運動機会を失われた子どもたちにスポーツを”楽しむ”場所を届けたい

● 要旨

昨今、ひとり親が増え、仕事などが忙しいことを理由に子供たちと触れ合う十分な時間を確保することが難しくなっています。

また、感染予防や防犯の観点からも人との接触をなるべく避けるような風潮が広がってしまいました。

そこで子どもたちに対して、スポーツや運動を行い、人との関係性を育みながら成⻑していく場所を提供したいと考えています。 

 

● はじめに

初めまして!

自己紹介をさせていただきます!

生まれは熊本、幼少期から続けてきたサッカーの夢を叶えるために関⻄、滋賀県に14年前にやってました上野涼平です。

現在は滋賀県草津市で訪問介護事業所と放課後等デイサービスの運営をしております。

 

 

 

 

 

今回のプロジェクトは、事業として子供に触れる機会が多いこともあり、その子供たちの運動機会について考えたことから始まりました。

 

そこで先駆けとして子供たちに無料サッカースクールを“Seven piece”を開始しました。

 

このスクールでは運動の機会を提供し、私が幼少の頃、サッカーを通じて培われた「人間的成⻑」を育むことを目的に幼児から小学生まで参加可能スクールとして始めました。 

 

 

 

 

スクールを行う中で、今の子供たちは学んだり、遊んだりする環境を選びにくい状況にあると感じ、より選択肢を広げるために運動とサッカーのカリキュラムを増やし、さらにこの場所を通して人の心にふれ、世界を広げて生きて欲しいという願いを込め、今回クラウドファンディングを実施することを決めました。

 

 ● プロジェクトを行う背景

2021年6月に”Seven piece”として無料サッカースクールをスタートするにあたり、私には大きなきっかけがありました。

 

それは、妻との結婚でした。

 

 

 

 

妻は、二人の子供を育てるシングルマザーでした。

結婚前には気づかなかったことなんですが、家族になった時に感じたことが「全部、自分一人で頑張らないといけない」と思い込んでいることでした。

 

 

 

 

子供に出す料理は全て手料理じゃないとだめ、学校の準備も忘れ物がないように毎日確認しないとだめ、経済面でも不自由させないように仕事を頑張らないとだめ、と常に一人で頑張らないと、と思っているように感じました。

 

今では、私にも頼ってくれるようになりましたが、ふと、世の中の子育てを一人で頑張っているお母さんたちは知らず知らずのうちに、

「私が全部頑張らないと」となっているんじゃないかな?と疑問に思うようになりました。

 

 

 

 

 

その時に、じゃあ子供の遊び場だけは私たちが役に立てないかな?と考えたのです。

 

私が子供の頃には、近くの公園に行けば近所の少し年上のお兄さんたちが、サッカーで遊んでくれた経験があったからです。

 

サッカーをしながらお兄さんが褒めてくれる。

それだけで嬉しくなって、お兄さんたちに憧れて、サッカーも頑張ろうと思えるようになりました。

 

そんな「近所の憧れるお兄さん」に私たちがなれれば、お母さんたちの負担を少しでも減らせるのではないかと考えました。

 

この経験から、気軽に参加していただけるように無料のサッカースクールを開始しました。

 

 

 

 

しかし、運動の機会提供を行う中で、本当に求めている人たちに私たちの想いは届いているのか?と疑問を持つことが増えました。

 

そこで、かつての妻のような人がどれくらい滋賀県にいるのかを調べてみたところ、平成30年度の滋賀県ひとり親家庭等生活実態調査では、13,387 世帯となっており、前回調査時よりも増加しているなど、の結果がわかりました。

 

私たちが活動している草津市の人口は約13万人の 61,439 世帯で滋賀県全体の10%程度を占めています。

 

もし、ひとり親世帯も同様に10%程度だと考えると 1300 世帯は存在していると言えます。

その人たちに私たちの活動は本当に届いているのか?

もっと大きな視点から呼びかけていく必要があるのではないかと考えています。

 

 ● プロジェクトによる課題解決方法

前述しましたひとり親世帯に運動機会を提供していくため、昨年はわたしたちだけで活動を続けてきました。

 

 

＊京都新聞社様にも取り上げていただきました(掲載に許可いただいています)

 

＊ラジオでも応援していただいています

 

さまざまな形で応援していただいてはきましたが、1年の結果を受けて私たちの力だけでは不可能だという結論に至りました。

 

そこで、私たちの強みを見直したところ、スタッフには現役でサッカーのトップチームに所属している人がいることや大手スポーツクラブで経験を積んだメンバーがいることがわかりました。

 

その強みを活かした上で課題解決を考え、希望するお子さんにはよりその個人に合わせたプログラムの提供。

 

運動全般を行いながら人間成⻑を望むお子さんにはその希望に合わせた新プログラムを増設することに決めました。

 

それが、サッカー特化型スクールとレインボースポーツの設立です。

 

そして現在まで取り組んできましたサッカーのフリースクール”Seven piece”はより地域全体で子どもたちを支えていく形に姿を変えて、行政や⺠間企業様と協力のもと、機会提供を行うことに決めました。

 

ここでそれぞれのプログラムについて簡単にご説明します。  

 

 

・レインボースポーツ

 

 

・サッカー特化型スクール

 

 

・スクール講師の紹介

 

 

 

この新たに２つのスクールを開設していきますが、その全てに共通しているのは、子どもたちの成⻑を記録し、親御さんと共に見守れるようにしているところです。

 

この成⻑記録を目で追うことができることで、子どもたちは自分の成⻑を実感し、また親御さんは子どもたちの思い出や成⻑を残しておくことが可能です。

 

その成⻑記録の中で最も大事にしていることが、「人間的成⻑」です。その人間成長に対して運動の場所を提供することで、スポーツを教えるコーチ、 スクールに参加している他の子どもの親御さん、スクールの運営を支えてくださる地元企業の方々など、たくさんの人に接することになります。

 

その機会を活用し失われた人間的成⻑機会を提供します。 

 

 

 

 

 ● 今後の展望

昨年はサッカーのフリースクールのみの実施だったため間口の狭い取り組みとなっていました。

 

今後は、より地域に根差し、行政や⺠間企業、さらには大学などの教育機関を巻き込んで、地域全体で子どもたちを育む機会提供ができるように取り組んでいきます。

 

その第一弾として、子どもたちと地域企業が企画する運動会やお祭りなども企画しております。 

 

 

 

 

 ● 発起人の思い

このスクールはわたしたちだけで運営されていくのではなく、子供たちを思う皆様の支援により活動を広げていきます。

 

それは、子供たちにとって必要な場所の提供や物品の提供、また一緒に練習を手伝ってくださるスタッフとしてなど、わたしたちではまだまだ思いつかない部分も多々あります。

 

そんな知恵も含めて、子供たちの成⻑機会を作るこの居場所に参加していただけると嬉しいです。

 

● お客様の声

 

 

 

● 最後に

◯ 資金の使い道

スクールの運営に使用させていただきます。(使用用途例、場所代、物品代、スタッフ人件費など)

 

◯ プロジェクト終了後のスケジュール

2022年3月レインボースクールの開校

2022年夏 第一弾 Seven piece 祭の実施

*感染症の状況により変更することがあります。

 

私は子供の時、近くのグランドで毎日自主練習に明け暮れる日々がありました。 毎日、来る日も来る日もサッカーが上手くなりたい一心で練習してきました。

 

そしてその努力が実を結ぶ日がきました。その時、私でも不思議なのですが、いつも私が練習していたグランドに感謝の気持ちが湧いてきました。

 

あの時から約20年が経ちましたが、その時に感じた感謝の気持ちを忘れたことはありません。

 

私がスポーツを通して培われた心の成⻑を全ての子供たちに経験してほしい、どうかご支援よろしくお願いします。