再開発の進む、北千住で古い戸建を活用したい！

 

自己紹介

 

こんにちは、R65不動産（株式会社R65）の山本（左下）です。

今回このプロジェクトは足立区北千住で拠点を持つ、3組5人で行っています。

 

僕たちは、北千住でそれぞれ場を持ち、働き、遊び、住み、暮らしています。

（メンバーの紹介は、後ほどさせてください。）

 

今回は、新しい場をオープンするため、

古い空き家改修のプロジェクトを立ち上げました。

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけは、

・北千住という町が好きだから

・足立区にチャンスを感じたから

・古い建物が好きだから

です。

 

 

足立区には住みたくない？

 

北千住は、足立区に位置しています。

 

足立区に住んでいる、という話をすると友達からは

「治安悪そう」

「アクセス悪そう」

と言われ、

「住みたくない」と言われることもあります。

 

実際、住んでいる身からすると、

・中心部までとても近く便利

・家賃が安い

・街灯も多く道は明るい（暗い路地もある）

・何より寛容な雰囲気

 

北千住では、多くのクリエイターやアーティストが活動し、

自身で場を持っています。

 

理由は家賃が安く、また周囲の人からの理解を得られやすいからです。

 

なぜ、この町の人が外の人に寛容かというと、恐らく理由は、

北千住がもともと東海道沿いに位置する宿場町だったからではないか、

と考えています。

 

そんな個性的な活動をしている人が多い、ここ足立区北千住だからこそ、

クセが強く、治安が悪い様に感じるのかもしれません。

 

僕たちは、そんな古い物件や町の人の醸し出す雰囲気がとても好きです。

実験的に自分たちで活用することにしました。

 

 

 

進む再開発とこれからの町の方向性

 

北千住では、現在、古い一戸建てがどんどん壊されています。

新築が増えることで「家賃が上がってきた」と会話にのぼることも少なくありません。

 

もちろん、開発を目的に、あるいは建て替えのため、解体することも多いのですが、

解体される多くの一戸建ては、活用ができないから解体されています。

 

僕たちは、築の古い物件が好きです。

なぜなら、その時代にしかない、味があるからです。

僕自身は、築50年の一戸建てを賃貸で借り、

改修し、シェアハウスにして友達と暮らしています。

 

しかし、古い物件を維持する、ということは容易ではありません。

 

人が住まなくなると家が傷みやすくなるし、

実際、人が住めば、ところどころ壊れるところを直し直し

住まなければなりません。

 

 

僕たち自身も実際、賃貸で借りていると、

断熱の悪さや害虫、設備の不良

困ったことはたくさん出てきます。

 

それでも、古い物件は味わいがあって、どこか落ち着きます。

 

「いっそ建て直してしまった方がいいのでは・・・」

という意見も多い中、今ある建物にもう一度、命を吹き込み、利活用する。

 

そんな選択肢を提案できれば、町の風景を守って行くことができるのではないか、

そう感じ、このプロジェクトを立ち上げました。

 

 

 

プロジェクトの内容

 

今回、僕たちのプロジェクトは、

「千住の暮らしを楽しむ、一緒に暮らしを作るシェアハウス」

を作り運営することです。

 

僕たちは千住という町に住みながら

本当にあたたかい町の方に囲まれ恵まれて

暮らしています。

 

いわば、千住の先輩たちからもらったバトンを

これから住む人にも渡していきたいです。

 

僕たちと一緒に暮らすことで、

自然と町のつながりができたり、

住民それぞれがやりたいことの相談に乗り合える、

あるいはそれぞれの活動のちょっと、背中を押し合える。

 

そんなシェアハウスを作って行きたいと考えています。

 

入居希望者の方も募集中なので、

気になる方はご連絡ください。

 

 

このプロジェクト自体も僕らの挑戦

しかし、古い戸建の再生は思った以上にお金がかかります。

 

維持に関しては、運営していく見通しが経ったものの、

初期工事は、概算だけでも、結構な金額になることが分かりました。

 

※現在は、賃貸住宅のリフォームながら、

ざっくり200万円くらいの工事費用がかかります。

 

天井や壁は開けてみて追加工事が必要になる可能性もあります。

 

今回の古い戸建の再生、せっかくであれば、

このプロジェクトを通して、千住という町、そして、

この一戸建ての再生の物語に参加しませんか。

 

 

プロジェクトメンバー

 

▱設計　石村大輔+根市拓

 

北千住を拠点に活動する建築家ユニットです。

 

足立区千住元町にある倉庫を設計し、

地元の職人さん達の力でリノベーションした、

ものづくりの拠点「Senju Motomachi Souko」の運営に携っています。

 

様々な業種のクリエイターとコラボレーションしながら、

領域に縛られない、自由なものつくり・空間つくりを実践しています。

 

 

一般的な木造の建物は、構造→下地→仕上という風に

３つの段階で `壁、天井、床` が出来上がっています。

賃貸マンションなどでよく見られるような壁紙で仕上げた壁は、

下地の上に壁紙を貼ったものですが、

今回の改修計画では、下地までを建築家サイドが設計して、

最後の仕上げの部分は住民達が自由に作れるようにしよう、

というのが主なコンセプトです。

 

仕上げを自分でするのが面倒だ、仕上げをするまで住めないのでは？etc…

という人のためにも、下地の状態でも内装が成立するような

下地と建物の骨格となる間取りまでをこちらで計画しています。

 

なので、

「漆喰を塗ってみたい！」

「自分の好きなフローリングを貼りたい！」

「タイルもいいな〜」

などなどについては、住む人がDIYして、色を決めたりと、

ワークショップを通し、

自分達の手で家をつくってく感覚を住民達で楽しんでもらい、

「家ってこんなにも自由に色々できるのか！」

という風に思ってもらえたらいいな、

と思っています。

 

▱住み込み管理人・運営

 

高木・木皿２つのKiからKiKiという
暮らし方をデザインする夫婦ユニットです。

北千住の築90年物件を7カ月かけてセルフリノベーションしたスペース
「KiKi千住東の家」を運営中です。

スペース内では日本茶喫茶「暮らしの茶寮」を営業しているのに加え、
イベント・展示会の企画や、レンタルスペースとして貸し出しも行っています。
自分たちなりの豊かな暮らし方を実験・実践中です。

 

今回はそんな私達が住み込み管理人としてシェアハウスメンバーと一緒に生活をおくっていきます。
KiKi千住東の家を使ってやりたいことを実現してもらうのもいいですし、
生活の中のささいな楽しみを見つけるような暮らしが一緒にできたらと思っています。

 

・お茶を淹れ、ゆっくりした時間を過ごしたり
・近くの市場で買った魚を一緒に料理したり
・一人ではなかなか行けない街中のスポットに行ってみたり

 

そんな、一人だとちょっとハードルの高い、
でも、一緒にならできそうな暮らし方を一緒につくっていきませんか。

 

 

▱運営・企画

 

そして、僕、山本遼です。

僕は、普段、R65不動産という不動産会社を営みながら、

物件を借り上げ、シェアハウス全14棟を運営し、

入居者約100名と一緒に暮らしています。

 

シェアハウスで暮らすこと

そして

賃貸で暮らすことの可能性を模索しています。

 

賃貸住宅が持家の代替品と

捉えられていた時代は、もはや終わり、

これからは、賃貸住宅でしかできない

住まいのあり方があると感じています。

 

自身も借りながら感じるところですが、

このプロジェクトを通して、

暮らすことの面白さに触れてもらえると幸いです。

 

 

プロジェクトの展望・ビジョン

 

この挑戦を通して、

「都市ならではの、ほどよくつながっている暮らし」

「千住の、あるいは、全国の、世の中に余った空き家の活用の事例に1つにしたい」

と思っています。

 

都市ならではの、ほどよくつながっている暮らしは、

街のあちこちで多様な人が活動して、

「あの人があそこで面白いことを始めたらしい」

というワクワク感と、

「何か困ったことがあればあの人に聞いてみよう」

という安心感が両立する暮らしができれば、

と思っています。

 

千住の、あるいは、全国の、世の中に余った空き家の活用の事例に1つにしたい

また、空き家活用の事例にしたい、という思いは、

まだまだ賃貸住宅で空き家活用した事例は、

表に出ていない、と感じた為でした。

 

空き家活用の多くは、

・地方の空き家を安く買う

・家族の持ち家を改装する

というケースが多いと感じています。

 

そこに、賃貸で借りる、ことを視野に入れると、

「もっと多くの活用ができる」

と思います。

 

賃貸住宅で、空き家改修をすると、問題になるのが、

現状回復や、大家さんとの交渉です。

 

どこまでリフォームするのか、あるいはどこまで修繕するのか、

どこからどこまでが大家さんの負担で、どこからどこまでが不動産会社の仕事で、

どこからどこまでが入居者さんの負担なのか。

 

ここをあきらかに紐解きつつ、運営ができれば、

きっともっと空き家の活用が進み、

暮らしの選択肢が増えるのではないでしょうか。

 

僕たちは、このプロジェクトを通して、

空き家の未来について、

1つの事例を作りたいと考えています。

 

 

最後に

 

今回のクラウドファンディングを通して、

シェアハウスの入居希望者や

千住の空き家情報も随時募集中です。

ご興味ある方は、お気軽にご連絡下さい。

 

twitter: https://twitter.com/ryo0y

Email: ryo.yamamoto@r65.co.jp

 

 

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・プロジェクトの終了要項
オープン完了予定日
2020年11月22日

建築・改修場所
東京都足立区千住河原町21

建築・改修後の用途
地域住民や北千住に始めて住む人が町を楽しめるシェアハウス
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