《現地より》パートナー団体CWIN 心理社会カウンセラー サムジャナさんからメッセージ

今回はネパール マクワンプール郡にてともに児童労働削減事業を行う、現地パートナー団体CWINのドキュメンテーション・オフィサー / 心理社会カウンセラー サムジャナさんのメッセージをご紹介します。

私は2011年からCWINで勤務し、現在はシャプラニールと行う児童労働削減事業でプログラム・オフィサー兼心理社会カウンセラーとして活動しています。

私の主な役割は、子どもや保護者へのカウンセリング、活動の企画と運営、関係機関との調整、ソーシャル・モビライザー*の支援、研修や会議の実施などです。

*活動地のそれぞれの地区には「ソーシャルモビライザー」と呼ばれる地元の若者から選ばれたスタッフがいて、各地区のモニタリングや調査を行なう。

私がこれまでに担当した中で最も痛ましいケースのひとつは、父親の職場の雇い主によって作られた虚偽の借金を返すためにカーペット工場で働かされていた少年の事例でした。

少年は何年も働いていたにもかかわらず、その借金は一向に減らされることはありませんでした。彼は深い絶望と心の苦しみを私に打ち明けてくれました。私たちは地元の行政機関や労働局と連携し、彼とその父親を救出。法的措置が取られ、二人は偽りの借金から解放されました。

私たちが支援している子どもたちは、さまざまな理由で児童労働へ陥る危機の最中います。

学用品、授業料、交通費などの教育支援や、各家庭に合わせた個別支援を拡大することで、中途退学・児童労働を防ぎ、より多くの困難を抱える家庭が希望を持って暮らしていくことができます。

どうか、活動を応援いただければ幸いです。

＜クラウドファンディングを応援してください！＞

「児童労働をゼロに！都市へ働きに出される子どもを地方部で防ぐ」

​ ■目標金額：300万円

■募集期間：2025年10月1日（水）9時 ～ 11月22日（土）23時 

■資金使途：ネパールのマクワンプール郡ヘタウダ市・マナハリ村で行う児童労働予防のための個別支援​