支援総額
目標金額 400,000円
- 支援者
- 249人
- 募集終了日
- 2021年2月24日
応援メッセージ#02 岡崎雄二郎さん
二日目で54人の支援者で20万円、82冊のご支援が集まりました。みなさんありがとうございます。本の予約冊数が200冊になるまでは続けますので、どうぞ皆さん、最終日までよろしくお願いします。
今日の応援メッセージは学生時代 古墳調査でお世話になった岡崎さんです。休憩時に地元の作業員さんが持参するおいしい漬物とお話が面白く、授業をサボりながら調査に参加していました。
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「戦争」という過ちを、私たちは二度と繰り返してはいけない
岡崎雄二郎(元松江市教育委員会参事、日本考古学)
この度初めての企画本「島根の戦争遺跡」が上梓される運びになったことは、同じく歴史を調査・研究する一員としてまことに喜ばしく思います。この企画を聞いたのは今夏のことですが、代表の若槻さんをはじめわずか数人で、しかも短期間にまとめられたことは驚異というほかありません。
教育委員会で遺跡の発掘調査を担当していた私も、かつて茶臼山の北麓で古墳時代の横穴墓の推定地を調査したことがあります。掘ってみると十能や薬莢が出土し、結果として「監的壕」という大砲の弾が的にうまく着弾するかどうか監視する壕だったのです。これが戦争遺跡との初めての出会いでした。
史跡松江城では、県庁北の千鳥橋の架け替え工事で立会したところ、陶器製の擬宝珠が発見されました。調べると、出雲市大津の萬祥山窯で金属供出のため、城山周辺の橋の代用擬宝珠を焼いていた事が分かりました。この擬宝珠はまさに戦争遺物とでも言うべきものです。
今回こうした戦争遺跡や関連遺物のことを思い出して感ずるのは、人々の心をはじめ、すべてを犠牲にしてしまった「戦争」という過ちを、私たちは二度と繰り返してはいけないということだと思います。
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プロフィール: 昭和22年安来で生まれる。中学時代に考古学に興味を持ち、薄井原古墳などの発掘調査に参加した。昭和46年から平成19年3月まで、松江市教育委員会で文化財行政の仕事を担当し、開発がらみの遺跡の発掘調査や松江城の調査・整備事業を行う。現在は、松江城調査研究委員会城郭史部会の専門調査員として、松江城の謎を追い求めている。
リターン
2,000円
私も『島根の戦争遺跡』を読んでみたい
御礼のメール送付
ガイドブック『島根の戦争遺跡』1冊
- 支援者
- 206人
- 在庫数
- 41
- 発送完了予定月
- 2021年4月
4,000円
もう1冊は家族や友人に贈りたい
御礼のメール送付
ガイドブック『島根の戦争遺跡』2冊
- 支援者
- 24人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2021年4月
10,000円
全力応援 場所等を相談のうえで代表 若槻が現地ガイド。(有効期間1年)
御礼のメール送付
ガイドブック『島根の戦争遺跡』3冊
場所等を相談のうえで代表 若槻が現地ガイド
- 支援者
- 19人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2021年4月