てられます。

 

既に来春開校に向け、今年4月に高等養護学校、特別支援学校、普通高校の生徒や保護者、教員を対象とした開設説明会を行いました。地元メディアにも取り組みを取り上げられ、その時点で入学を希望し、進路として考えている学生が既にいる状況です。

 

カリキュラムはおおまかに教養、文化・芸術・専門、個別に分かれ年次と必修、選択に分かれています。大学に通うように、自分たちで講座を選択し、幅広く様々な経験ができるプログラムを提供します。

 

《教養カリキュラム》*一部となります。

 

 

《文化・芸術・専門課程カリキュラム​》*一部となります。

 

 

《個別カリキュラム》*一部となります。

 

 

現在予定している入学者数は、1学年10~15名。9月下旬に1回目の入学選考を行い、面接と簡単な筆記試験を行う予定です。但し、入学選考については学力のみで判断するのではなく、学生が持つ学びたい意欲を尊重した選考とし、2回目の入学選考は3月を予定しています。

 

そして講師には、分野ごとの専門家を外部講師として招き、教壇に立っていただきます。制度や法の理解であれば、弁護士。就業法であれば、社会保険労務士など・・・・・・

現在まで、およそ30程度の個人および組織の方々にご協力をお約束いただいており、そしてこれからも講座、講師ともに増えていく予定です。

 

 「働く」から「進学」の道を北海道・帯広の地から始めたい。

 

「スクオーラ帯広校」が無事に開校されたら、学生自身が将来なりたい自分を決め、それに向かって取り組む姿を、講師の皆さん、地域企業の皆さんに実際に関わりながら見守ってほしいと思っています。

 

その結果、「障がいを持つ学生」という見方ではなく、自分たちで地域社会や地域の人々と繋がり、企業で十二分に活躍することが期待できる即戦力として積極的に顔が見える雇用をしてほしいです。そのためにも、「なりたい自分になること」「できる人材を採用すること」その橋渡しを私たちが行います。

 

「働く」という選択肢しかなかった学生、またその保護者の方、支援団体の皆さんに「スクオーラ帯広校」を知っていただけるよう、はじめの一歩を成功させたいです。どうか、皆さまの温かいご支援をお願いいたします。

 

今回のプロジェクトに全面的にご協力いただいている
帯広畜産大学 人間科学研究部門 心理学教授 渡辺芳之先生より応援のコメント

 

■リターンについて■

今回ご支援いただいた方には、来春開校になるスクオーラ帯広校からのサンクスレター、および活動の内容が掲載される学校通信の定期送付や開設されるサイトでのお名前掲載などをリターンとして設定しました。

また、1万円以上ご支援いただいた方には、食の宝庫である十勝の魅力、様々な十勝産の物品を選べる形でお送りします。食料自給率1100%、沢山の素晴らしい食材の宝庫です。いくつか合わせてもご満足いただける内容となりますので、お菓子、お肉、十勝産の素材を使った製品をぜひお楽しみください。

 

 


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