統合失調症を乗り越える！心に病いを持った人が働ける場を作る！

今日、オーナーとメンバーの1人と私の３人で会議でした。

実は、オーナーと私の関係がギクシャクしていたのです。

 

オーナーとはもともとボランティアで知り合いましたが。

昨年秋からこのプロジェクトに対し、毎日のように議論を重ねてきました。

文章を何度も書き直すのはもちろん。

スペースの運営について、口論になって終わる日も。。。

 

その中で、いつの間にか、お互いがイライラを溜め込み、それを

我慢していたことに気がつきました。

 

オーナーは私の態度や発言に不愉快な感情を抱きながらも

私が病気だ、我慢しなきゃ、とずっと溜め込んでいたというのです。

 

私は私で、そんなオーナーのイライラにイライラし

どこか真正面から向き合わないような姿勢に苛立っていました。

 

どうやらいつの間にかすれ違いです。

 

プロジェクトが皆様のご支援により目標達成できた。

これはその後の出来事で、ずっと重苦しい空気が漂っていたのです。。。

 

かくいう私は、自分のお店を開きたい、そしてそれを運営すること、精神障がいを持ったものが働ける場にすることこそ、元気になることこそが目的、このプロジェクトのサポーターの５６人分、いいねしていただいた分だけ想いを背負っている。それを裏切るわけにはいかない。その想いが誤解を招く横暴な態度に

変化し、オーナーはオーナーでスペースの活かし方について譲れない

と感じる一線があったのです。

 

でも、それは、結果として周りの皆さまの助言のおかげで見事に晴れました。

そう、オーナーはその矛先を私に向けることはなく、

他人を変える前に、まず自分を変えようという決心に至ったというのです。

 

 

私はこの話を受けて、ずっと溜め込んでいた不満（些細なこともたくさんですが）も吹き飛びました、不満を今更口に出して言うのは蛇足でしかない。と感じました。

 

それ位、オーナーの話は私の心に響いたのでした。

 

広小路サロンはその可能性やみんなの想いがある、があまり、

うまくひとつの方向を向いていなかったような感じがしていました。

 

いえ、もっと言えば、オーナーと私、そしてメンバーの中で

今日が本当に、仲間、と呼べる瞬間のはじまりでした。

 

年齢も立場も、育った環境も、病気だって、みんな違う。

 

でも私はオーナーの話に人として尊敬しました。

 

考え抜いて、自分を変える決断をしたオーナーに、今は

尊敬の念を抱いています。なかなか相手から自分へと目を向ける

という意識のシフトは難しいと思ったからです。

 

そこには、周りの方のご助言の影響も大きいとオーナー自身も

話されていました。

 

２月、私どものいる飯能市では２/16〜３/6まで雛飾り展という

イベントがあります。この期間中、広小路サロンはプレオープンという形で

オーナーが知人の方から譲り受けた1000体の郷土雛を展示いたします。

 

今日の午後はその人形を飾る作業に半日を費やしました。

途中、ボランティアで通りがかりの方が１名、それを手伝ってくださいました。

日頃、サロンの前を通りがかるたびに会釈をしてくれていた女性の方でした。

おかげさまで少しづつ、少しづつ、いろいろな方が出入りするコミュニティの場に変わりつつあります。

 

統合失調症を患ったもの、私も含め、まずはいらっしゃったお客様と会話し

お茶をお出しし、食器を洗い、しまう。

今日は人形の整理、伴う家具の配置換え、私もとても一人では

できませんでした。

 

週一回、必ず水曜日は皆んなが集まる、と決め、今日はその水曜日。

素晴らしい改めて、プロジェクトの本当のスタートを切れた。

同じ方向を皆んなで見れたという実感を得た1日でした。

 

雛飾りの展示に合わせて、私自身のSENIMOの商品も

ディスプレイさせていただきます。

今は一生懸命、織物の手配中です。

 

今後、空きスペース広小路サロンは月曜、火曜、水曜と開けていき

木曜も徐々に開ける。そして、これはまだ決まってはいませんが

土日の開店も考えつつ、少しづつ本オープンに向けて歩を進めています。

 

皆様、４月に本オープンの予定で進めてまいりますので

ぜひお立ち寄りいただけると幸いでございます。

ないとぞよろしくお願い致します。

 

プレオープン中の２/16〜3/6については雛飾り展にあわせて

郷土雛の展示とトークショーも予定しています。

ご興味おありの方、ご質問は、個別にメッセージなどくださいませ。

 

西村直樹