医療から支える若者たち：助産師としての使命感

はじめまして。私はヘリアです。助産師でヘルスオフィサーとしてシェアで働いて1年3か月が経過しました。

この事業にかかわり、今まで知らなかった首都ディリの悲しい現実を知ることができました。若年妊娠によって学校に通わなくなる、恥ずかしくてケアを受けられない、誰にも相談できない、苦しくて命を絶ってしまう…若年妊娠によるいろいろな課題がわかりました。

私は助産師ですので、特に保健センターの医療職者と関わることが多いです。

「助けたいけれど、若年妊娠した子にどう接すればよいのかわからない」

「一番大切な情報は何か、伝えるべきことを伝えたい」

など、これまでの経験を踏まえ、どうなりたいか話してくれます。

若年妊娠した子に対するケアを適切におこなえるよう、医療職者たちの技術を上げる必要があります。医療職者たちが心地よく、やさしい気持ちをもって患者と接すれば、苦しみを取り除くことができ、自殺を図る子、親とうまくいかない子、遺棄してしまう子を助けられると思います。

また、技術を上げても器具がなければ、良いケアを提供することはできません。

器具を清潔に保てるように日々のメンテナンスについても知識と技術の提供を行いたいと考えています。

このような事業に自分も参加できることに誇りを持っています。

頑張って活動していきますので、皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします。

シェア＝国際保健協力市民の会

東ティモール事務所

ヘリア・アぺリア・ウアイ